週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

7980円の電子書籍リーダー『kobo Touch』で楽天がKindleを牽制!?:発表会レポ

2012年07月02日 18時30分更新

kobo Touch

 既報のとおり、楽天がタッチ操作対応電子書籍リーダー『kobo Touch』(コボタッチ)を発表しました。『kobo Touch』は本日から楽天サイトで予約受付が始まってます。

kobo Touch

 『Kobo Touch』は楽天の子会社であるKobo社(カナダ)の電子書籍リーダー。E Ink社の電子ペーパー『pearlディスプレイ』(6インチ)を搭載し、太陽下でも読みやすく、重量は185グラムと超軽量。1台の端末(内蔵メモリー2GB/使用可能領域1GB)に約1000冊もの電子書籍をダウンロード可能で、マイクロSDHCカード(32GB)を入れると約3万冊も入ります。なお、電子書籍ストアー『kobo イーブックストア』にはWiFi機能でアクセスし、EPUB3.0フォーマットの電子書籍に対応。バッテリー駆動時間は約1ヵ月間と驚くほど長いっすね。まあ、電子ペーパーなので当然ですが。

白ベースのkobo Touch、黒ベースもある
kobo Touch
底面にマイクロUSB
kobo Touch
左側面にマイクロSDHCカードスロット
kobo Touch
上面に電源スイッチ
kobo Touch
背面はモコモコですべりにくい
kobo Touch
白ベースの背面は水色、ピンク、シルバーの3色
kobo Touch

 『kobo イーブックストア』の電子書籍数は日本語以外のコンテンツを含めると現在240万冊。ちなみに、すでにkoboの端末やアプリを利用しているユーザーは世界190ヵ国、900万人が利用しているといいます。日本語コンテンツの数が重要ですが、目標としてとりあえず150万冊を目指しているそうです。

米国では電子書籍で読書量が上がった
kobo Touch

 会見で三木谷社長は、日本人の読書離れを問題視し、日本の出版文化の活性化をすべく、電子書籍事業に乗り出したと主張。電子書籍がアナログの出版(つまり、紙)のシェアを奪うことで出版業界にとって打撃になるのではという見方もあった。しかし、米国ではひとり当たりの1年間に読む本の数が、電子出版の参入によって増えたとし、楽天の電子出版事業で日本の出版業界を後押しできるのではと考えたと言います。

 Facebookで読んだ作品の情報や読書量などを共有できる“ソーシャルリーディング”という独自機能なども備える『kobo Touch』。一方で、近日国内発売すると告知しているものの、価格や発売日がいまだ不明のAmazonの電子書籍リーダー『Kindle』、『kobo Touch』が発売するまでに、さらに低価格なプライスで発表されたらおもしろくなりそうです。

●関連サイト
楽天kobo

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります