「なお、このメッセージは自動的に消滅する」という台詞は、『スパイ大作戦』の有名な決まり文句。ボスから送られてくる任務内容のメッセージの最後にこのセリフが入り、テープから煙が立ち上り物理破壊され、任務情報の漏洩を防ぐのである。
こんなひと昔前の映画の中のシーンも、最近は可能になった。今回紹介する物理破壊ボタンつき軍用SSD『InVincible SSD』もそのひとつだ。
こいつには、“インテリジェント破壊”という、ディスク全体に無意味なデータを上書きして復元を難しくするボタンと、チップに一時的に大電流を流すことでぶっ壊す“物理破壊”のボタンが付いている。いわゆる自爆スイッチだ。まだ発売はされていないのだが、リリースによれば軍事用と書かれているので、機密情報が漏れないようにするためなのだろう。
とにかくデータの入ったデバイスの破棄は厄介。ソフトで消去しても復元できる場合も多いので、重要なデータの入ったデバイスは物理破壊が重要である。しかし、これなら簡単で安心。HDDにドリルで穴を開ける必要も、フラッシュメモリーをハンマーで叩く必要もない。
この機能、携帯用のフラッシュメモリーなどにもつけてほしい感じだな。さらに小型電池を備えて遠隔破壊ができたりしたら、大事なデータの入ったフラッシュメモリーを紛失しても大丈夫だし。携帯電話についていると便利かもね。
■今週のガジェット■
『InVincible SSD』
SSDに、破壊スイッチの付いた2本のケーブルが付属する。SSDの性能は、SATA接続で、シーケンシャルリード :240MB/s、ライト:140MB/s。
YoutTubeのRunCore社の公式チャンネルで、『InVincible SSD』のデモ動画が公開され、話題を呼んだ。
→デモ動画はこちら(関連サイト)
■今週の近況■
Facebookが上場し、ザッカーバーグが結婚か。しかし、アメリカ人ってルーシー・リューみたいなアジア系の女性が好きだよなぁ……。玉の輿に乗りたいルーシー・リュー顔の日本人女性は、アメリカに行ってザッカーバーグ予備軍と仲良くなるのが成功への早道かもしれない。
※この連載は週刊アスキー2012年7月10日号(6月26日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
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