iPad miniは第三世代iPadやiPad2とどこが違うのか? マルっとわかるスペック比較をつくってみました。さらに旧モデルの初代iPadも横に並べてみたので、「第三世代iPad・iPad2をガマンしたぶん、iPad miniを買っちゃうもんね!」という初代iPadユーザーの方もこちらをチェック。
一番大きなポイントは外観。『iPad mini』の名前通りに小さくなりました。これまでのiPadシリーズと大きく異なるサイズです。ざっとスペックを眺めてみてましょう。CPUはiPad2と同じで、デュアルコアApple A5チップ搭載。(クロック数は明らかになっていませんが、iPad2と同じかも?)
ディスプレーサイズは、7.9インチながら解像度がiPad2の9.7インチと同じ1024×768ドット。解像度は同じでもサイズが小さくなった分、高精細に見えるとしています。残念ながらRetinatディスプレーは採用されませんでした。
続いて光学系です。iSightカメラことバックカメラは第三世代iPadと同等。FaceTime HDカメラことフロントカメラはQVGAにパワーアップ。これは同日発表の第四世代と同じです。
バッテリーも第三世代iPadと同等です。
厚みはiPadシリーズを通じて過去最も薄くなりました。第三世代より2.2mm減。
最後に重量です。Wi-Fi版、Wi-Fi+4G版とも第三世代の半分以下で一気に軽くなりました。サイズが従来シリーズの半分程度なので、妥当な数字ではないでしょうか。
iPad mini | 第三世代iPad | iPad2 | iPad | |
モデル | Wi-Fi, Wi-Fi+Cellular | Wi-Fi, Wi-Fi+4G | Wi-Fi, Wi-Fi+3G | Wi-Fi, Wi-Fi+3G |
容量 | 16/32/64GB | 16/32/64GB | 16/32/64GB | 16/32/64GB |
CPU | Apple A5(デュアルコア) | Apple A5X(デュアルコア、 クアッドコアグラフィックス ) | Apple A5(デュアルコア、1GHz) | Apple A4(1GHz) |
ディスプレー | 7.9インチ、 1024×768ドット | 9.7インチ 、 2048×1536 ドット(Retinaディスプレイ) | 9.7インチ 、 1024×768 ドット | 9.7インチ 、 1024×768 ドット |
バックカメラ静止画 | 5メガピクセル | 5メガピクセル | 960×720 ドット | なし |
バックカメラ動画 | 1920×1080 ドット(1080p HD) | 1920×1080 ドット(1080p HD) 、最大30fps | 1280x720 ドット(720p HD)、最大30fps | なし |
フロントカメラ静止画 | 1280×960ドット (QVGA) | 640x480ドット(VGA) | 640x480ドット(VGA) | なし |
フロントカメラ動画 | 1280x720ドット (720p HD) | 640x480ドット(VGA)、最大30fps | 640x480ドット(VGA)、最大30fps | なし |
Wifi | 802.11a/b/g/n | 802.11a/b/g/n | 802.11a/b/g/n | 802.11a/b/g/n |
SIM | Nano-SIM | Micro-SIM | Micro-SIM | Micro-SIM |
センサー | 3軸ジャイロ、加速度センサー、環境光センサー | ジャイロスコープ、加速度センサー、環境光センサー | 3軸ジャイロ、加速度センサー、環境光センサー | 加速度センサー、環境光センサー |
バッテリー:3G/4G通信でのネット | 最長9時間 | 最長9時間 | 最長9時間 | 最長9時間 |
バッテリー:Wi-fi通信でのネット、ビデオ再生、オーディオ再生 | 最長10時間 | 最長10時間 | 最長10時間 | 最長10時間 |
高さ | 200 mm | 241.2 mm | 241.2 mm | 242.8 mm |
幅 | 134.7 mm | 185.7 mm | 185.7 mm | 189.7 mm |
奥行き | 7.2 mm | 9.4 mm | 8.8 mm | 13.4 mm |
重量 | 308g(Wi-Fi), 312g(Wi-Fi+ Cellular) | 652g(Wi-Fi), 662g(Wi-Fi+4G) | 601g(Wi-Fi), 613g(Wi-Fi+3G) | 680g(Wi-Fi), 730g(Wi-Fi+3G) |
※ 容量等スペックはいずれも各モデルが発表された当時のものです。
※ こちらの表は既存モデルとの比較を目的としているため、同日発表の第四世代iPadは含んでいません。
上記のスペック表以外では、LTEでの高速通信対応も発表されています。カラーはホワイトとブラックの2色。通信事業者はKDDIとソフトバンクの2社。
価格はWi-Fi版が16GBで28,800円、32GBで36,800円、64GBで44,800円。Wi-Fi+Cellular版が、16GBで39,800円、32GBで47,800円、64GBで55,800円。
上記表には加えていませんが同日発表された第四世代iPadは第三世代よりも若干のパワーアップをしています。また、iPad2も変わらず併売されるそうです。とりあえずiPadをもちたいという方には選択肢が増えたんじゃないでしょうか。
Wi-Fi版の発売は11月2日午前8時開始で、予約は10月26日から。Wi-Fi + Cellularモデルは11月下旬予定とのこと。
●関連サイト
アップル - iPad mini - 技術仕様
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