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オーバークロック版GTX670グラボ『GV-N670OC-2GD』に注目

2012年07月20日 12時30分更新

GV-N670OC-2GD
GV-N670OC-2GD
実売価格4万2000円前後
SPEC
GV-N670OC-2GD

あとひと押しが欲しいゲームで効くOCグラボ

 快適なゲームプレーに欠かせない中心パーツは、なんと言ってもグラフィックボード。現在ヘビーゲーマーに人気が高いNVIDIAのミドルハイGeForce GTX670搭載製品は多数のモデルがある。シリアスゲーマーなら、長時間のゲームプレーにも余裕が持てる安定性と、集中を乱さない静音性を備えたグラボを選びたい。さらに性能が高ければ文句なしだ。

 『GV-N670OC-2GD』は、こうした欲張りな要求をすべて満たす製品だ。最大の特徴は、独自の『Wind Force 3X』クーラーを採用し、3基のファンや新型ヒートシンクによる高い冷却効率が見込める。GTX670はリファレンス(標準)設計でも性能に比べて消費電力と発熱は少ないものの、高負荷時にはそれなりの動作音が発生する。対して本機は、この独自クーラーで高負荷時のGPU温度と動作音を大きく抑えた。

 加えて基板も独自の高耐久性設計を採用。GPU電源部を標準設計から大幅に強化し、補助電源端子も標準の6ピン×2基から6ピン+8ピンへと余裕を持った仕様にしている。

 そして、本機はこの余裕を生かした大幅なOC動作を実現。最新ゲームタイトルでの高解像度・最高画質設定などで、フレームレートが60fpsを切るか否かといった、“あとひと押し”のパワーが欲しいときに効力を発揮する。リファレンス仕様では『3DMark11』でP8288スコアーだが、本機ではP8815スコアーと、明らかに1クラス上と呼べるほどの差を付けている。静かでパワフルなOCグラボの中でも、自信を持ってオススメできる製品だ。

■CHECK POINT
静かで冷える独自設計クーラー

3基の超静音ファンと効率的な放熱が可能な三角形のヒートシンクを備える独自クーラーで、動作音とGPU温度を低減。

高速なオーバークロック仕様

GPUクロックを定格の915MHzから980MHzへ、ブーストクロック時は980MHzから1058MHzにオーバークロック。

高耐久設計“Ultra Durable VGA”採用

2オンス銅箔層などの高耐久設計と電源の安定供給に配慮したオリジナル基板で、長時間のゲームでも高い安定性を実現。

GV-N670OC-2GD
↑『GV-N670OC-2GD』の安定性を支えるのが、オリジナル設計の基板。GeForce GTX670のリファレンスボード(下)と比べるとかなり長い。
GV-N670OC-2GD
↑新型『Wind Force 3X』クーラーの構造。3基のファンと大型ヒートシンクでGPUとビデオメモリーの熱を効率的に発散できるようになっている。
GV-N670OC-2GD
↑高負荷時の動作音は6dBも低く、聴感上でも明らかに静かだ。高負荷時のGPU温度も本機がリファレンスボードよりも18度も低いところに注目。

●関連サイト
ギガバイト

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