週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

1個16万円以上もするCPUを2つ買ったらやんちゃすぎて泣けてきた

2012年08月25日 17時00分更新

2CPUで16コア32スレッド動作の自作PC“大紅蓮丸”
大紅蓮丸

 経緯は既報でお伝えしたので省略しますが、ついにマイプレシャス自作PC“大紅蓮丸”に見合う、超ハイエンドCPUを買っちまったイッペイです。CPUは8コア16スレッド動作のXeon E5-2687W(定格3.1GHz、MAX3.8GHz)で、1個16万3800円で2つ買いました。信じられます? CPUだけで33万円ぐらいの出費ですよ。もちろん、分割払い(10回)です。マザーは6万7800円のEVGA『SR-X』。もう40万円ぐらい投資している計算になります。もしも奥さんがいたら素っ裸で家を追い出されても仕方ない浪費ぶり。ひとり身でラッキー!

合わせて32万7600円のE5-2687W様方
大紅蓮丸
SR-Xに雄々しく鎮座なされたE5-2687W様方
大紅蓮丸

 震える手でそっと、生まれたての子犬の頭をなでるようにそっと、慎重にE5-2687Wをマザーに設置。メモリーは12スロットもあるので、豪勢に16GBを12枚……はないので、手持ちのPC10600 DDR3の4GBを合計8枚挿しました。SSDは128GBのCrucial m4、グラボはひと昔前のGeForce GTX460(OC版)と、絞れるところは極力節約。

 しかし、惜しんではいけない部分も。PCケースはHPTXが入るものだと、あまり選択肢はなく、2万円以上からの戦いになるので購入は保留しました。また、CPUが2つあるせいで、CPUの補助電源(4+4ピン)も2つ必要です。そこで4+4ピンが2本ある電源ユニットを探したところ、1000Wクラスのものが大半であることが判明。価格も2万円以上の選手がごろごろ。

4+4ピンのCPU補助電源
大紅蓮丸
こっちにも4+4ピン
大紅蓮丸

 さて、困った。というか、困ることになるだろうと思っていたところ、CPUを買った秋葉原のTSUKUMOで見つけちゃいましたよ。特価の大容量電源を!

LEPA『G1600-MA』
大紅蓮丸
4+4ピンが2本
大紅蓮丸

 この『G1600-MA』は、発売当初(5月末)は3万2000円前後だったらしいんですが、なんと特価で1万4800円でした。「この短い間に彼になにがあったんだ……!?」と訝りましたが、この価格で1600W(実際には一般家庭では1500Wが限界)は破格、4+4ピンは2本だし、グラボ用の6+2ピンは10本もついております。しかも、メインの24ピンまで外れるフルモジュール式。さらに80PLUS GOLD。なのに1万円台半ば!

 どうです? なんだか都内なのに1LDKの賃貸物件が4万円を切ってますみたいな、不気味さを感じませんか? でも、そのときの僕は小躍りしながらレジに持って行きました。

すんなり起動、CPUネームを確認
大紅蓮丸
もう1個も確認
大紅蓮丸

 しかし、通電してみるとなんの問題もなく動作。現在までトラブルはないので、いまのところ良い選択肢だったと思います。

Windows7 Professionalをインストール
大紅蓮丸

 OSはDSP版Windows7 Professionalの64ビットにしました。Home Premiumだと物理メモリーは最大16GBなので、最大192GBまで認識できるProfessional以上が求められます。せっかく12枚もメモリーが挿せるのにこれ遊ばせておく手はありませんよね。

壁紙を入れて完成
大紅蓮丸

 さすが高級マザーだけあって、付属CDにはドライバーやソフトのほか、壁紙も入ってました。粋ですなぁ。

32スレッドの動作を確認
大紅蓮丸

 CINEBENCH R11.5を回すともれなくフルスレッド100パーセント動作。壮観です。メモリーも無事32GB認識。このタスクマネージャーを見るためだけに40万円払ったようなもんです。

CINEBENCH R11.5で25ptオーバーを記録!
大紅蓮丸

 マルチスレッドテストでは25.36ptという驚異のスコアーをたたきだしました! コアi7-3770Kでは7.48ptぐらいなのでその約3.4倍、コアi7-3960Xでも10.45pt程度なのでその約2.5倍の性能になります! しかし価格で比較すると、コアi7-3960Xは8万6000円前後なので、その2.5倍と言ったら21万5000円! コアi7-3770Kなんて2万8000円前後ですから、その3.4倍と言ったら9万5200円ですよ! つまり、全然元が取れてねーんですよ! コストパフォーマンスを考えるとやんちゃすぎて涙が止まりません!

 でもね、いーんです。コスパなんて性能が上に行けば行くほど、悪くなるのは常。そんなことを気にするよりも、このPCでしかできないことを模索したほうがよっぽど有意義だと思うのです。

 というわけで、今後も大紅蓮丸の強化は続きます。できれば、メモリーやグラボ、ストレージなども最新のものに強化していきたいです。とはいえ、まずはローン返済。カップラーメンうまー!

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります