待ちに待ったXperia GX SO-04DとSX SO-05Dがついに発売! 買ってみて実際に使ってみて気づいたポイントを紹介します。
1 エリア連動Wi-Fiがめちゃくちゃ便利
WiFi設定と位置情報を組み合わせることで、登録した場所でのみWiFiが自動でオンになる独自機能を搭載しています。この機能により、手動でオンオフしなくても必要な場所では自動で無線LANがオンになってくれます。
実際に使ってみると、オンオフ操作が発生しないのは非常にラクでとても気に入りました。“設定”→“その他”→“エリア連動Wi-Fi”から。
2 ロック画面に情報を表示する機能が便利
Xperia NXなどにもあった機能ですが、ロック画面に不在着信やカレンダーの予定を通知してくれる機能が地味に便利。時計を見ようと画面を点灯させたときに、ふと明日の予定に気づかされるといった具合です。
ロック画面の時計部分は左右に動かせるようになっており、左にはアプリのショートカットを4つまで、右にはミュージックプレーヤーの操作ボタンが配置可能です。これらは“設定”→“画面設定”→“ロック画面設定”から。
また、標準で置かれているXperiaの時計ウィジェットは、現在時刻の下部に直近のアラーム時刻が表示される仕組み。いちいち“時計”を開いて確認しなくても、明日の朝のめざましが何時にかかっているかわかります。
3 バッテリーのもちはGXと僅差
端末の小ささを最大のメリットとしてXperia SXを選んだわけですが、GXと比べて少し劣っているバッテリー容量が気にかからないわけではありません。実際に計測してみたところ、GXのほうが容量が大きいため駆動時間は長いものの、SXは画面が小さく省電力なため、差が縮まって大差ないという結果になりました。
テスト方法:Xi接続し、標準ブラウザーでNonstopTUBE(外部サイト)にアクセスしてネット動画を連続再生。バックライト輝度は50%に設定し、フル充電から電源が切れるまでの時間を計測。2回テストした値の平均。
4 GXとの性能差もほぼない
CPUとメモリーは同じ2機種だが、参考までに各種ベンチマークアプリを実行してみた結果が下記の通り。
AnTuTu Benchmark v2.9 | ||
---|---|---|
GX | SX | |
総合 | 6006 | 6920 |
CPU | 3137 | 3269 |
GPU | 795 | 1596 |
RAM | 1211 | 1270 |
I/O | 863 | 784 |
Quadrant Professional 2.0 | ||
---|---|---|
GX | SX | |
総合 | 4566 | 4862 |
CPU | 9627 | 9631 |
2D | 500 | 1032 |
3D | 1252 | 2262 |
Mem | 7335 | 7347 |
I/O | 4114 | 4040 |
nenamark2 v2.4 (fps) | ||
---|---|---|
GX | SX | |
総合 | 59.9 | 62 |
PEACEKEEPER | ||
---|---|---|
GX | SX | |
総合 | 423 | 469 |
全体的にSXのほうがやや上回っており、特にGPUなど描画関連ではその差が大きくなっています。これは双方の液晶解像度の違いが大きく影響していると思われます。SXは540×960ドット、GXは720×1280ドットなので、情報量はGXの方が約1.78倍多い。それだけ描画処理にパワーが必要となるため、ベンチマークで描画能力の結果も悪くなります。ただ、実際に使った感覚では、パフォーマンス差はほとんど感じられず、ほとんど差はないといってよいでしょう。
5 暗い場所での撮影はGXと少し差がある
画素数の異なるカメラについても実写で比較してみました。SXは810万画素、GXは1300万画素ですが、810万画素でもじゅうぶんで特に困るシーンは感じられません。ただし、写りについては若干差があったと感じました。
[室内]Xperia GX |
[室内]Xperia SX |
[屋外]Xperia GX |
[屋外]Xperia SX |
暗めの場所ではGXのほうが鮮やか(特に赤)に写り、その差は顕著でしたが、明るい場所では差がわからないほど。SXユーザーとしてはホッとしたような結果でした。
以上、買う前には気づいていなかったけれど、SXを使ってみてわかったコトをご紹介しました。GXとSXの比較記事は8月20日発売号週刊アスキーにも掲載予定です。ぜひ誌面のほうもチェックしてみてください。
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