10Gbpsを2チャンネル同時利用可能な次世代高速インターフェースの“サンダーボルト(Thunderbolt)”は、今までアップルがMacBook Airなどに搭載するだけにとどまっていた。また、対応製品も一部のストレージのみだった。しかし、今年のCOMPUTEX TAIPEIでは、各社がサンダーボルト搭載マザーを出品したり、エイサーがWindows8搭載PCに標準搭載、インテルが専用のコーナーを設けるなど一気に展示製品が増えた。ここでは、COMPUTEX TAIPEI会場のインテルブースで展示されたサンダーボルト製品を速報でお伝えする。なお、以下の機器は参考展示のため、発売時期や価格などは不明である。
■バッファローがUSB3.0とサンダーボルトのデュアルインターフェースストレージを出品
バッファローがUSB3.0とサンダーボルトのデュアルインターフェースストレージ『HD-PATU3』を出品。型番から2.5HDD搭載のポータブルHDDと思われる。
■サンダーボルトディスプレー
日本ではあまりなじみがない、AOCというメーカーのサンダーボルトディスプレー。サンダーボルトでデイジーチェーン接続ができると思われる。なぜか有線LANのコネクターも搭載。動作してなかったため、詳細は不明。また、実機を確認できなかったが、ASUSでもサンダーボルトディスプレーの製品紹介を見かけた。
■ラシーのeSATAサンダーボルト変換ハブ
“eSATAハブ”と名前が付いたラシーの製品。eSATAポートを2ポート搭載しており、サンダーボルトとeSATAの変換ができる模様だ。
■PCIエクスプレス変換ユニット
周辺機器メーカーCalDigit社のサンダーボルトとPCIエクスプレス変換アダプター。ミニSASのようなコネクターを搭載。この先に何らかのボードを収納するボックスを接続して使用するようだ。
■エクスプレスカード/34リーダー
Bplusのエクスプレスカード/34リーダー。カードサイズでコンパクト。モデムカードなどをサンダーボルトで使うときに重宝しそうだ。
■ポートリプリケーター
サンダーボルトの10Gbpsという帯域を生かしたポートリプリケーター。
昔は日本でもビデオカードがはやったMatrox製品。有線LAN、DVI出力、USBハブ、オーディオ入出力が使えるようになる。
Belkin製の製品は、eSATA、FireWire800、有線LAN、USB3.0×3とオーディオが使える。デイジーチェーンにも対応。
ほかにも会場でサンダーボルト製品を見つけたら追ってお伝えする予定だ。
■関連サイト
COMPUTEX TAIPEI
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