バッファローコクヨサプライ『どっちもハブ』 |
発表と同時に大きな話題を呼んだバッファローコクヨサプライのUSBハブ『どっちもハブ』(BSH4U17シリーズ)。その特徴は、コネクターの向きがどちらでも挿せ、我々を長年悩ませてきた挿し直しトラブルを根本から解消するという画期的なものでした。今回は、そんな魔法のポートデザインの中身をご覧いただきましょう。
普通のUSBハブ |
どっちもハブ |
どっちハブは、USB端子の接点(4つの金属部)を支える部分が、普通のUSBハブよりもだいぶ薄くなっており、上下に4つずつ接点があります。これがどちらで挿しても接続できる構造なんですね。
開発担当の方にうかがってみると、この接点を支える部分は“インシュレータ”といい、インシュレータの薄型化が両挿しを可能にしているとのこと。開発で障害となった部分はありますか? と聞いてみると、薄型化による耐久性が当初の課題で、そこを同社の秘密技術で従来製品と同等の耐久性を実現できたそうです。
USBメモリーを挿してみるとしっかりとした挿し心地があり、抜ける心配はナッシング。ぱっと見、普通のUSBポートよりも大きく見えますが、きっちりすき間なく挿せました。
ちなみにこのポートデザインは海外のUSBコネクター製造メーカーが取得しており、そのメーカー次第ではUSBハブ以外の、たとえばPCなどほかの機器にも採用される可能性があります。今後このデザインがグローバルスタンダードになればいいのになんて思っていますが、最近流行の薄型USB端子だと接点逆挿しの可能性もあるのが少し心配です。
とはいえ、USBケーブルフックも搭載し、持ち運びにも配慮した超便利USBハブ『どっちもハブ』は、長いUSBの歴史に大きな一歩を刻んだことに間違いないでしょう。
■関連サイト
バッファローコクヨサプライ製品紹介
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります