サムスンは米国ラスベガスで開催される2013 International CESに先立ち、8日午前8時よりプレスカンファレンスを開催。世界中から詰めかけたプレス陣の目で、同社初となる85Vインチの4K(Ultra HD)テレビ『S9000』を披露した。
■85インチのUltra HDテレビを発表
枠のなかにテレビが浮いているようなフレームをあしらった独特なデザインが特徴。本体には最大出力120Wのオーディオシステムと、ジェスチャーコントロールに対応したカメラ機能も搭載。なお、具体的な発売時期や価格は明らかにされなかった。
テレビの回りのフレームがスタンドになるような独特な形状。フルHDからのアップコンバートでの表示にも対応する。
同じく次世代テレビとして、有機ELテレビも発表。55VインチのフルHDモデルで、こちらも発売発表のアナウンスのみ。3Dメガネを利用して、2人に別々の映像を見せる機能を搭載。
■'13年の液晶テレビは1.3GHzクアッドコア搭載
サムスンがプレスカンファレンスで最も力を入れていたものが、同社の液晶テレビの『F8000』シリーズほか、4Kモデル、有機ELモデルも搭載している“スマートテレビ”としての機能だ。
F8000は1.35GHzのクアッドコアCPUを搭載し、昨年モデルより3倍も高速化。“INTELLIGENT VIEWING”として自然言語での音声認識による操作が可能で、声をかけて機能を呼び出すと“S-Recommendation”と呼ばれる機能により、おすすめのストリーミング作品をピックアップして紹介する。GUIの操作は新たにハンドジェスチャーにも対応。
↑サムスンの2013年モデルの中核機種となるF8000シリーズ。最大75インチまでを展開する。
↑クアッドコアCPUの搭載を大々的にアピールした。
過去の機種に対しても取り付けるだけで同機能を追加可能なアップグレードキット『Samsung 2013 Evolution Kit』も発売。'11年以降の機種に取り付けられる。
そのほか、WiFi対応でEvernoteとGoogleカレンダーにアクセスし、レシピや賞味期限を管理できる冷蔵庫も発表。
すでにたくさんの新製品が発表されているが、実はまだ会期前日のプレスカンファレンス。ほかにも新製品の登場が期待されるので、お楽しみに!
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