6月21日、上海で開催されているMobile Asia Expoの基調講演に、ドコモ新社長加藤薫氏が登壇。5月に行なわれた社長交代会見でも発表した“スピード&チャレンジ”をスローガンに、同社の日本での事業についてスピーチを行なった。
↑就任2日で、グローバルなカンファレンスでスピーチを行なう加藤新社長。 |
スピーチの内容は、5月に行なわれた同社の夏モデル発表会で紹介された新サービスがメイン。“しゃべってコンシェル”や“メール翻訳コンシェル”など、ドコモクラウドのサービスを紹介。日本での発表会同様“非土管化”を目指す同社の取り組みをアピールしていた。
↑ビデオを使って“しゃべってコンシェル”の機能を紹介。Siriよりも上を行くサービスであると力説。 |
また会場のブースでは、これらドコモのサービスを海外用にカスタマイズして展示しており多くの来場者の注目を集めていた。なかでも人気だったのが、NFCとおサイフケータイ、2つの機能を搭載した試作機を使ってのサービス。1台のスマホで、国内外どちらでも電子決済やクーポンの受け取りが可能となるデモンストレーションを行なっていた。
説明員によると、NFCのサービスは今年の冬には実現したいとのことで、両対応の端末も冬モデルにリリースする可能性があるとのこと。
↑NFCとおサイフケータイ両機能を搭載した試作機と、電子決済用の機器。端末のベースは『AQUOS PHONE SH-12C』。 |
↑NFC機能も搭載しているので、海外での決済サービスを国内で使ってる端末で利用できるようになる。 |
そのほか通訳電話や、海外旅行中に使用する街情報サービスなどを展示。ドコモクラウドは国内だけではなく、海外でも有効に使えることを披露していた。
↑位置情報を利用して、海外でもレストランやショップの位置、その情報をチェックできるサービス。日本人が訪れる人数が多い約20ヵ国の都市で利用可能。 |
↑現在試験提供されている“翻訳電話”サービス。対面利用での使用の場合、選択できる英語、韓国語、中国語の3ヵ国語から、フランス語、ドイツ語、インドネシア語など10ヵ国語に拡充。 |
↑メールを直接翻訳してくれる“メール翻訳コンシェル”。上海ということもあり、中国語でのデモがメイン。 |
(2012年6月22日5:57追記)記事初出時、画像が誤った配置で掲載されていました。お詫びして訂正いたします。
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