「Windows 8がサポートする映像コーデックはH.264、VC-1、WMVの3種類だけ。しかもH.264はMP4のみで、.m2tsなど、AVCHD動画が実質再生できない。また、MPEG2も再生できないので、DVDもmedia centerパッケージを買わないとダメなんです」と語ったのは、サイバーリンク代表取締役のピーター・リン氏。
今回はCOPUTEX会場横のグランドハイアット、サイバーリンクのプライベートブースを取材しました。
『PowerDVD Metro(仮)』 |
Windows7ではOS標準コーデックで再生できていた、AVCHD動画やDVDがWindows8では視聴できないのはゆゆしき事態ですよね。しかし、Metro UI上で動作するPowerDVD Metro(仮)を使えば、大丈夫。Metro UIでグイグイサムネイルを動かして、DVDでもMKVでもAVCHDでも観られるようになるそうです。
サイバーリンクのMetro対応ソフト3本 |
しかも、ウェブカムソフト『YouCam Metro(仮)』やビデオ編集ソフト『Powe Director Metro』とのセット(Microsoft Storeからダウンロード)で、価格20ドル以下で提供する予定と、かなりお買い得感があります。
カレンダー表示 |
フォルダー表示 |
『PowerDirector Metro(仮)』 |
PowerDVD Metroはタッチインターフェースに特化し、コンテンツのサムネイルをどんどん指で送って検索できます。ビデオ、写真、音楽を同ライン上に表示する“Mixed”表示では再生回数の多い順に左のほうに自動的に寄せられ、解像度が大きい順にサムネイルの大きさも変わります。なお、サムネイルのアスペクト比は、レイアウトに合わせて自動調整されます。
ディスクやDLNA経由での再生にも対応 |
動画再生メニューではストレージ内のコンテンツのほか、DVDやBDなどのディスク再生やLANのDLNAサーバーからのストリーミング再生にも対応。
ファイル表示 |
動画編集ソフトPowerDirector Metro(仮)では、デスクトップ版のような複数トラックを使うような細かな編集作業はできませんが、動画のトリミングぐらいは可能。facebookやYouTubeへの投稿もソフトからできます。
動画のトリミング |
編集後のプレビュー |
SNSへの投稿や保存 |
当然、出力解像度も選べる |
ストレージへ保存する場合は4段階の解像度を選択。保存形式も“More Option”でMP4かWMVが選べます。
個人的には、かなり衝撃だったWindows8でDVDが再生できない問題ですが、実はサイバーリンクの方に話を聞くまで半信半疑でした。しかし、こうして再生ソフトなどを開発しているソフトウェアメーカーの方から聞く限りでは、どうやらWindows8でざっくりとMPEG2のフォローを切ってるのは間違いないようです。
「いままで買ったDVDとか観られないじゃん!」って叫びたくなりましたが、まあ、20ドル以下でさっくりと視聴ソフトウェア、しかもウェブカムや編集ソフトのセットが手に入るんなら、まあいっか。と思いました。AVCHDビデオカメラユーザーのみなさまも要注目ですぞ。
■関連サイト
COMPUTEX TAIPEI
サイバーリンク
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります