異色の端末! |
Playストアが用意されていないどころか、Googleアカウントすら登録できない『らくらくスマートフォン F-12D』。はたしてスマートフォンなのかどうかすら、その定義に疑問の声も上がっています。
パケット代が安い! |
でも、すんごい魅力的なのが“らくらくパケ・ホーダイ”。なんと月額2980円でデータ通信使い放題なんですね。ま、データ通信量が500MBを超えると、通信速度が最大128Kbpsに制限されちゃうんですけど。
と言うわけで、なんとかして普通のAndroidスマホとして使えないかと、常識の範囲内(非・週間リスキー的に)で、アプリケーションをインストールできるかどうか試してみました。
Playストアはありません |
アカウント設定もなし |
前述のとおり、Playストアがなく、Googleアカウントも登録できない本端末。ホント、いけずな端末です。うちの両親にも『Angry Birds』で遊ばせてあげたいのに!
アプリをインストールできる? |
しかし“セキュリティの設定”を見ると“提供元不明のアプリ”のインストールをオンオフする項目があります。ほんのちょっとアプリをインストールできる期待がギュンギュンしてきました!
“開発者向けオプション”もあり |
ちなみに“開発者向けオプション”もあります。“ルート権限を奪取”するときは、このあたりをゴニョゴニョするといいのかもしれません。でもACCNと違い品行方正なワタシは、なにもいじらず、この項目は閉じました。
“Google Play”を開いてみる |
ダメ元でブラウザーで“Google Play”を開いてみました。たまーに中華スマホとかで、独自ホームアプリのせいで“Playストア”が表示されないだけで、実は隠れている……ってことがあるんですね。その場合はブラウザーからアプリのインストールを選ぶと、“Playストア”が開くことがあるんです。というわけで“GOOGLE PLAYにアクセス”をタップしてみます。
イヤーなメッセージが! |
なんかイヤーンなメッセージが表示されました。普通のAndroidスマホなら、ここで“Google Play”をブラウザーで開くか、“Playストア”から開くか選択ウインドーが出るのですが、それすら表示されません。推測にすぎませんが、テキスト、画像、音声などのウェブサイトを構成する基本ファイル以外のダウンロードを禁止しているような気がします。
“apkファイル”のダウンロードを試してみます |
本当に上記以外のファイルのダウンロードを禁止しているのか確認するため、“apkファイル”(Android用アプリケーションのインストールプログラム)のダウンロードを試してみることにしました。
やっぱりダメー! |
ネット上にあるPlayストアのapkファイルをダウンロードしてみましたが、先ほどと同じメッセージが表示されました。ガックシです。
なぜapkファイルのダウンロードにこだわったかというと、F-12Dにはファイル操作アプリが入っていないんですね。通常の端末だと、ファイルダウンロード直後なら、そのファイルを通知領域から叩ける(実行できる)ので、このやり方にこだわった次第です。つまりSDカードにapkファイルを保存しても、F-12Dにファイラーが入っていないので、そのapkファイルを実行する手段がないわけです。
つくづく惜しい…… |
端末のそもそものコンセプトから考えれば、アプリをインストールできないことは『らくらくスマートフォン F-12D』の価値を下げることにはなりません。でも手ごろなサイズ、安価なパケット料金はとっても魅力的。なんとかして(週間リスキー的な手段を使ってでも)Playストアを導入して、フツーのAndroidスマホとして使いたいところです!
※この記事は7月24日時点の貸し出し機により検証を行ないました。実際の製品とは仕様などが異なる可能性があります。また、いわゆるブートローダーの入れ替えや、ルート権限の奪取などの行為をすすめるものではありません。スマートフォン、携帯電話はキャリア、メーカーの保証する範囲内でご利用ください。
らくらくスマートフォン F-12D
メーカー:富士通
キャリア:ドコモ
発売日:8月上旬発売予定
予想実売価格:1万円台半ば
製品公式サイト
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