8月30日、東芝はIFA2012ブースで説明会を開催し、最新のWindows 8対応PCを発表しました。
■コンバーチブル型Ultrabook『Satellite U920t』
『Satellite U920t』は、ノートPCとタブレットの両方のスタイルで使えるコンバーチブル型Ultrabook。6月のCOMPUTEX TAIPEI 2012でお披露目されたあと、ついにIFAで製品として登場しました。
ディスプレーを180度に倒し、キーボード方向に向かってスライドさせることで、タブレットに変形します。12.5インチのIPSディスプレーは5点までの同時入力に対応。表面保護にゴリラガラスを採用し、指紋が目立ちにくいコーティングが施されています。
カメラはフロント1メガピクセル、リア3メガピクセルというデュアルカメラ仕様。最大8GBのメモリー、256GBのSSDを搭載可能。インターフェースはUSB3.0ポート×2、インテルのワイヤレスディスプレー規格(WiDi)にも対応します。厚さは19.9ミリ、重量は1.45キロとなっています。
ヨーロッパでは2012年第4四半期に発売予定。日本ではdynabook R800シリーズとして発売される予定です。
↑コンバーチブル型のSatellite U920t。 |
↑ノートPCとして使うならこの状態で。タッチパッドと画面タッチの両方に対応。 |
↑ディスプレーを倒してタブレットに変形できる。 |
↑タブレット化するとこうなる。 |
■タッチ操作対応ノートPC『Satellite P845t』
『Satellite P845t』は、従来型のクラムシェルタイプのノートPCとして初めて、タッチ操作に対応するノートPCです。
タブレットに変形するコンバーチブル型とは異なり、クラムシェル型のノートPCでタッチ操作に対応するには多くの課題があるとのこと。たとえば画面を指でタッチしたとき、PC本体の重量バランスが悪ければ安定して操作できないという問題があるとか。
14インチのディスプレーを搭載し、harman/kardon製のスピーカーを搭載するなど、プレミアム感のあるノートPCとなりそうです。
↑クラムシェル型としては初のタッチ対応ノートPC、Satellite P845t。 |
↑ノートPCでのタッチ操作には課題も多い。強力なヒンジを搭載している。 |
■オールインワン型PC『LX830 Touch』
『LX830 Touch』は、23インチディスプレーのオールインワン型PCです。ディスプレーはフルHD(1920×1080ドット)、最大16GBのメモリーや3TBのHDDに対応します。
外部GPUとしてNVIDIA GeForce GT 630Mを搭載しており、3Dゲームにも対応。本体前面の大きなスピーカーはオンキヨー製というこだわりの仕様です。ウェブカメラやカードリーダーも搭載しています。
↑23インチ、フルHDのタッチ対応オールインワン、LX830 Touch。 |
↑背面にはスタンドと各種インターフェースを搭載。 |
■東芝はWindows 8に期待大
東芝のPC戦略について説明した東芝デジタルプロダクツ&サービス社営業統括責任者檜山太郎氏によれば、東芝はWindows 8に大きな期待をかけているとのこと。特にタッチ対応を重視しており、今回発表したWindows 8対応PCもタッチ対応となっています。
↑Ultrabookのバリエーションを拡大する。 |
Windows RTについては部品調達の遅れを理由に提供を見送らざるを得なかったとのこと。引き続きWindows RT市場の動向には注目していくとしています。
Ultrabookについては、これまで薄さや軽さばかりを主眼に置いた製品が中心だったものの、今後は様々なユーザー層に向けたラインナップの拡充を目指しているとのこと。家庭向けからビジネス向けまで幅広いタイプのUltrabookを提供していきます。21:9の超ワイドディスプレーについても、今後さらに大画面のバージョンを検討しているそうです。
さらにはPCからの4K出力のデモもあり、テレビとの融合も見逃せないところです。
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