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Xperia GXのクアッドコア並みのヌルサク感を動画で検証

2012年06月07日 13時00分更新

Xperiaのフラッグシップ
CPUコア数の違いが戦力の決定的差ではないと言うことを教えてやる

 『Xperia GX SO-04D』はソニーモバイルのフラッグシップモデル。デュアルコアCPU『Snapdragon S4 MSM8960』(1.5GHz)を搭載しているものの、HTC、サムスン、富士通、ファーウェイなどがクアッドコアCPUの優位性を国内外で高らかに謳っているのを見ると、正直パフォーマンスに不安を覚えてしまいますよね。

 たしかにベンチマークのスコアだけを見ると、そのように捉えてしまいがちです。

Quadrant Standard Edition(Playストア)

GALAXY S III SC-06D(デュアルコア)
CPUコア数の違いが戦力の決定的差ではないと言うことを教えてやる
スコア:4720
Xperia GX SO-04D(デュアルコア)
CPUコア数の違いが戦力の決定的差ではないと言うことを教えてやる
スコア:4050
GALAXY S III GT-I9300(クアッドコア)
CPUコア数の違いが戦力の決定的差ではないと言うことを教えてやる
スコア:5513

AnTuTu 安兎兎ベンチマーク(Playストア)

GALAXY S III SC-06D(デュアルコア)
CPUコア数の違いが戦力の決定的差ではないと言うことを教えてやる
スコア:6679
Xperia GX SO-04D(デュアルコア)
CPUコア数の違いが戦力の決定的差ではないと言うことを教えてやる
スコア:6964
GALAXY S III GT-I9300(クアッドコア)
CPUコア数の違いが戦力の決定的差ではないと言うことを教えてやる
スコア:12173

 たとえば今回掲載したベンチマークで言えば、クアッドコアCPUを搭載した『GALAXY S III GT-I9300』は、デュアルコアCPUを搭載した『GALAXY S III SC-06D』、『Xperia GX SO-04D』の2倍近いスコアを『AnTuTu 安兎兎ベンチマーク』で記録しています。

 ですが、実際の使用感(戦力)に決定的な差が生じるかというと、それはまたべつの話なのです。

Android 4.0の高速スクロールの秘密

機材協力●キヤノン『iVIS HF S11


 たとえばAndroid 4.0では、あえて精細に描画しないことで、高速スクロール時にスピードが低下することと、画面が乱れることを防いでいます。高速スクロール時にディテールは視認できないことから、いわば描画作業をさぼっているわけですね。

 Android 2.3では描画速度が端末の処理速度に依存していましたが、Android 4.0世代では前述の処理が、端末間の処理能力の差をある程度吸収してくれます。

 業務的にも個人的にもついついベンチマークを実施し、一喜一憂しがちなのですが、Android 4.0以降の端末ではタッチパネルの反応や、握りやすさなども含めた操作感で、購入する端末を決めたほうがいいかもしれません。

 え、『Xperia GX SO-04D』の操作感はどうなのかですって?

 もう予約しましたが、なにか?

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