トヨタ自動車は8月25日、キャラホビ2012の会場にて、フルモデルチェンジした『AURIS』のコンセプトカーを発表。なんと、機動戦士ガンダムに登場するキャラクター『シャア・アズナブル』をコンセプトにカスタムしたモデルをお披露目した。なお、本コンセプトカーの販売は未定とのこと。
コンセプトデザインを担当したトヨタモデリスタインターナショナル 商品部 デザイングループ 松本雅治主任によると、今回のコンセプトカーの特徴は以下のとおり。ちなみに、松本氏は社内でもガンダム好きとして知られているという。好きなモビルスーツはシャア専用ズゴックとのこと。
・ボディカラーはモビルスーツの塗装をイメージし、つや消しのワインレッドを基調。
・トヨタのロゴはすべてジオン公国のマークに変更。
・ボディー各所にはジオン公国のロゴをはじめ、モビルスーツをイメージした文字マーキングを配置。
・ルーフ部分にはシャア専用機のシンボルともいえる隊長機を示す角を装備。
・リア部分はモビルスーツのバーニア(噴射口)をイメージしたマフラーエンドを装備。また、ボンネットの上にエアダクトが設けられている。ボンネットの“MS-186H-CA”とは、MSがモビルスーツ、186Hがオーリスの車輌形式の一部、CAがシャア専用という意味のようだ。
・タイヤホイールの部分に“ZEON”のロゴ。
・車内インテリアも車体と同様の赤をイメージしたデザインにカスタマイズ。スタータースイッチにジオン公国のロゴを配置。ハンドルグリップは滑りにくい素材にカスタム。またアクセルなどをアルミ素材に変更している。なお、今のところカーナビはカスタマイズされていない。
松本氏によると、ボディカラーの選定にいちばん苦労したという。“ファーストガンダム”に登場する『シャア専用ザク』のようにピンクとワインレッドのツートンカラーだと可愛らしくなってしまってシャアのイメージに合わないので、『逆襲のシャア』に登場するモビルスーツ『サザビー』に近いイメージにしたそうだ。本コンセプトカーは反響が大きければ販売を検討したいとのこと。
「私が乗るということは3倍の性能が出るのだな?」
キャラホビのステージでは、シャア・アズナブル役の声優 池田秀一氏とアムロ・レイ役の声優 古谷徹氏のトークショーが行なわれた。
トークショーでは、なんと今まで行なわれたことがないという、池田氏と古谷氏の機動戦士ガンダムの生アフレコを披露。ア・バオア・クーでシャアとアムロが決闘する1シーンを生で聞くことができた。これには会場の観客たちが大興奮。
また、コンセプトデザイナーの松本氏を交えたトークでは、池田氏が「私が乗るということは3倍の性能が出るのだな?」とシャアの声で聞くと、松本氏は「3倍のスピードが出るとシャア大佐がスピード違反で捕まってしまうので……通常版の『AURIS』と同じ性能です」と申し訳なさそうに答えるシーンも見られて会場を沸かせた。古谷氏は連邦バージョンもつくってほしいと松本氏に要望。連邦バージョン車に乗り、池田氏のシャア専用車といっしょにゴルフに行きたいと語った。
本コンセプトカーは『AURIS』の格好良さとうまくマッチングさせたデザインがすばらしい。ぜひ販売を前向きに検討してほしいところだ。
(C)創通・サンライズ
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トヨタ自動車『AURIS』
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