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Windows情報局ななふぉ出張所

台北の町はまるでWindows Phoneパラダイス!

2012年06月27日 17時00分更新

 『COMPUTEX TAIPEI 2012』が開催された台北は、携帯電話やガジェットでも有名な街です。もちろんWindows Phone端末もたくさん売られています。

 今回は台北市街で見つけたWindows Phoneネタをご紹介しましょう。

台北の街でWindows Phoneを探してみた
↑西門町にある携帯ビル内のノキアストア。

■西門町の携帯マニア御用達ビルとは?

 台北に到着したその日、携帯研究家の山根博士に連れて行ってもらったのが西門町です。台北のなかでも特に若者向けの街として知られており、雰囲気的には東京の渋谷や原宿とそっくり。センター街とも言える通りの一角に、携帯電話ショップが軒を連ねる雑居ビルがありました。

台北の街でWindows Phoneを探してみた
↑Xperiaやサムスン、HTCなどのロゴが並ぶ。
台北の街でWindows Phoneを探してみた
↑Nokia Lumiaを発見。

 なかに入ると、新品や中古の携帯電話、アクセサリーなどを扱う小さなショップがぎっしりと並んでいます。Windows PhoneについてはLumia 800を中心に、最近発売された610もありました。

 ビル内には壁面や什器のいたるところにモバイル関連のポスターが貼られ、雰囲気たっぷりです。

台北の街でWindows Phoneを探してみた
↑すき間を埋めるかのようにモバイル関連のポスターが。
台北の街でWindows Phoneを探してみた
↑Lumiaも健闘しています。
台北の街でWindows Phoneを探してみた
↑おや、あのヘッドホンは!
台北の街でWindows Phoneを探してみた
↑純正の『Purity HD Stereo Headset』でした。

 山根さんによれば、数年前まではほとんどがノキアのポスターだったとか。最近はサムスンに押され気味なものの、それでもLumiaのポスターや販促物は意外なほどに勢力を維持していました。Windows Phoneにとって強力な追い風になっていることは間違いなさそうです。

■台北市街のWindows Phone探索へ

 西門町のビルだけでも十分すぎるほどWindows Phoneは堪能できましたが、さらに台北市内には多くのキャリアのショップやノキアストアがあります。今回は台北在住でWindows Phoneに詳しいJenny Lin(ジェニー・リン)さんに、台北のWindows Phoneスポットを案内してもらいました。

 台湾の3大携帯キャリアと言えば、中華電信(Chunghwa Telecom)・台湾大哥大(Taiwan Mobile)・遠傳電信(FarEasTone)とのこと。そのすべてがWindows Phoneを取り扱っています。

 これらキャリアのショップは台北市街に多数展開しており、すべてを見て回ることは困難ですが、台北101の近くにある映画館“台北信義威秀影城”には、3大キャリアのショップが隣接しており、非常に便利とのこと。

台北の街でWindows Phoneを探してみた
↑台北信義威秀影城にある中華電信(Chunghwa Telecom)のショップ。
台北の街でWindows Phoneを探してみた
↑隣接して台湾大哥大(Taiwan Mobile)のショップも。
台北の街でWindows Phoneを探してみた
↑その向かいに遠傳電信(FarEasTone)のショップ。便利です。
台北の街でWindows Phoneを探してみた
↑どのショップもWindows Phoneを取り扱っています。
台北の街でWindows Phoneを探してみた
↑地元台湾のHTCもがんばっています。

 台湾と言えば日本に比べて物価が安く、旅行者にとっても外食や交通費が日本の半額以下で済むことも少なくありません。しかし最新スマートフォンの価格は日本や諸外国とほぼ同水準。これではスマートフォンが割高に感じるのではないか、とも思います。

 この点をLinさんに聞いてみたところ、たしかに端末価格は高いものの、携帯キャリアの料金プランは日本よりずっと安いので、それほど気にならないと語っていました。

 実際、台湾の地下鉄で観察してみると、iPhoneやXperia、GALAXY Noteなどを使っている人が多いのです。日本の電車で見かける端末とほぼ同じでした。

 では、ノキアストアにも行ってみましょう。

台北の街でWindows Phoneを探してみた
↑Windows Phoneファンなら欠かせない存在となったノキアストア。
台北の街でWindows Phoneを探してみた
↑Windows Phone公認ショップの札がかかってます。
台北の街でWindows Phoneを探してみた
↑なかはLumiaだらけです。

 もう一軒のノキアストアには、店員さんが誰もいません。カウンターには“トイレのため席をはずしてます”というメモ書きが無造作に置かれていました。店内には高級端末がたくさん並んでいるのですが、これも日本と同じくらい治安がいい証拠でしょうか?

台北の街でWindows Phoneを探してみた
↑こちらはべつのノキアストア。いまは無人です。
台北の街でWindows Phoneを探してみた
↑特に発売したばかりの『Lumia 610』に力を入れていました。
台北の街でWindows Phoneを探してみた
↑メタリックな『Lumia 800』用カバーも。

 Linさんによれば、台湾のWindows Phoneを取り巻く環境には日本と同じような問題もあるのだそうです。ZuneやBing関連のサービスに未対応のものが多いほかに、フォントについての問題もあります。日本語版のWindows Phoneでは、状況によってYu Gothic、MS UIゴシック、Microsoft YaHeiのいずれかが漢字表示に使われます。似たような問題が台湾にもあるのだとか。

 一方、台湾ではノキアマップが充実しており、ノキアドライブによるナビゲーションは人気機能のひとつなのだそうです。この点は、Lumiaが正式に発売されていない日本との大きな違いかもしれません。

■台北は面白い

 今回はWindows Phoneを中心にご紹介しましたが、もちろんほかのスマートフォンのファンでも十分に楽しめるスポットばかりです。羽田空港から約3時間で到着するという近さもさることながら、物価が安くて日本語もよく通じるなど、とても過ごしやすい国です。連休や夏休みなどに足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

台北の町はまるでWindows Phone端末天国?
↑Windows Phone 7.5(Mango)ユーザーならぜひ食べてほしい、アイスモンスターのマンゴー山盛りかき氷。
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