米国や英国で販売が開始されているAndroid4.2のリファレンス端末『Nexus4』を入手しました!
じゃーん
Nexusといえば、のカラーリングに壁紙の外箱。これはLGエレクトロニクス製ですが、ネクサスらしさを前面に押し出していますね。
本体は、最近のLGのスマホはカクカクしたデザインのものが多かったこともあり、LGらしくないというか、むしろサムスンが開発したGALAXY NEXUSに似てますね。ソックリ。
ただし背面は全然違っています。角度を変えるとキラキラ光る地模様入りで、凹凸やカーブはなし。表面はツヤテカなので思いっきり手のアブラが目立つのはマイナスですけど、高級感あります。
↑光を反射して光る地模様入り。
あと、ディスプレー表面は最近多いフチだけカーブしているタイプです。保護フィルムを貼りにくいやつですね。GALAXY NEXUSは画面全体がほんのり弓なりに曲がってましたけど、コレはそこまではしていません。フチだけです。
細かいですけど、バッテリーカバーはねじ止めされていて取り外し不可。また、マイクロSIMはトレー方式で、iPhone5と同様にトレーを取り出すためのピンが付属します。
LG自慢のディスプレーは、4.7インチ、1280×768ドットのIPS液晶で精細さは約318ppi。4インチ、1136×640ドット、326ppiのiPhone5といい勝負です。実際に比較してみると、iPhone5ほど鮮やかではなく自然な色あい。縦長のiPhone5のほうがウェブを表示できる情報量は多いかな、と思いましたが、テキストと画像が混在するタイプのウェブページでは、横の画素数が多いNexus4のほうが1行に表示できるテキスト数が多く、その結果情報量も多くなりました。これが0.7インチの違いなんですね。
↑週アスPLUSを表示。Nexus4のほうが一度に表示できる情報量が多かった。
さて! Android4.2を見てみましょ。……とすでにお気づきかもですが、言語には日本語もあらかじめ入っていました。フォントも。設定で選択するだけで日本語が使えます。入力プログラムは“iWnn”です。
しかし、以前Nexus7のAndroid4.2アプデ記事でも言及したように、ジェスチャータイピングは日本語非対応です。ちょー悲しい。楽しみにしていたのに。
↑キーボード上でa→n→d……と指を滑らせていくと入力できる“ジェスチャータイピング”。楽しいので、言語を英語に変えて試してみてください。
Android4.2の特徴はいろいろありますが、マルチアカウントはスマホでは使用できません。タブレットのみでした。そりゃそうか。
ロック画面にウィジェットを置く機能は便利。置けるウィジェットはカレンダー、デジタルクロック、メール、メッセージ、Gmailなど限定されますが、ホーム画面を開いてアプリを起動せずスグに確認できるのは非常に実用的です。
↑ホーム画面同様、ロック画面も左右フリックで切り替えられます。左の画面の“+”をタップしてウィジェットを追加します。
そして、最後に試したのが360度パノラマ撮影機能。これちょー楽しかった!
ガイドに沿って中央と上下左右、計5枚の写真を撮影すると、色みや明るさ、境目を調整して1枚の写真に加工してくれます。
↑360度パノラマのモードにして、まず中央の写真を撮影。すると、上下左右のガイドとなる4点が表示される。
↑4点のガイドに合うように端末を動かすだけで、それぞれの点で自動的に撮影される。撮る順序は何でもオーケー。
パノラマ撮影例
こちらは普通に撮った例
カメラを横に構えても、こんなふうに縦長の写真に仕上がります。ただしどうも、正確には360度じゃないような……。いえいえ、上方は真上近くまでカバーできます。なので高さがある対象を撮るのに生かせそう。
横に動かすパノラマはズレが生じやすくて、意外に撮るのにコツがいります。一方この360度(?)パノラマはガイドに沿ってちょこちょこっと動かすだけとカンタンで、加工の精度も高く撮っていてとっても楽しいんです。これは遊べますよ。
なお残念ながら、いわゆる“技適マーク”(技術基準適合証明のマーク)はありませんでした。日本ではGALAXY NEXUSが成功したとはいえないこともあり、Nexus4をキャリアから発売するのは難しそうなんでしょうかね。出たら絶対間違いなくジャイアン鈴木は買うと思うのですが……。あ、あと、あたらし氏も。
●関連サイト
・グーグルの製品ページ
・LG UKの製品ページ
※編集部は、技術基準適合証明(技適)を受けていない通信機器の利用を勧めるものではございません。通信機器は各国の法律に基づいて利用してください。各国の法律に反して利用しても、編集部は一切責任を負いません。
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