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スマホを載せるだけで使えるNFC対応のキーボード早速使ってみた

2012年08月07日 15時16分更新

 エレコムが業界初となる(2012年8月現在、エレコム調べ)NFCに対応したキーボードを8月下旬に発売する予定だ。価格は1万8690円。以下はそのリリースだ。

業界初、スマートフォンをのせるだけの簡単接続!
ケーブル不要・ペアリング不要でキー入力ができる
NFC対応シリコンキーボードを発売

※ 2012年8月現在、当社調べ

 エレコム株式会社(本社:大阪市中央区、取締役社長:葉田順治)は、One2Touch社(本社:ノルウェー、CEO:Oyvind Holtedahl)と共同で企画・開発した、近距離無線通信の国際規格「NFC IP-1(ISO/IEC 18092)」に準拠したNFCテクノロジー搭載シリコンキーボード“TK-FNS040BK”を8月下旬より新発売いたします。
One2Touch社は、2009年6月にノルウェーで設立された技術者が集うベンチャー企業で、同社のtouch & typeテクノロジーは、世界各国に特許出願されています。そのOne2Touch社とエレコムが共同で企画・開発した「NFC対応キーボード:TK-FNS040BK」がついに登場します。
 NFC対応キーボード“TK-FNS040BK”は、無線通信の国際規格NFC IP-1(ISO/IEC 18092)に準拠し、近距離無線通信によって使用できるシリコンキーボードです。同規格に対応したAndroidスマートフォンと、ケーブルを接続することなくキーボード入力ができるようになっています。Bluetoothのようにペアリング設定も不要で、キーボードの中央部にスマートフォンをのせるだけで文字入力ができる画期的な製品です(※1)。13.56MHz帯の電波周波数を利用し、キーボード表面から約10mmの距離で使用できます(※2)。バッテリー内蔵で約1年6ヶ月間使用可能です(※3・※4)。
 コンパクトに折りたたむことができますので、持ち運びに便利です。さらに持ち運びや収納に便利な専用ケースが付属し、折りたたんだキーボードを収納できますので、キーボードにキズが付く心配がなく、カバンなどに入れて気軽に持ち運びできます。外出先などでも、スマートフォンでのメール返信などテキスト入力に便利にご使用いただけます。
 キータイプには、オリジナルの45キー配列を採用しました。キーパッドには手触りが良く、滑らかな打ち心地のシリコンキーを採用しています。Google Playストアから無償でダウンロードできる「ELECOM日本語入力 powered by ATOK」を使用することで、変換精度、速度が大幅に向上し、スムーズで快適な文字入力が可能になります。

[仕様] ※最新の対応情報は弊社Webサイトでご確認ください。
■ 対応機種:NFC対応Androidスマートフォン(ISO/IEC 18092およびISO/IEC 14443 Type Aに準拠) ※5
■ 対応OS:Android 2.3.4~2.3.7/Android 4.0以上
■ 接続方式:NFC IP-1(ISO/IEC 18092に準拠)
■ 適合規格:MIFARE(ISO/IEC 14443 Type Aに準拠)
■ 電波周波数:13.56MHz帯
■ 電波到達距離:キーボードの表面より約10mm ※2
■ 対応電池:コイン型二酸化マンガン・リチウム1次電池(本体に内蔵)
■ 動作時間:約1年6ヶ月 ※3※4
■ キー数:45キー
■ キータイプ:シリコンタイプ
■ キーピッチ:15.0mm
■ キーストローク:1.0mm
■ 外形寸法:幅341.0×奥行65.0×高さ8.6mm
■ 質量:約144g
■ 付属品:収納ケース×1

※1: 使用前に専用ソフトウェアのインストールおよび設定が必要です。インストール後はのせるだけで使用可能です。
※2: ご使用の環境により、到達距離が異なる場合があります。
※3: 当社環境下でのテスト値であり、保証値ではありません。1日8時間をキーボード操作に割り当てた場合を想定しています。
※4: 内蔵バッテリーの容量が切れた場合、ご使用いただけなくなります。あらかじめご了承ください。
※5: Felicaに対応したスマートフォン(おサイフケータイなど)には対応していません。

 ようは、キーボードのセンターにNFC対応のスマホを載せるだけで、すぐにキー入力ができるというもの。ブルートゥースと違い事前にペアリングの必要はないが、あらかじめドライバーと日本語入力アプリ(ELECOM日本語入力 powered by ATOK)を入れておく必要がある。
 キーボードはシリコン製で3つに折りたたみが可能なので、軽くて持ち運びも苦にならない。ボタン電池を内蔵しており、充電や交換ができないものの、適度な使い方をすれば2、3年は持ちそうだ。
 と言うことで早速使ってみた。もちろんアプリもキーボード自体も開発バージョンである。

GALAXY Noteで試した
TK-FNS040BK
NFCに対応している機種は少ないが、今回はGALAXY Noteを使った。カバーがついているが、問題なく動作した。
日本語入力をATOKに
TK-FNS040BK
入力方法を『ELECOM日本語入力 powered by ATOK』にする。こうしないと動作しない。
NFCで接続
TK-FNS040BK
“NFC Connected”と表示されれば接続完了。キーボードを利用できる。
GALAXY Noteとのサイズ感はこんな
TK-FNS040BK
GALAXY Noteを置いたところ。横向きはちょっときつい。日本語入力ももちろん可能だが、音引きが“Fn”+“-”キーを押さなければならないので、ちょっとめんどう。
シリコンキーの打ち心地
TK-FNS040BK
シリコンキーはさわり心地は滑らかでいいが、打鍵感はプカプカという感じ。ただ打ちづらいわけではなく、スムーズに入力はできる。
3つに折り曲げて持ち運ぶ
TK-FNS040BK
このように折り曲げられ、コンパクトに収納可能。専用の袋も付属している。

 駆け足だが、一度設定すれば、特に何もする必要なく置くだけで利用できるのは便利。普段はフリック入力で、長文が必要なときはキーボードでと使い分けも苦にならない。
 エレコムの方に伺ったところ、シリコン製ということもあり、当初は防水にしたかったそうだが、穴を開けて空気が抜けないとキーが打てず、断念したとのこと。近い将来、FeliCaに対応したキーボードも出したり、キー配列を見直したりスマホを置く位置を変えたりと、いろいろ考えているそうだ。また理論上だと電源はいらないそうだが、電池交換式を含め検討していくという。

 とにかく、初物好きにガジェッターにはぜひ手に入れてほしい製品と言えよう。
 

■関連サイト
エレコム
製品のリリース
製品情報

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