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メール見ない同僚と円滑なコミュニケーションを図る【痛いニャスキー】

2012年06月08日 23時00分更新

痛いニャスキー(ノA`)
メール見ない同僚と円滑なコミュニケーションを図る

1 名前:名無しのみんなたち:2012/05/31(木)
この物語は、ある編集部の荒廃に戦いを挑んだ熱血編集者たちの記録である。
※あらかじめ申し上げておきますが、本エントリーには役立つ情報は含まれておりません。あしからず……。


 ──私も人のことは言えぬ。なんせメールの量は多い。現代社会人の多くが抱えている問題かと。みんなたちは、どうしているのでしょう……。

 某TV局プロデューサーA氏にウン万を超えるメールの未読数をiPhoneで見せてもらったことがある。ちなみに彼と最も素早く連絡を取る方法はFacebookのメッセージだ。電話もたまにつながる。某MacエバンジェリストH氏とはキホン、SMSでしか連絡がつかない(メールは数年前に破綻してしまったそう)。ウチのKブチョーはどうだ? メールは読まれるが、TwitterのDMのほうが断然レスポンスがよい。M編集チョへの急ぎの用件は直接ケータイへ、家族とはMMS、あの子とはGoogleトーク等々、メールより素早くレスを得られる伝達手段は、それぞれなんらか備えているものだ。しかし、もし、そのどれもが通用しない強者がいたら、どうすれば……。

 誰とは言わない。イトーくんである。

メール見ない同僚と円滑なコミュニケーションを図る【痛いニャスキー】

 週アスのライトサイド副編である彼の元には1日数百のビジネスメールが届く。彼はMacのMail Appを愛用。“スマートメールボックス”機能を用い、宛先などで振り分けを行なっているようだ。しかし、未読数が一桁になることはないという。

メール見ない同僚と円滑なコミュニケーションを図る【痛いニャスキー】

 ダークフォース副編ACCNの元にも1日数百のいかがわしいメールが届く。メールクライアントはThunderbirdを愛用。IMAPでスマホや自宅と同期している。几帳面なため引くほど細かく分類ルールを作成、重要度の高いフォルダーから目を通すようにしている。“リリース”フォルダーだけは、さすがに「えいっ」って手動で既読にしちゃうこともあるが、それ以外は必ず(一瞬でも)表示している(あえて“読んでる”とは書かない)。

メール見ない同僚と円滑なコミュニケーションを図る【痛いニャスキー】

 副編集長はメールでの指示出しも多い。メールを読め、しかし俺は読まない(読めない)よん♪ というのは、さすがに部下に対していかがなものか……。とにかく、コミュニケーションが双方向であれば問題ないのだ。

メール見ない同僚と円滑なコミュニケーションを図る【痛いニャスキー】

 メールクライアント選択の自由は憲法で守られた権利であり、ラベリングなど運用法も強制はできない。では、どうすればいいか。以下は、私が試みた方法である。

トラックパッドに付箋を貼る

メール見ない同僚と円滑なコミュニケーションを図る【痛いニャスキー】

↑これなら読むだろう。と思ったが、ピッと剥がしてゴミ箱へ。その後、メールを読んだ形跡はない……。

直接つかまえる

メール見ない同僚と円滑なコミュニケーションを図る【痛いニャスキー】

↑こうなったらもう逃げられない。ただ、本体が遠隔地にある場合には利用できない手段だ。

 さぁメールをいっきに読むぞ! という時間がなかなかとれないのは私も一緒なのでキモチはわかる。ただ、タチ悪いことに彼、いざメールボックスを開いても新着順に読まないので「へ?」てなることが多いのだ。とっくに解決した事案に突然クビを突っ込んできたり、変更前の時間にそれはもうニコニコしながらやって来たり……。本人に聞いたところ、メールの検索によって出てきた未読メールをつい読んでしまうのだそう。ええぃ、カワイイ奴め!

 検索やラベリング、優先トレイといったGmailの革新的な機能も彼の前では無用の長物。しかし、週刊アスキーはリスキーながらも15年間無事に刊行されておるのだから、実はメールなんて見なくても仕事はできるのかもしれない。私もメール見るのやめよかな。そしたら自由に羽ばたけるかな……、もっと遠くへ行けるかな……。

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