皆さん、もう『新iPad』は購入しましたか? 私はiPad 2から機種変したわけですが、その判断が正しかったのか、ちょっとドキドキです。と言うわけで、早速チェックしてみたいと思います。
まずは開梱してみましょう。
箱のサイズは一緒 |
いきなり新iPadがお出まし |
箱のサイズは新iPadもiPad 2も変わりません。ただ、表面の写真は変わっています。iPadのパッケージはもう完成されているので、iPad自体の形が大きく変わらないかぎりは、変更されることはないでしょう。
マイクロSIMカードを入れ替えます |
私は機種変更だったので、iPad 2から個人契約のマイクロSIMカードを取り外し、新iPadに移し変えました。
そして、新iPadとiPad 2の比較をするため、前もってACCNのiPad 2から抜いておいたマイクロSIMカードを、私のiPad 2に装着しました。
iPad 2のケースも新iPadで使えました |
基本的に外観がまったくと言っていいほど変わっていない新iPad。試しにiPad 2用のケースを装着してみたのですが、問題なくすっぽりハマリました。たったの0.6ミリの厚みアップなので、TPU製ケースのほとんどは問題なく使えるでしょう。でも、新たに買うのなら、一応新iPad用ケースをオススメします。
また、液晶保護フィルムは新iPadとiPad 2では完全な互換性があります。ただ注意したいのはフィルムの種類。2048×1536ドットのRetinaディスプレーでは、アンチグレアタイプの液晶保護フィルムではせっかくの精細感が台無しです。フィルムはぜひとも光沢タイプ(グレアタイプ)を購入することをオススメします。
貼り方については、下記を参考にしてください。
ガジェット保護フィルムまとめ:ホコリゼロで貼るテクから注目素材のフィルムまで
とくにオススメなのは下記の記事です。手前味噌ですが。
さて、液晶保護フィルムを無事に貼ることができたら、早速電源を入れてみましょう。
電源オン! |
設定完了! |
Apple IDを持っていないと、IDを取得したりとか少々メンドーなのですが、私はiPad 2からの移行組なので、iCloud経由でiPad 2のアプリ、データなどは新iPadにそのまま復元されます。すげーラクチンになったものです。
そのおかけで早速比較検証に入れるわけですが、その前にひとつお断りがございます。週アスPLUSはその仕様上、縦または横が1000ドットを超える画像を基本的に表示することができません。ですので、今回そのサイズを超える画像はすべて1000ドット以内にサイズ変更しています。
ただし、それでは冒頭の画面解像度の比較が行なえないので、今回は画面解像度の比較においては、480×480ドットでどれだけの領域を表現しているのかを比較してみました。つまり、480×480ドットでより小さな領域を描いているのであれば、その領域を実サイズで見た場合、より高精細に見えるわけです。
画面解像度
iPad 2 |
※画面全体 |
新iPad |
※画面全体 |
iPad 2 |
※480×480ドットで切り抜き |
新iPad |
※480×480ドットで切り抜き |
のっけからビックリなのですが、さすがは2048×1536ドットのRetinaディスプレー。いまさら感満載のコメントですが、印刷物同等の解像度、そして印刷物を超える発色です。今日初めて新iPadのディスプレーを見たわけですが、この時点ですでに買ってよかったと心底思っています。もうここで、この原稿を書き終えたいぐらいです。
てなこと書くとACCNが怒ったり、泣いたりするので、続きを書きます。そして実はまだ皆様に伝えたいことがたくさんあります。
つぎは鉄板ゲームの『InfinityBlade2』。このゲームはiPad 1/2でもプレイできますが、新iPadのRetinaディスプレーにいち早く対応しており、高精細なグラフィックでゲームを楽しめます。
iPad 2 |
※画面全体 |
新iPad |
※画面全体 |
iPad 2 |
※480×480ドットで切り抜き |
新iPad |
※480×480ドットで切り抜き |
もう唖然の一言です。この空前のグラフィッククオリティーを忠実に伝える術がないのが、残念ですが、フルハイビジョンディスプレーを超えるグラフィックが、手のなかの新iPadで表示され、操作できるのですから、携帯ゲーム機として最高峰のレベルに位置することは間違いありません。
Retina対応ラブプラスが発売されたら、ある種3DS版よりインパクトあるのではないでしょうか? 姉ヶ崎寧々は俺の嫁と言ってはばからないガチ鈴木は狂喜乱舞するでしょう。私もランバダぐらいならいつでも踊る準備はあります。
処理速度
iPad 2 |
※『GensystekLite』で計測 |
新iPad |
※『GensystekLite』で計測 |
iPad 2 |
※『SunSpider JavaScript Benchamrk』で計測 |
新iPad |
※『SunSpider JavaScript Benchamrk』で計測 |
iPad 2 |
※『Internet Explorer 10 Test Drive“Speed Reading”』で計測 |
新iPad |
※『Internet Explorer 10 Test Drive“Speed Reading”』で計測 |
処理速度に関しては安易にコメントできる段階ではないのですが、Retinaディスプレーによって大幅に増大した描画面積による負荷を、『Apple A5X』のクアッドコアグラフィックスが十分カバーしているという印象です。少なくとも実使用感で違いを感じることはありませんでした。
通信速度
新iPad |
※最高下り3.33Mbps |
新iPad |
※最高下り2.99Mbps |
通信速度は変わっているわけがないのですが、一応計測したので結果を掲載しておきます。
iPad 2 | 新iPad | |
1回目 | 2.14Mbps | 1.93Mbps |
2回目 | 1.04Mbps | 2.34Mbps |
3回目 | 1.99Mbps | 2.99Mbps |
4回目 | 2.39Mbps | 2.22Mbps |
5回目 | 3.33Mbps | 2.56Mbps |
平均 | 2.178Mbps | 2.408Mbps |
偶然にも平均データ通信速度は新iPadがわずかに上回りましたが、最大通信速度はiPad 2が記録しているので、誤差範囲の結果でしょう。ただ、4G対応の新iPadには伸びしろが実はある……という情報が事実であることに期待したいですね。
写真画質
iPad 2のリアカメラ |
元画像は720×960ドット |
新iPadのリアカメラ |
元画像は1936×2592ドット |
iPad 2のフロントカメラ |
元画像は480×640ドット |
新iPadのフロントカメラ |
元画像は480×640ドット |
最後に比較したのは写真画質。リアカメラに関しては、リサイズを加えたあとでも、解像感が高いですし、ノイズも少ないです。おそらく一般家庭の室内照明や、夜間撮影ではさらに差が広がるでしょう。
いっぽうフロントカメラについてはやや肌の質感が新iPadのほうが細かく感じますが、大きな差はありません。なぜ今回もVGAサイズのフロントカメラを採用したのか理由がわかりませんが、FaceTimeをより高画質で楽しむためにも、せめて720pのハイビジョン動画には対応してほしかったところです。
総括
ほかにも比較してみたい項目は多くあるのですが、週アス編集部では私以外にまだ何人か新iPadを購入しているので、このあたりにしておきます。
新iPadをいじり始めてからまだ数時間ですが、フルハイビジョンを超えるRetinaディスプレーを搭載しながら、操作感などはまったくiPad 2と同等。しかも、一番の不満だったリアカメラが高画質化された新iPadは、十分買い換えるだけの魅力を備えていると思います。
これから新iPadに対応するであろう、新たなウェブサイト、ゲームコンテンツ、そして電子書籍などの進化の歩みを毎日目にすることができるのが本当に楽しみです!
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