『Instagram(インスタグラム)』の勢いが止まりません。
ユーザー数は、iPhoneユーザーを中心に全世界で5000万人以上。そして今春にはSNSの覇者、Facebookに10億ドルで買収されるなど、破竹の勢いでその知名度を上げています。まだ使ったことないよーという人でもTwitterやFacebookなどで、1度くらいはその名を目にしたことがあるのではないでしょうか。本コーナーでは、話題沸騰中のInstagramの楽しみ方やユニークな活用法を全5回に分けて解説します!
■そもそも「Instagram」って何?
↑世界中のユーザーが投稿したオシャレな写真を閲覧できるInstagram。 |
実際に使ってみる前に、まずはInstagramの基本を確認しておきましょう。Instagramとは、写真に特化したSNSのこと。大雑把に言うと“写真がメインのTwitter”的なサービスですね。現在はiPhone版とAndroid版のアプリが提供されており、これらの端末で超カンタンに雰囲気のある写真を作成できることから人気を集めています。主な機能はフィルターなどによる写真の加工と、他のユーザーが投稿した写真に“いいね!”やコメントを付けることの2つ。利用に際しては専用のアカウントが必要になるので、アプリの初回起動時にサクッと取得しておきましょう。
■じゃ早速、撮ってみよう!
↑写真を撮影する際は、まず画面下のカメラアイコンをタップしよう。 |
では、実際に撮影してみましょう。使い方は大まかにまとめると以下のような感じ。1.写真を撮影してフィルターを選択 → 2.お好みでキャプションと現在地を入力 → 3.Instagramに投稿(TwitterやFacebookなど他のSNSにも投稿可能)の3工程です。
問題は“何を撮るか”ですが、今回はネットユーザーとの親和性が大変高い(と思われる)“ネコ”を撮影してみました。撮影場所はゴールデンウィークまっただ中の江ノ島。人間たちの喧騒には目もくれず、のんびりと過ごすネコをとくとご覧ください!
フィルターやボカす範囲を決めて…… |
↑フィルターを選択し、好みのテイストになったら、チェックボタンをタップ。 |
投稿先を選ぶだけ! |
↑お好みでキャプションとジオタグを入力したら、“完了”をタップ。Twitterなどを“オン”にすると同時に投稿できます。 |
■好みのフィルターをパパッと選べばオーケー
↑これはこれでかわいいネコ写真だが……。 |
↑フィルターに“EarlyBird”を選択し、コントラストを強調するだけで雰囲気が一変する。 |
上の写真は、土産物屋の軒先にあるイスの下で眠っていたネコ。上で紹介した手順で写真を撮影したらフィルターを選びます。今回はセピア調に仕上がる“EarlyBird”を選択し、コントラストを強調できる機能をオンにしています。選択できるフィルターは全17種類。選び方のルールみたいなものは特にないので、自分の感性に従って、「良い!」と思ったものを選択すればオーケーです。
いかがでしょう? 素人の作品にしてはいい感じでしょう? 参考までに何も加工していない画像も掲載するので、加工の有無でどれくらい印象が違うのか確認してみてください。
■ボカシを加えるとより味わい深い作品に!
↑被写体の周囲をボカすと、よりフォトジェニックな感じに。 |
続いての1枚(上の写真)は、土産物屋の店内にて。ご当地飲料『湘南サイダー』の箱の影に隠れていた子です。フィルターは“Valencia”を選択。この作品のポイントは“ボカシ”です。これはiPhone版のみが対応している機能で(2012年5月14日訂正。Android版もバージョン1.1.0からボカシに対応しました)、作品に一眼レフで撮影したかのようなボカシをかけられます。ボカシは被写体を中心にして円形にかけられるほか、並行線状にかけることも可能です。この作品では円形のボカシを選択し、ネコの周囲をぼかしています。以下の作例でも周囲をぼかしているので、その効果のほどをご確認ください!
↑配電盤の上で寝ていた猫をアップで。顔の周囲を円形にボカし、フィルターは明度がアップする“Rise”を選択。 |
↑地べたに寝そべる猫の別バージョン。右上と左上を薄くぼかしています。選択したフィルターはフィルムカメラで撮影したような風合いになる“Amaro”。 |
↑空を見上げる猫。猫の周囲を円形にボカしました。選択したフィルターは“クロスプロセス”と呼ばれる、フィルム時代の技法で写真を現像すると得られる効果を再現した“X-pro II”。 |
↑上の写真をもう少し寄りで加工。猫の左右を並行にボカしました。選択したフィルターは、やや暗めの風合いに仕上がる“Hefe”。 |
↑植え込みの中にいた猫。周囲を円形にボカし、フィルターにはフィルム映画のような効果を得られる“Nashville”を選択。 |
というわけで、今回はネコをテーマしましたが、いかがでしたでしょうか? ズブの素人でも簡単な操作でそれなりの写真に仕上がってしまうInstagramの魅力は伝わりましたでしょうか。ポイントはとにかく撮影して加工してみること。何の変哲もないスナップ写真が、極めてシンプルな操作で簡単に雰囲気のある“作品”になりますよー。
(アプリ情報)
『Instagram』
作者 Burbn, Inc.(Instagram)
対応OS iOS 3.1.2以降/Android2.2以上
価格 無料
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