ミクシィとDeNAは11月22日に共同会見を行ない、ソーシャルゲーム事業で業務提携をするを発表した。
2013年春に“mixi ゲーム”のスマートフォン版をリニューアルし、“Mobage”(モバゲー)上のタイトルを配信できるように開発基盤の共通化を実施する。スタート時での配信タイトルについて公表されなかったが、有力タイトルはそろえたいとしている。
会見にはミクシィの笠原健治代表取締役社長と、DeNAの守安功社長が登壇した。
現在ミクシィには月間で800万人以上のログインユーザーがおり、スマホからの利用者が増加中。Mobageもコイン消費がスマホのユーザーが9月期に初めて、フィーチャーフォンのユーザーを上回ったという。そこにきてのスマホゲーム事業における業務提携にいたった。
守安氏によれば、複数のプラットフォームにゲームを提供するデベロッパーから「仕様が異なる開発基盤はリソースが足りないと話を聞いている。開発を終えたあともソーシャルゲームは日々の運用が必要でコストがかかる。グローバル化しようとすると、よりリソースがかかる。ブラウザーがヒットすると、アプリが必要になってくるなど開発リソース、工数はいくらでもかかってくる。そこに対するのが今回の業務提携」と、開発環境の共通化がデベロッパーにとってのメリットがあるとした。
そのうえで「ミクシィ側にはタイトルが増えるメリット、DeNA側にはデベロッパー側の工数が減ることにより、より多くのゲームが提供してもらえると考えている」とミクシィ、DeNA、デベロッパー、ユーザーと4者にとってメリットがあると語った。笠原氏もミクシィの強い「コミュニケーション部分をよりパワフルに進めていける」とし、タイトルに関しても「有力なタイトルをスタート時に出していけるかは、これから詰めていく」とした。
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