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『GoPro』に強敵出現!! 超小型な最強フルHD防水ビデオカメラ『GC-XA1』

2012年06月28日 11時00分更新

GC-XA1

 JVCケンウッドは重量126グラムの超小型軽量なフルHD防水ビデオカメラ『GC-XA1』を発表しました。IPX8準拠の防水仕様(水深5メートルで30分間使用しても大丈夫)で防塵、2メートル落下の耐衝撃性、マイナス10度の寒い環境でも使えるタフなモデル。
ブランド名もEverio(エブリオ)ではなく、ADIXXION(アディクション)だそうで、完全にエクストリーム系のスポーツを意識している名前。ゴーグルマウントなどが付属し、スキーやモータースポーツでも活躍しそうです。

GC-XA1
GC-XA1

 GC-XA1は7月下旬の発売予定で予想実売価格は3万円前後。超小型フルHD防水ビデオカメラと言えば、その道の人には『GoPro HD HERO2』なんかが有名ですが、価格帯も同じぐらいと、アウトドアシーンで戦う気満々ですよJVCさんは。

 それもそのはず、この手の小型防水ビデオカメラは画を確認する用の液晶がついていないのがほとんど(GoProは別売アクセサリーがありますが……)ですが、GC-XA1は1.5インチの液晶を搭載。これで、ヤマ勘で位置を決めて撮影して、家に帰ってうまく撮れてるか確認って流れにならなくて済むのです。まあ、普通のビデオカメラだとそれが当たり前ですけど、そんな当たり前の機能が海外メーカー勢がメインの小型防水カム市場では軽視されておりました。

GC-XA1

 また、最近では液晶はなくとも、WiFi機能で撮影開始前の映像をリアルタイムにスマホで確認できるモニタリング機能を備える『ION AIR PRO』という製品が話題になりました。これなら構図を決めてから撮影できるので便利です。そして、GC-XA1もこのWiFi機能が使えます。はい、死角なしです。

GC-XA1
GC-XA1

 さらに『CONTOUR ROAM』という同ジャンルの製品があります。こちらは、WiFi機能こそないものの、レンズを90/180/270度と回せて画を回転することができます。これはマウンターの位置によって、正位置で撮れないような構図になった場合に調整できる機構としてはかなり便利。GC-XA1では、マウンター取り付け穴(三脚穴)が底面と側面にあり、さらに設定でも内部的に上下反転できるので、撮影位置で困ることはなさげですね。

GC-XA1

 唯一の弱点、というか気になった点は視野角。いずれもこの手のジャンルの製品は単焦点レンズですが、『GoPro』で言うとフルHD時でも魚眼っぽい178度の超広角で迫力のある画が撮れるのがだいご味だったりします。しかし、GC-XA1は960pモード時で152度とやや狭です。画の好みもあるので一概には、なんとも言えませんが、洞窟探検とかウインタースポーツに持って行くと画の外辺はグワッと大きくゆがんでるほうが、わくわくする画になるんですよね。

GC-XA1

 5M CMOSセンサー、電子式手部ブレ補正を備え、タイムラプス撮影にも対応。記録ビットレートはフルHD/30p(1920×1080ドット)が15Mbps、960/30p(1280×960ドット)が8.9Mbps、720/60p(1280×720ドット)が13Mbps、720/30p(1280×720ドット)が6.7Mbps。発売が楽しみです。

GC-XA1
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