毎日増える紙の資料やメモの置き場に困っている人は多いはず。しかし、いちいちメモや資料を大型スキャナーで1枚づつスキャンするのも面倒だ。
そこで、スリー・アールシステムが発売したWiFi機能搭載のハンディースキャナー『3R-HSAP800WIFI』を試してみた。
ハンディースキャナーなら、必要な場所だけ上からなぞって簡単に紙のメモなどをデータ化できる。スキャンして保存したら、元のメモは捨ててしまえばいい。
しかも『3R-HSAP800WIFI』はWiFi機能を搭載し、PC以外にスマホやタブレットにもケーブルレスでスキャンしたJPEGやPDFを転送できるのだ。
スキャン方法もとっても簡単。スキャンしたい紙の上にハンディースキャナーを置いて“SCAN”ボタンを押下。SCAN LEDが点灯中に紙の上をハンディースキャナーでなぞり、終了したい場所まで来たら再度“SCAN”ボタンを押下するだけ。
ただし、あまり紙の上をなぞる速度が速いとエラーになる。アイロンをしっかりかけるような速度でなぞると上手くいくようだった。
スキャン画像は、JPEGまたはPDFでマイクロSDカードに保存される。解像度は、ファイン、高解像度、低解像度の3段階。カラーとモノクロの切り換えも可能だ。
↑側面にある矢印と矢印の間を縫うようになぞってスキャンする。下部には、ゴムロールが付いているので横に滑り難く、まっすぐスキャンできる。 |
↑21×27.5cmとほぼA4サイズの週アス本誌をスキャン。左が低画質、右がファインの拡大画像。低画質では若干文字がぼやけるが、文字ははっきり読めるので実用レベル。 |
付属のUSBケーブルを使えば、直接本体に挿さっているマイクロSDカードのファイルをPCに有線で転送できる。WiFiで接続すれば、PC以外にもスマホやタブレットのブラウザーからファイルの閲覧、保存が可能だ。
↑SSIDとPassword、IPアドレスが本体側面に記載されている。ブラウザーのアドレスバーにIPアドレスを入力すると本体に接続。JPEGは、ダウンロードボタンでPDFは一度表示させてから保存可能。 |
↑ドキュメントスキャナ-などと違うところは、物をなぞるとスキャンできるところ。試しにノートパソコンのキーボードをなぞってみたらマクロ写真撮影したようにスキャンできた。 |
何より、折りたたみ傘ほどのサイズなので、ビジネス鞄の中に忍ばせておけるのがうれしい。紙資料のデータ化は、あとでまとめてやろうとすると大変だし、面倒がって結局やらないことが多い。
その点、紙のメモや資料を手渡されたら、こういったハンディースキャナーですぐにスキャンし保存する癖を付けておくと、いつでもデータとして確認できるので活用してみてはどうだろう。
3R-HSAP800WIFI
●スリー・アールシステム(関連サイト)
実売価格 1万9800円前後
SPEC
解像度 ファイン:900dpi、高画質:600dpi、低画質:300dpi
スキャン速度 ファイン時:カラー12秒/モノクロ10秒、高画質時:カラー8秒/モノクロ6秒、低画質時:カラー3秒/モノクロ2秒
保存可能枚数(1GB) ファイン時:約200枚分、高画質時:約440枚分、低画質時:約1300枚分
スキャン幅 約210mm
スキャン最大長さ ファイン時:最大88cm、高画質時:最大114cm、低画質時:最大248cm
保存形式 JPEG、PDF
インターフェース USB2.0、マイクロSD/SDHCスロット
保存媒体 マイクロSD/SDCHカード(最大32GB)
対応OS Widows7(32/64ビット)/Vista(32/64ビット)/XP(32/ビット)、MacOS 10.4以上
通信機能 802.11b/g/n
電源 アルカリ単三乾電池2本
付属品 マイクロSDカード(2GB)、専用ソフトケース、USBケーブル、ホワイトバランス調整シート、クリーニングクロス、アルカリ単三乾電池
サイズ/重量 約258(W)×31(D)×32(H)mm/約210g
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19,500円
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