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アイドリング!!!を観に渋谷に行こう! 渋はちライブ初回公演レポ

2012年09月14日 20時00分更新

 アイドリング!!!にとって新たな定期公演となる『渋はちライブ』が9月7日、東京・渋谷のマウントレーニアホール渋谷で開催された。品川から新宿、そして今回の渋谷へと場所を移し、どんなライブを見せてくれたのか、その初回公演に密着取材したぞ。

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客席側からの眺め。元が映画館のため客席に適度な傾斜が付いており、ステージを見やすい角度なのが嬉しい。

ライブ会場は元映画館

 会場のマウントレーニアホール渋谷は、さくら学院やぱすぽ☆など他のアイドルグループも利用しており、訪れたことのあるファンもいることだろう。収容人員は最大318人(着席のみの場合)で、ジュクはちライブからは少し減ったものの、ニコはちライブよりは多少大きく、ほど良いサイズ感と言えそうだ。

 なにより特徴的なのは適度なスロープがついた客席。同ホールはもともと映画館の渋谷ピカデリーだった場所で、客席側はほとんど当時の姿を残している。いっぽうでステージは幅9m×奥行き4.5mで新設されており、天井も7mと高いことから、収容人員のわりには立派なステージだと言えよう。

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ステージは幅9m、奥行き4.5m。全体が暗幕で覆われていることもあり、数字以上の広がりを感じさせる。

 ホールには立派な2階席も備えられており、全体的な雰囲気は大阪のなんばグランド花月(NGK)を2回りほど小さくした感じだろうか。なお商業ビルの6階という立地から、公演中のジャンプ行為は禁止。もっともこの会場の雰囲気ならジャンプせずにライブを楽しみたくなることだろう。

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最前列側から見た客席。2階席はけっこう立派な規模を持つ。ビル内とは思えないサイズの会場だ。

フラッグ1枚のみのシンプルなステージ

 アイドリング!!!の登場を待つステージは、奥側に暗幕が張られ、その手前側に『MAMORE!!!』の PV でおなじみのフラッグが吊られている。そのほかにはトラスが組まれるわけでもなく、テレビモニターやスクリーンもなく、ごくごくシンプルなつくり。それだけに、出演者はおのれのパフォーマンスだけですべてを表現することになる。

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ステージ背後には『MAMORE!!!』のPVで使われたフラッグ。この日、唯一の装飾だったが、この1枚でらしさを表現していた。

 開始時間になると、舞台上手からメンバー10名が登場。所定の位置に付くと、前説もなく1曲目の『SISTER』が始まった。その様子はあくまでパフォーマンスで魅せていくという決意表明かのようだ。

M1 SISTER
M2 MAMORE!!!

 最初の2曲が終わったところで、最初の MC タイム。こまめに MC を入れることで、舞台が単調にならないようにする作戦だろうか。ちなみにこの日のメイン MC は22号・倉田瑠夏が務めていた。

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渋はちライブのオープニングは『SISTER』。まさにここ、渋谷におけるアイドリング!!!としての歴史が生まれたのだ。
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背後からスポットライトが射すと、黒基調のステージにメンバーが幻想的に浮き上がっていた。。
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アンバー系の照明を多用していたためか、いつもよりアダルトな雰囲気も漂う。ダンスに大人っぽさが感じられた。

全員:アイドリング!!!でーす!

倉田:今日が記念すべき第一回の渋はちなんですけど、初めてのこの会場、どうですかとんちゃん?

外岡:初めて出てきたときに、いきなり始まったじゃない? まだお客さんが座ってて「お、始まるのか」みたいのが一回目っぽくていいなと思いました。

倉田:ちなみにみなさん、(この会場に)迷わず来れましたか?

朝日:まかせな! ホント、渋谷ならまかせなって感じだからね(鼻息)。やっぱ109(イチマルキュー)に近いってのが若者向きですよね。

倉田:こんなところにライブ会場があるなんて、私知らなかったんですよ。(客席に向かって)みなさん、座っても全然いいですよ。

河村:どうですか、座った感じは、みなさん? こうやって観てもらうの新鮮だなあ。自分だけがスクリーンの中にいるみたい。

倉田:(座席の肘掛けに)飲み物を入れるところあるじゃないですか? そこがサイリウム入れになってるんです。

会場:爆笑

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今回のメインMCは22号・倉田瑠夏(右端)。15号・朝日らとの軽妙な掛け合いでライブを盛り上げていた。
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客席のドリンクホルダーは、サイリウム入れと化していた。けっこうな本数を収納できる余裕がある。

 こんな感じで、映画館ふうの客席について触れつつ、倉田のスムーズな MC でライブは幕を開けた。会場の形状は独特ながら、まるでバラエティ番組を観ているかのようなスムーズかつ愉快な進行は、アイドリング!!!の定期ライブであることを実感させてくれる。

ライブでおなじみの自己紹介コーナー!

