週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

IntelメインブースはUltraBookとタブレット、自作系は飛び地に展開:COMPUTEX TAIPEI 2012

2012年06月11日 22時00分更新

 今回のCOMPUTEX TAIPEI 2012の南港展覧館の出展ブース中、5本の指に入る巨大なブースを展開していたIntel。メインブースでは、Intelが提唱したUltraBookやIntel製のチップを搭載したタブレットPC、スマートフォンを中心に組み込み系や、システム関連の展示となっており、自作系の新製品の展示は少々離れた場所にある飛び地でブースを展開していた。

 初日に速報でお伝えしたとおり、メインブースでは中央にUltrabook、両サイドでWindows8やRTを搭載したタブレットPCやスマートフォンの展示を行なっていた。各社からCOMPUTEXの開催に合わせて発表されたUltrabookやタブレットPC、スマートフォンといった新製品が展示されていたほか、それらの製品を使ったアプリケーションのデモンストレーションや体験コーナーも用意されていた。

 また、ブースの裏側ではThunderbolt対応の機器をを展示するコーナーも用意されており、Thunderboltが今年の後半以降、新しいI/O規格として普及させるための意欲を感じさせる展示となっていた。さらに、メインブース内には、昨年Intel傘下へに加わったMcAfeeのデモンストレーションコーナーも設置されていたほか、韓国ですでに実装されているIntel製のチップを使った車両ナビゲーションシステムの実演や、オランダやフランスで稼働中の第2世代のCore i5とWindows7を使用した自動販売機といった、パッと見ではIntel製品と分からない製品も展示されていた。
 

120609_Intel

↑華やかなIntelのメインブース。
 

120609_Intel

↑今回、Intelブースが最も力を入れていたUltrabook。
 

120609_Intel

↑Windows8を搭載したタブレットPCも各社の製品が集結し、多数展示されていた。
 

120609_Intel

↑Ultrabook搭載のカメラとAR技術を使って遊ぶゲーム。まだ開発中のため登場時期は未定とのこと。
 

120609_Intel

↑スマートフォンのジャイロセンサーなどを使ったゲームのサンプルも展示されていた。
 

120609_Intel

↑ThunderboltがUltrabookの可能性を広げることを紹介するコーナー。
 

120609_Intel

↑Bluetoothや無線接続を使ったワイヤレスディスプレー(TV出力)製品を紹介するコーナー。一部の製品はすでに発売済みとのこと。
 

120609_Intel

↑昨年、Intelの傘下に組み込まれたMcAfeeのコーナーでは、PC、スマートフォンなどを脅威から守る技術の解説を行なっていた。
 

120609_Intel

↑韓国のK9という車両に標準搭載されているカーナビゲーションとエンターテイメントシステムの解説コーナー。PCなどとのリンクも可能なようだ。
 

120609_Intel

↑フランスやオランダですでに稼働中。台湾でも10月くらいから登場するという透過型ディスプレーを搭載した自動販売機。
 

120609_Intel

↑1時間に1度、Intelの技術を紹介するテクノロジーツアーも実施。事前の申し込みなども必要なく、誰でも参加可能となっていた。
 

 メインブースから通路を2本ほど挟んだ一角に用意された、マザーボードなどを展示していたIntelブース。展示内容はメインブースの華やかな雰囲気に対して、こちらはいかにもギークな雰囲気の漂うブースとなっていた。

 展示されているマザーボードは、COMPUTEX開催以前に発売を迎えている製品ばかりで、唯一COMPUTEXの開催初日に発売されたX79チップセット搭載の『DX79SR』とZ77チップセット搭載の『DZ77RE-75K』の2枚が、新製品といえるラインアップとなっていた。

 そんな、寂しい雰囲気の自作PC系のINTELブースだったが、ふと目を向けると少々気になった製品を発見したので、ご紹介したい。標準的なマウスとほぼ同じ大きさの本体に、TPD17WのノートPC向けの第3世代Core iシリーズ搭載、2.5インチSATAポート、HDMI出力、Thunderboltも搭載した手のひらサイズのデスクトップPC『DESKTOP BOARD』。

 9月から販売を開始する予定で、販売方法は、まずBTOでの販売から行なっていき、販売エリアによっては店舗での販売を行なっていきたいと話していた。価格は、ベースとなる第3世代のCore i3を搭載し、DDR3 4Gを搭載したモデルが399米ドルを予定している。スタッフに話をきいたところ、Core i7も搭載可能ということで、Thunderbolt機器との組み合わせ方によっては、超省スペースなデスクトップPC環境が構築可能となるので、ぜひ日本でも購入できることを期待したい製品だ。

120609_Intel

↑COMPUTEX TAIPEI初日の6月4日に発売されたX79チップセット搭載の『DX79SR』。日本での販売価格は3万円前後。
 

120609_Intel

↑Thunderboltをいち早く搭載した『DZ77RE-75K』の日本での販売価格は、2万7000円前後となっている。
 

120609_Intel

↑Thunderbolt機器との併用を想定することで絞り、Windows8搭載の世界最小のデスクトップPC。これは欲しい!
 

120609_Intel

↑『DESKTOP BORAD』の販売エリアに日本が含まれるかは、現時点では不明。最小構成のでの販売価格は、399ドルを予定しているとのことだ。
 

120609_Intel

↑HDMI端子の左側にThunderboltのポートが配置されている。Thunderboltを搭載しているため、USBのポートは搭載していない。

 

■関連サイト
COMPUTEX TAIPEI
Intel

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります