【スパイ大作戦？】実に怪しげなAndroid搭載腕時計を試す

2012年03月21日 16時14分更新

　毎度おなじみ、そして個人的にも常連客として利用しているpocketgamesから、すっごい怪しいガジェットばかりが到着しました。そのなかに、ちょっと大きめの腕時計型ガジェットが入っていたんですね。

　電源を入れてみてビックリ。これ正真正銘Android端末です。腕時計として見るとでかいですけど、Android端末として見ると、とてもコンパクトに感じるから不思議です。

　右側面には“戻る”と“メニュー”ボタン、左側面にはボリュームボタンが備えられています。ちなみに“戻る”ボタンは“電源”ボタンも兼ねています。

　しかしホームボタンにあたるものが存在しないので、アプリの切り替えがメンドーです。

　上面には200万画素カメラ、下面にはスピーカーとマイクが配置されています。

　バッテリーをはずすと、なかにはSIMカードスロットとマイクロSDカードスロットが隠れています。ただし、このSIMカードは2G対応なので、ドコモや日本通信などの3G SIMカードは利用できません。

　pocketgamesから送られてきた箱には、Bluetoothユニット、USBケーブル、Bluetoothヘッドセット充電用ケーブル、イヤホンなどが入っていました。

　pocketgamesの同製品レビュー記事を見ると、ACアダプターも含まれているので、おそらくpocketgamesさんがなくしたか、入れ忘れたのだと思います。

　充電＆データの同期はベルト先端の端子部（USB端子互換）で行ないます。

　こちらの端子部はベルトを締めればカバー内に隠れるのでご心配なく。しかし個人的には、端子むき出しのほうがサイバーでカッコヨスという印象です。

　ここで大変重要な情報をお伝えしなければなりませんが、本製品はマーケットが入っていないどころか、標準ではグーグルアカウントすら登録できません。と言うわけで、アプリケーションのインストールなどを行なう場合には、“週間リスキー”でACCNが行なうようなゴニョゴニョっとした作業が必要になります。

　Android OSのバージョンは2.2.1。一応、まだ現役で使える世代のバージョンですね。この点はひと安心ポイントです。

　3Gネットワークに接続できないので、WiFiネットワーク経由でブラウジングを試してみましたが、多少遅いものの週アスPLUSを表示することができました。

　ローマ字でもグーグルなら検索可能なので、無理に日本語入力システムを入れる必要はないんじゃないかなーと個人的には考えます。

　挿せるSIMカードは2Gのみ、マーケットアプリが入っていないこと、標準でグーグルアカウントを登録できないこと、そして技適を通っていないことを考えると、万人どころか、我が同僚であるスマホ班メンバーにすらオススメできないガジェットです。

　しかし、それらすべてを理解し、自力でアプリやアカウントを登録できちゃう方が、海外渡航時に遊ぶアイテムとしては、これ以上楽しいものはないでしょう。

　売り切れ間近ですのでご決断はお早めに！

腕時計型 Androidデバイス
価格：2万3100円（pocketgames販売価格）
製品販売サイト

※著者および編集部は、技術基準適合証明（技適）を受けていない通信機器の利用を勧めるものではございません。通信機器は各国の法律に基づいて利用してください。各国の法律に反して利用しても、著者および編集部は一切責任を負いません。

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