倉田:さっそく自己紹介に行きたいと思います。今日のテーマは「初挑戦の思い出」です。

外岡:初挑戦というか初デビューの日に、銀テープに絡まったことは一生忘れません。

河村:なんといってもトライアスロンです!

長野:ぷにぷに~! 先日、初めてインスタントヌードル(袋麺のことか)をつくったんですけど、ホントは鍋の中に入れるはずだったんですが、チキンヌードルみたいに間違ってお湯をどんぶりに入れてしまって、ふやけてしまいました(汗)。

朝日:小学校2年生の時のわんぱく相撲大会です。闘った時の思い出です!

橘:ゆりかるゆりかる~! つい最近の初めてなんですけど、クジラ肉の燻製というのを食べました。ぶっちゃけビーフジャーキーだったです。

倉田:つい最近なんですけど、スンドゥブ(韓国料理の純豆腐チゲ)って知ってますか? 辛いの苦手なんですけど挑戦して食べてみたら、すっごく美味しかったです。

伊藤:アイドリング!!!に加入して初めての撮影の時に、ボール投げしたのを覚えています。

尾島:お母さんから生まれたときに「あ、地上だ」って思ったことです。思ったはずです。

石田:小学校6年生の時に水泳大会があったんですけど、私25mしか泳げないのにリレーの選手に選ばれてしまって、それでビックリしたことです。

清久:この前ひとりでハンバーグをつくったことです。

河村:(朝日に向かって)奈央ちゃん、負けてんじゃん。

朝日:なに言ってるんですか!? 昔、豆腐ハンバーグつくったことあるし。

河村:ウソだよ。男の子だって言われているんだから、お料理くらいやらないと。

朝日:(今日のライブで私のことを)初めて観た人、ヘンな子に観られちゃうじゃないですか。「あの子、マジで?」みたいに。

会場:爆笑

 まさにアイドリング!!!節が前回の自己紹介に、客席はすっかり温まり、いつもの定期公演の空気感が戻ってきたようだ。ここで、定期公演ではおなじみのリクエストコーナーへと場面は変わっていく。

石田が緊張のソロに挑戦!

 記念すべき『渋はちソング リクエスト』第1回に選ばれたのは、意外にも5期生の28号・石田佳蓮。リクエストコーナーが初挑戦なのはもちろん、実は人前でひとりで歌うのも初めてだという。そんな石田は前日、母親といっしょにカラオケで練習までしたそうだ。

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渋はちソングリクエストで『タイヨウのうた』を歌い上げる28号・石田佳蓮。少し緊張しつつも自信をもって歌っていた。

M3 タイヨウのうた

 初めてのソロとは思えないほど、落ち着いた態度で歌いきった石田。もとより5期生の中では歌唱力が高いほうでもあり、いつものハスキーボイスが適度に曲調にもマッチし、客席を見事に魅了した。

 今回の出演メンバーには石田と同じ事務所の先輩が3人(外岡、長野、伊藤)もいたが、その長野は石田が楽屋で歌を練習しているのを聴き、ハスキーボイスがうらやましくなったとの感想を口にしていたぞ。

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歌い終わった石田に駆け寄るメンバーたち。同期の清久や同い年の倉田は本当にうれしそうだ(石田と倉田は誕生日がわずか2日違い)。

地方イベントにも積極的に出演!

 さらに MC は続き、話題は地方イベントに。9月9日の『家電フェア2012 in札幌ドーム』(出演:横山、河村、朝日、後藤、清久)や、9月15日の『イナズマロック フェス 2012』(滋賀県出身の橘ら全10人)について紹介。とくに橘は地元開催のライブに熱が入っていたぞ。

倉田:ゆりかる先輩! 夢が叶いましたね。

橘:夢が叶ったで~!

客席:拍手&歓声

橘:滋賀県出身の大スター、西川貴教さん主催なんです。イナズマロックフェスに出場させていただけるということがホントに楽しみなんです。関西のイベントというと大阪とか京都になりがちで、滋賀県って初めてですし、(私が地元に)凱旋するのも初めてなのでホントに楽しみで、ぜひ滋賀県まで来てください!

倉田:私、関西出身なんですけど、滋賀県に行ったことがなくて、だからすごい楽しみです。ほかのメンバーたちも初めてですよね。お客様で初めての方もぜひ、いっしょに来てください!

