早速触った! Mountain Lion　地味ぃ～な改良が心地いい!?

　ついに、ついにOS X 10.8 Mountain Lionの時代になりました!

　Mac専門誌の副編集長としては「トラブルが起こって仕事に支障が出ると嫌だから、しばらく様子見てからアップデートしよう」とは言えません。

　脇目も振らずに早速インストールすると、パッと見こそLionと大きく変わらないものの、少し触るだけでも「おーっ、通知センターがホントに通知してくれた!」とか、「音声入力って、これ実用的って言えるくらい精度高くない!?（人前で試すのが恥ずかしかったけど）」とか、「メールのVIP機能って結構気軽に使えていいな。メール内検索でヒットした語がハイライトされるのも使いやすいかも!」とか、「オープンダイアログの標準がiCloudになってるーっ!（Documents in the Cloud）」とか、「iOSと同じくリマインダーやメモがある! でもiCloud.comはまだ変わってないのね」とか、「このチェックボックスがGatekeeperかぁ……当面あんま使わないかな」とかとか──結構な違いが見つかります。

　しかし、まっとうな解説は7月28日発売の「MacPeople 2012年9月号」（Mountain Lionの小冊子も付いてます!）、週アスPLUSやASCII.jpのほかの記事をご覧いただくとして、ワタシ的に感動したスーパーニッチなポイントを3つほど。

Mission Control

　まずは「Mission Control」の挙動。Lion時代はアプリごとにウィンドウをまとめて一覧できたのですが、同一アプリで何枚もウィンドウを開いていると重なりすぎて目的のウィンドウがどこにあるのか……。しかし、Mountain Lionは違います。「システム環境設定」の「Mission Control」にある「ウインドウをアプリケーションごとにグループ化」のチェックを外すと、ウィンドウをフラットに一覧できるのです。たくさん開いているとホントに小さな表示ですが、内容把握には問題なし。ウィンドウ探しがグッと楽になりました。

連絡先

　続いて2つ目は「連絡先」。グループ／カードのリスト／カードの詳細がひと画面で確認できるようになりました。今までは、グループ／リストとリスト／詳細の画面を行ったり来たりしてイライラしていたので、個人的にはもうこれだけでもLionには戻れないなぁ、とプチ感動。

カレンダー

　そして最後は「カレンダー」の挙動。LionのiCal時代、月間表示で日付をダブルクリックすると終日イベントができました。で、予定を入れたいときは「終日」のチェックを外して時刻を指定しますが、iCalは何もしないと8時間という超ロングな予定を作るのです。そんな予定は滅多にないよっ! この点もMountain Lionのカレンダーは1時間というごく標準的な予定になっているので、無駄な操作が減って精神的にとてもよいです。

　と、ファーストインプレッションとしては誰も触れないようなニッチすぎる点を挙げてみましたが、Mountain Lionって地味な改良の集積、つまりは全体的によくなってますよ! っていうメジャーアップデートでしょう。200以上も改良があるそうなので、どれだけ見つかるか、皆さんも早速インストールしてみましょう!

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OS X Mountain Lion
メーカー：アップル
価格：1700円
製品公式サイト