ベアボーンキットなど、PCパーツメーカーとして日本では知名度の高いShuttle。同社は、アンドロイドタブレットもリリースしているのだが、現在は『EDUPAL』というブランドで教育市場をターゲットとしてプランニングを行なっている。
↑EDUPAL用のタブレットとしてリリースされている『V08CN01』。8インチ(1024×768ドット)の4:3ディスプレーを採用。CPUはTegra250。
↑児童が使うことを考えて、端子類にはカバーをつけた簡易防水仕様で、サイドにはラバー素材を採用し、持ちやすくする工夫がなされている。
台湾ではEDUPALがすでに運用されており、台北および台中の約20校、2000人の生徒が利用しているとのこと。オンラインで教師のPCと各生徒のタブレットを連携させ、インタラクティブな作業が行なえるようになっている。
カリキュラムに必要なデータはクラウド上に用意されており、パブリックなクラウドサービスや、Shuttleが用意したオリジナルのサービスなども利用可能。
↑教師から配布された資料のうえにメモを書き込んでいく、といった使い方ができる。
↑教師と家庭をつなぐ“電子連絡帳”システムも装備。
↑教師のPCから各生徒のタブレットが管理できるシステムも用意されている。
↑大量のタブレットを管理するための専用ラック。番号で管理できるのと同時に、充電ケーブルもあるので、収納時に充電しておける。
今後は高等教育の学生・生徒向けの10インチモデルも計画中。同社によれば日本でも塾などの教育市場にアプローチをかけているとのこと。
アンドロイドタブレットは、通常のモデルを製造・販売するだけでは差別化が難しいのが現状。Shuttleのように、オリジナルのサービスと連携させ、特定の分野に特化したビジネスモデルがタブレット業界の新しい道となるかもしれない。
■関連サイト
COMPUTEX TAIPEI
Shuttle
日本Shuttle
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