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イナズマロックフェスへの参加をカラダいっぱいに表現してみせた19号・橘ゆりか。この日の橘は表情が実に豊かだった。
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大先輩の外岡にMCの成長ぶりをほめられ、喜ぶ倉田。同期の伊藤はからかいつつもうれしそうだ。

 長めのトークで客席がまったりし始めたところで、2曲続けて披露。ライブ中盤とあって、思わずカラダが動き出すようなアッパーチューンを2連発だ。

M4 「職業:アイドル。」
M5 恋の20連鎖!!

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4曲目は『「職業:アイドル。」』。ライブ中盤を盛り上げるには絶好のナンバーだろう。
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堂々とセンターを取る30号・清久。お台場合衆国を経て、本当に表情が良くなってきた。
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いつもの決め台詞は12号・河村唯が担当。「アイドリング!!!が、渋谷に来たぞーっ!」
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すかさず『恋の20連鎖!!』を畳み掛けるアグレッシブなセットリストで、ファンのノリも絶好調に!
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清久の髪の毛がコスプレイヤーばりの紫色に!? 実はピンスポットの照明による光のイタズラだったのだ。
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ぷよポーズでエンディング。この日の演出は全体的に、曲終わりで暗転させるケースが多かった。

 5曲を終え後半戦に入ったライブでは、メンバーから本ライブへの印象が語られた。

伊藤:ニコはちライブだとモニターがあるじゃないですか。でもここにはないので、いつもよりお客さんと目が合う回数が増えたかなあって思います。うれしいですね!

橘:今日は平日(金曜日)なんですけど、交通アクセスのいい渋谷ならではということで、みなさんこの時間でもお集まりいただいて、本当にありがとうございます!

グループ史上初!? マイクも使わず完全生歌でお届け!

河村:そんな渋はちライブなんですけど、さっきは佳蓮ちゃんも初めてひとりで歌ってね。

石田:初めてでした。いままでのライブでもひとりで歌ったことはなかったですね。

河村:だから渋はちライブって言ったら、初めての試みみたいなのを、渋はちならではのなにかをやりたいじゃない?

一同:やりたーい!

 

河村:ウチらさ、売りはね、自分で言うのもなんだけど、ちゃんと歌ってることなんですよ。

客席:おおっ!(拍手)

河村:だからね、たまには音痴もいるよ(苦笑)。だけどね、(ちゃんと)歌ってるわけ。今回は生歌を披露してしまいたいと思います。マイクも使わずに、みなさんに声だけをお届けしたいです!

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真の生歌ライブを披露するために、マイクを舞台袖に置きに行くメンバーたち。

 河村が語ったように、マイクすら使わずに歌うのは無謀とすら言えそうな大胆な試み。小さな会議室などではなく、300人以上を収容する立派なホールでマイクなしに挑むのは、相当なチャレンジだ。

 舞台袖にマイクを置きに行ったメンバーたちの表情には、明らかな不安が見て取れる。だが、あらゆる無謀に挑戦してきたのがアイドリング!!!の歴史のはず。失敗を恐れないのが彼女たちのスタイルのはずだ。

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マイクを手にしていないと落ち着かないのか、しきりに顔や髪を触るメンバーが多かった。

M6 Don't be afraid

 かくして、挑戦1回目は誰一人として歌い出しをつかむことができずに失敗。ただ、生歌用に伴奏アレンジにも手が加えられていたため、いつもの感覚ではキッカケがつかみにくかったのも事実だ。そんな彼女たちに客席からは「恐れないで!」(Don't be afraid.)の声援が飛ぶ。

 そして再チャレンジ。先ほどの失敗で緊張感が収まったのか、今度は全員一斉に、正しいタイミングで歌いだすことができた。あとは、まるで女子校の合唱発表会を観ているかのような美しい風景。ハモりも交えた生歌には冷や冷や感はなく、立派なパフォーマンスとして成立していた。

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1回目のチャレンジは残念ながら失敗。両手を合わせて客席に再チャレンジをお願いしたぞ。
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掛け値なしの生歌を披露。緊張感を分かち合うためか倉田と朝日は互いの手を握り合っていた。
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直立不動で歌う尾島、うつむきがちに気持ちを入れる長野、合唱のように姿勢よく歌う外岡と橘など、歌い方は十人十色だ。
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神経を集中するため目をつぶりがちになる伊藤と清久、そして手を前で組んで緊張感を押さえる石田。
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ふだんは長野が担当する「誰だ」、「ボクだ」のパートを尾島が担当したためか、同い年の2人が目配せするシーンも。
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ついに完唱! 安どの表情をみせる尾島の横で、倉田と朝日は喜びのハイタッチ!

