Xperiaのフラッグシップ |
『Xperia GX SO-04D』はソニーモバイルのフラッグシップモデル。デュアルコアCPU『Snapdragon S4 MSM8960』(1.5GHz)を搭載しているものの、HTC、サムスン、富士通、ファーウェイなどがクアッドコアCPUの優位性を国内外で高らかに謳っているのを見ると、正直パフォーマンスに不安を覚えてしまいますよね。
たしかにベンチマークのスコアだけを見ると、そのように捉えてしまいがちです。
Quadrant Standard Edition(Playストア)
GALAXY S III SC-06D(デュアルコア) |
スコア:4720 |
Xperia GX SO-04D(デュアルコア) |
スコア:4050 |
GALAXY S III GT-I9300(クアッドコア) |
スコア:5513 |
GALAXY S III SC-06D(デュアルコア) |
スコア:6679 |
Xperia GX SO-04D(デュアルコア) |
スコア:6964 |
GALAXY S III GT-I9300(クアッドコア) |
スコア:12173 |
たとえば今回掲載したベンチマークで言えば、クアッドコアCPUを搭載した『GALAXY S III GT-I9300』は、デュアルコアCPUを搭載した『GALAXY S III SC-06D』、『Xperia GX SO-04D』の2倍近いスコアを『AnTuTu 安兎兎ベンチマーク』で記録しています。
ですが、実際の使用感(戦力)に決定的な差が生じるかというと、それはまたべつの話なのです。
Android 4.0の高速スクロールの秘密
機材協力●キヤノン『iVIS HF S11』
たとえばAndroid 4.0では、あえて精細に描画しないことで、高速スクロール時にスピードが低下することと、画面が乱れることを防いでいます。高速スクロール時にディテールは視認できないことから、いわば描画作業をさぼっているわけですね。
Android 2.3では描画速度が端末の処理速度に依存していましたが、Android 4.0世代では前述の処理が、端末間の処理能力の差をある程度吸収してくれます。
業務的にも個人的にもついついベンチマークを実施し、一喜一憂しがちなのですが、Android 4.0以降の端末ではタッチパネルの反応や、握りやすさなども含めた操作感で、購入する端末を決めたほうがいいかもしれません。
え、『Xperia GX SO-04D』の操作感はどうなのかですって?
もう予約しましたが、なにか?
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