先週は近未来的なキーボードを紹介したが、使い勝手はイマイチっぽい。もっと実用的なものはないのか? と雑誌をめくっていて目についたのが、『デジ操゛(でじぞう)Air』というUSBタイプの機器。
こいつをPCに接続すれば、ブルートゥース経由で、PCのキーボードからスマホやタブレットを操作できるようになる。まぁ、それだけなんだけどショートカット系のキー入力が使えるみたいなので便利かも。でも、外出先にタブレットとPCの両方を持っていくのは微妙。たとえば、自宅でスマホやタブレットを使って長い文を入力するときなどに、その力を発揮する感じか?
残念な点を挙げれば、iOSだとMacのトラックパッドで使える二本指操作のブラウザースクロールや、チルトイン&チルトアウトができないこと。端末のタッチパネル操作が必要なのだ。
ちなみにアンドロイド端末は、ある程度のマウス操作が可能らしい。この機能はiOSにもほしい。まぁ、これは機器の問題ではなくiOSの仕様なので仕方ないんだけどね。ということで、状況によってはモバイルタイプのキーボードのほうが便利だったりする。
とはいえ、こいつはブルートゥースでペアリングするので、PCどうしの接続も可能。オフィスにあるPCのキーボードやマウスから、マイノートPCを操作できるのは、便利といえば便利。そういう人は、使ってみてもいいかもね。
■今週のガジェット■
『デジ操゛ Air』
ウルトラブックやMacBook Airなど、ブルートゥースを搭載したPCのキーボードでスマホの操作が可能。複数のPCもひと組のキーボードとマウスだけで操作できる。PCのキーボードとスマホの操作は、"Shift"+"↑"キーで切り替えを行なう。
PC/タブレット/スマホ用と、3種類のパッケージを用意(中身は同じもの)。ちなみに、『デジ操゛』と書いて『でじぞう』と読む。
発売:プリンストンテクノロジー(関連サイト)
実売価格:各5000円前後
さらに詳細なスペック&オンライン購入はこちらでどうぞ。(品切れてしまったらすみません)
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4,552円
■今週の近況■
東京高裁が、〝市販薬のインターネット販売に関する厚生労働省の規制.に違法の判決を出した。東京高裁にしては珍しく妥当な判断。厚労省は最高裁への上告を断念すべきだ。消費者の利便性と安全性とのバランスが悪いこと、ネット以外の販売業保護策なのも明らかなのだから。
※この連載は週刊アスキー2012年6月19日号(6月5日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
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