昨年はWindowsとAndroidのデュアルブートタブレットを展示していた、ちょっと変わった製品で攻め込むイメージのViewSonic。今年はどんな飛び道具があるかとブースに行ってみると、パッと見は液晶ディスプレーの展示ばかりでおとなしめの印象。
↑昨年よりも展示スペースが狭くなり、どことなくオトナな感じで、らしくない印象のViewSonicブース。
昨年メインを飾っていたタブレットやスマートフォンはないものの、展示してあるディスプレーをみてみると、アンドロイド画面が表示された21.5インチの『ViewSonic Smart Display VCD22』を発見!
↑21.5インチ(1920×1080ドット)の大型ディスプレーにICSが駆動。ディスプレーにアンドロイドを搭載した“一体型デスクトップAndroid”といった感じ。
↑タッチパネルなので、画面を触って操作。CPUはOMAP4428(1Ghz、デュアルコア)で動作もサクサク。
↑厚さは21.9ミリで、ディスプレーとしては薄型。右側面にUSBポートを2基搭載している。
21.5インチでバッテリーも内蔵していないので持ち運んで使うという製品ではないが、マイクロSDスロットや、USBポートも装備しているので、据え置き型のデバイスとして十分利用可能。また、外部入力としてHDMIがあるため、PCやゲーム機などの外部ディスプレーとしても活用できる。
発売時期は秋ごろで、価格は500ドル以下を予定。日本での発売は未定だが、現在のレートなら4万円前後。この価格でアンドロイド端末と21.5インチのフルHD液晶が合わせて購入できると考えれば結構おトクかも。
SPEC
CPU OPAM4428(1GHz、デュアルコア)
OS ICS
メモリー 8GB
ディスプレー 21.5インチ(1920×1080ドット)
サイズ 512.8(W)×21.9(D)×353(W)mm
重量 3.5kg
また、スマートテレビ用の小型セットトップボックス『ViewSmart VSB01』も披露。見た目はウェブカメラのようなコンパクトサイズだが、こちらもアンドロイドを搭載し、リモコンをポインターとして活用することで操作するといった仕様だ。
↑Kinectのセンサーのようなデザインの『ViewSmart VSB01』。テレビとはHDMIケーブルで接続。
↑取り付けるだけで大型の液晶テレビがアンドロイド端末に早変わり。
↑操作は付属のリモコンから行なう。ホームやメニューといったアンドロイドOSを操作するボタンを装備。
端末にはmicroSDカードスロットを装備しており、Playストアの利用もできる。Playストアのほかにも、Huluなどアンドロイド向けの動画サービスなども充実してきているので(この端末がHuluに対応しているかは不明)、こういったセットトップボックスとしてのアンドロイド端末というのも今後注目が集まりそうだ。
発売時期は秋ごろ(日本発売は未定)で、価格は約200ドルを予定しており、低価格なのもポイント。
SPEC
CPU OPAM4430(1GHz)
OS ICS
メモリー 4GB
サイズ 135.5(W)×19.55 (D)×28.57(W)mm
重量 38.8g
そのほか液晶タブレットやWindows 8を見越したタッチ対応ディスプレーなども展示していた。
↑10.1インチの液晶タブレット『VDD1010』。499ドルで9月発売予定。USBバスパワーで駆動するので、PCとのUSB接続だけで利用できる。
↑22インチのマルチタッチディスプレー『TD2220』。Windows 8搭載のPCと接続してデモを行なっていた。
(6月7日18時修正:内容に誤りがありましたので、『VDD3210』→『TD2220』に変更致しました。お詫び致します。)
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