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悪用厳禁? 遠隔操作アプリでなくしたAndroidスマホを徹底追跡!

2012年02月06日 16時00分更新

 アンドロイドスマホをなくした場合、端末自体の価値はもちろん、個人情報や不正利用の危険性を考えるとすぐに回収したいもの。端末によっては携帯電話会社や端末メーカーが用意する遠隔ロックや位置検索サービスも利用できるのだが、非対応の端末も多い。そういった場合は、スマホの遠隔操作アプリを使って対策しよう。

Cerberus(アンドロイドマーケット)
●LSDroid
●無料(7日目以降は有料2.99ユーロ=300円前後)

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 CerberusはPCからスマホの位置を調べたり、端末ロックやアラームを起動できるアプリ。インストール時にアカウントを作成し、PCの専用ページからスマホの位置を地図上で確認できる。また、カメラやマイクも遠隔操作でき、写真や録音した音声から周囲の状況を調べることも可能だ。

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↑PCのブラウザーからスマホの位置情報を定期的に取得。位置情報の履歴に沿って、地図上に赤い線が引かれる。車や電車へ忘れた際に活躍する。
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↑PCから操作できる機能一覧。スクリーンショットの撮影はroot化したスマホ限定の機能だ。
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↑端末のSDカードの消去、端末ロック解除を失敗した時の写真撮影も可能。
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↑PCから端末ロックをかけたり、メッセージの表示やアラームを鳴らすこともできる。
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↑スマホに撮影コマンドを送ると、写真がメールで届く。インカメラとアウトカメラの指定も可能だ。

Android Lost(アンドロイドマーケット)
●Theis Borg
●無料

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 もうひとつの『Android Lost』も、Ceberousと同じくPCのブラウザーからスマホを操作するアプリ。日本語には非対応だが、無料で利用できる点が魅力。アカウントはグーグルアカウントと同じものを利用する。GPSやWiFi機能のオンオフも遠隔操作可能。

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↑メニューはすべて英語表記。『Ceberus』と比べ操作内容のログを見づらいのが難点。

 

●アカウントの不正利用に注意!

 遠隔操作アプリは便利だが、利用アカウントは他人に知られたり予測されないよう注意が必要だ。もしアカウントが知られた場合、気づかない間に位置情報を調べられるなど個人情報がつつ抜けになる。位置検索サービスが提供されていないスマホで使うには便利だが、もし携帯電話会社が端末メーカーが位置検索サービスを提供しているなら、なるべくそちらを優先して利用することをお勧めする。

『Cerberus』
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『Android Lost』
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↑インストール時にも確認されるが、遠隔操作アプリはスマホの多くの機能を操作できる不正利用されると危険なアプリだ。必要がなければ使わないに越したことはない。

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