楽天が電子書籍の新端末kobo gloとminiを発表。三木谷社長の狙いとは？

2012年11月02日 08時00分更新

　11月1日、楽天が電子書籍の新端末、『kobo glo』と『kobo mini』を発表した。kobo gloに関しては同日に予約をスタート、11月15日に販売される。
　

kobo glo
●直販価格 7980円
●楽天
※11月15日発売予定

●おもなスペック

液晶ディスプレー:6インチ（1024×758ドット）
メモリー:2GB（最大32GB）
通信機能:802.11b/g/n
インターフェース:マイクロUSB
対応ファイルフォーマット:EPUB、PDF
サイズ/重量:114(W)×157(D)×10(H)mm/185g
カラー:ブラックナイト、ピンクサンセット、ブルームーン、シルバースター

kobo mini
●直販価格 6980円
●楽天
※12月中旬発売予定

●おもなスペック

液晶ディスプレー:5インチ（600×800ドット）
メモリー:約2GB
通信機能:802.11b/g/n
インターフェース:マイクロUSB
対応ファイルフォーマット:EPUB、PDF
サイズ/重量:102(W)×133(D)×10(H)mm/134g

『kobo glo』は解像度が1024×758で、メモリーもマイクロSDカードを利用すれば、最大32GBまで増設可能な6インチ電子ブックリーダー。フロントライトを搭載し、場所を選ばず読書がより快適にできる仕様になっている。価格は7980円で11月15日発売予定。

　楽天の三木谷社長はこの新端末はマンガを読むためのデバイスであることを強調しており、日本に本社があるからこそできるローカライズされた製品だと語った。と、同時に発表会時にスーツの胸ポケットから取り出し、軽さと薄さ、モバイル性をアピール。

　そして今回は、女性や子供も持ちやすい5インチの電子ブックリーダーも併せて発表された。実際に手にしてみたが、本当に軽い！　134グラムと、板チョコ2枚半くらいの重さしかない！　価格は6980円で、12月中旬に発売予定。

　会見で三木谷社長は、電子書籍端末とタブレットの立ち位置は異なることを前提に「白黒端末においては絶対的な自信がある」と明言。今後は楽天市場との連携で、より幅広い層にアピールしていくとのこと。

　なお、今後の展開として、カラー端末の『kobo arc』の日本市場の投入や、アンドロイド用アプリは年内に、iOS用アプリは近日に提供予定とのこと。現在は6万5000冊ほどのタイトル数だが、年内の目標である20万冊に向けて、着々と書籍数を増やしていくとのこと。ラインアップの充実も期待したいところだ。