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男のInstagram撮影術(第3回):捨てないで! スマホの“失敗写真”は甦る!

 突然ですが、スマホって失敗写真をけっこう多く撮ってしまいがちではないですか? もちろん個人差はあるのでしょうが、私の使用している端末の写真フォルダーには、大量の失敗写真が保存されています(削除するのもめんどうでそのままに……)。スマホのカメラ性能は飛躍的に進化していますが、やはりコンパクトデジカメや一眼レフにはまだかなわないのも事実。よっぽど注意深く撮影していない限り、数多く撮れば撮るほど、イマイチな写真が増えてしまいますよね。
 こうした写真を何とか再利用できないものか。せっかく大量に保存しているわけだし(図らずも)。そこでも役立つのが『Instagram(インスタグラム)』です。誰でもできる簡単な操作で、手軽にイマイチな写真が雰囲気のいい写真に生まれ変わりますよ!

ブレてしまった夜景の写真が……
男のInstagram撮影術 第3回
↑遊園地の夜景を撮影して見事に失敗……。

 まずは、上の写真。これは遊園地で夜景を撮影した写真です。全体がブレていることに加えて、中央のライトが反射しており、ひと目で失敗だとわかります。これをInstagramで加工したのが以下の写真です。

何となくカッコイイ雰囲気に!
男のInstagram撮影術 第3回
↑どことなくアート的な雰囲気になった!

 いかがでしょう?“Brannan”というフィルターをかけて、写真の四隅を軽くボカしただけなのですが、中央の光の反射が強調され、なにやら幻想的な雰囲気の1枚に仕上がりました。

人がかぶってしまった写真も……
男のInstagram撮影術 第3回
↑人がかぶってしまい、やや残念な感じ。

 続いては、築地市場で撮影した写真。こちらは、市場内部を撮影したのですが、構図の左に人が入ってしまいました。そのままだと、どことなくパッとしない印象を受けます。これを加工すると……。

人のブレが“味わい”に!
男のInstagram撮影術 第3回
↑中央に写り込んでしまった人が逆に“味”になった。

 アート写真的な雰囲気がありつつも市場の活気が伝わる1枚になりました! 選択したフィルターは“Amaro”で、周囲を円形にボカし、さらにコントラスト強調をオンにしています。1枚目の作例もそうですが、ブレのある写真はアートっぽくなるようです。

全体的にブレてしまった1枚も……
男のInstagram撮影術 第3回
↑中央の被写体だけでなくその周囲もブレてしまった。

 こちらは水族館で撮影した写真ですが、被写体ブレを起こしていて、そのままだとイマイチな感じです。これもInstagramで加工してみましょう。

さわやかな印象のアート写真に!
男のInstagram撮影術 第3回
↑魚が自由に泳ぐ、涼しげな印象の1枚に生まれ変わった。

 フィルターには“Walden”を選択し、中央の魚の周囲を円形にボカしてみました。水と魚の鮮やかなカラーが強調され、さわやかな1枚になりましたね~。

太陽光が差し込んでしまった写真も……
男のInstagram撮影術 第3回
↑光が差し込んでしまい、完成度はいまひとつ。

 最後は第1回で撮影したネコの写真。この写真では、画面の中央部に光の線が写り込んでしまいました。ネコの表情が可愛げなだけに、惜しまれる1枚です。これを加工してみましょう。

温かさを感じる和やかな1枚に!
男のInstagram撮影術 第3回
↑地べたに寝そべって日なたぼっこをしているネコがいい感じ。

 “X-pro Ⅱ”というフィルターを選択し、周囲を円形にボカしてみたのですが、いかがでしょう。柔らかな日差しの下で寝ているネコがいい感じです。差し込んでしまった光も、こうした加工を施すことで、逆に“味”になったように思えます。

 今回は“失敗写真”をテーマにしましたが、いかがでしたか? 全体がボケたり、被写体にピントが合っていなかったり、意図しないものが写り込んでいたりする写真でも、Instagramで加工することで雰囲気の良い作品に仕上がりますよね。みなさんも、お使いの端末に1枚は失敗写真があるでしょうから、ぜひぜひそれを活用して作品を作ってみてくださいー。

【アプリ情報】

Instagram
作者 Burbn, Inc.(Instagram)
対応OS iOS 3.1.2以降/Android2.2以上
価格 無料

【関連サイト】

iPhone版ダウンロードはこちらから(App Store)Instagram - Burbn, Inc.

Android版ダウンロードはこちらから(Google Play)

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