 歌い終えた彼女たちに、客席から割れんばかりの歓声。見事、生歌で場を支配してみせたアイドリング!!!には、観客から惜しみない声援が送られた。歌っている最中、伊藤は声が震えるほどの緊張感を味わい、長野はマイクで歌ったことすらないソロを担当、尾島はリハーサルでタイミングの合わなかった「誰だ、ボクだ、そうだ、ボクだ」を見事に成功させていた。

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主旋律を担当した長野がマイクを指差しつつ「マイクを通して歌ったことすらなかった」と告白していた。
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短くも印象的な「誰だ」、「ボクだ」を正しいタイミングで歌った尾島。練習ではまったく合わなかったとか。

 そしてやはり、外岡の見事な D メロを特筆したい。オリジナルバージョンでは9号・横山ルリカが担当するパートだ。横山の場合、ほとんどの歌い手がフラット気味のところから上げて合わせていく音程を、逆に上ずったシャープ気味の高さから正しい音に着地するという独特の歌いかたが持ち味になっている、

 それに対して外岡は、フラット気味から入るものの音程のアジャストが瞬時に行なわれ、最初からドンピシャな高さで歌っているように聴こえるシャープさが際立っていた。

 それでいてベルカント唱法のようにおのれの肉体を共鳴体として使いこなし、ノドだけで歌いがちな市井のアイドルとは一線を画すのびやかな歌声で、完全に場を支配してみせたのが印象的だった。6年超の経験は伊達ではないことを、あらためて実感させてくれたのである。

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アイドリング!!!の中でも最も印象的なDメロをもつ『Don't be afraid』。外岡は見事な音程と声量で歌いきってみせた。
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見事にソロを歌い上げた外岡に、長野も思わず「ヒューヒュー!」とエールを送る。。

 今回の生歌はメンバーにとって初経験なら、ファンにとっても初経験だったはず。大きなカタルシスによる満足感もあっただろうが、最後には最新シングルから3曲を続けて披露することで、1時間超のライブを美しく終わらせてみせた。

M7 One Up!!!
M8 苺牛乳
M9 女神のパルス

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ラストスパートは最新シングル曲からの3連発。まずはファンからの支持も高い『One Up!!!』。
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これまでの「○はちライブ」とは大きく雰囲気の異なる渋はちゆえ、こんなアングルの写真も決まる。
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細かな所作に女性らしさを感じさせた今回の渋はち。朝日のダンスにも女性らしい角度が備わってきた。
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イントロでの二重円の動きが印象的な『苺牛乳』。このあと伊藤がバランスを崩して危うく円が千切れかけたのはナイショだ。
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『苺牛乳』の曲中に数回しか出てこない、片足挙げのポーズ。脚の高さがそろっているのが頼もしい。
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初めての場所で初めての取り組み、という緊張感もすっかり解け、メンバーたちは魅力的な笑顔でパフォーマンスを見せていた。
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横に出したVサインとくれば、新曲『女神のパルス』。アイドリング!!!は常に印象的な振り付けを繰り出してくる。
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横Vサインを左から右に動かして「エーイベーックス!」(ウソ)。
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ライブのラストシーンもきっちりとVサインで決めてくれた。

今後は月2回ペースで開催の模様

 新しい場所で、新しいことが始まったことを強く印象付けることに成功した渋はちライブ。ここまで書いた模様のほかにも、長野や伊藤の意外なほどの安定感、倉田の物怖じしない MC、1ヵ月前とは比べ物にならないほど笑顔が増えた清久など、特筆したい点は少なくない。

 もちろん、1期生として精神的支柱の雰囲気すら感じさせた外岡、すべての歌とダンスの起点となる安定感の河村、時おり垣間見える妖艶さに18歳のいまを感じさせる朝日、定評のある歌に加えて自信にあふれた笑顔が観る者の心をつかむ橘、西洋的な長い手足と大きな動きが暗幕のステージに映える尾島まで、すべてのメンバーが、それぞれの大きな成長を感じさせてくれた。

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全9曲を終えたアイドリング!!! 1時間強ながら密度が濃く、きっちりおなかいっぱい感を感じさせてくれた。

 その背後には、毎年恒例のお台場合衆国を乗り越えてきた経験が生きているに違いない。そして、月イチ開催だったジュクはちライブから、おそらく月2回開催と回数が倍増する渋はちライブには、毎週末は定期公演というスケジュール感を定着させた品はちライブのように、メンバーたちをさらに成長させる場になってくれそうな予感が感じられた。

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お客さんが退場した客席をバックにポーズ。初ライブを終えた安心感と充実感が満ちている、いい表情を見せてくれたぞ。

●関連サイト

アイドリング!!!公式サイト
渋はちライブ
マウントレーニアホール渋谷

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