iPodやiPhoneに付属のイヤホンを使っている人、あちこちでよく見ますねー。
あの白いイヤホンを使っていれば「あの人はiPod(iPhone)を使っているのね、ステキ!」ということで、なかなか社外品を使えないとも聞きます(ホント?)。
それはともかくとして、そのあたりの適当なイヤホンと比較すればたしかに音がいい純正ですが、高級機と比較してしまうとちょっと残念な感じなのは確か。
もうちょっとパンチがあって音がクリアなら……ともう一歩な感じ。だからと言って、いいイヤホンは結構高価なので手が出なくてションボリ……。そんな方に朗報です。
↑Deep Bassは時計のベゼルを思わせるシンプルでオシャレなデザイン。 |
この『ポータブルヘッドフォンアンプDeep Bass』は、iPodやiPhoneなどの底にある“Dockコネクタ”からオーディオ信号を取り出して使うヘッドホンアンプ。
実は本体のヘッドホンジャックよりも、Dockコネクタ側のほうが内部のアンプやボリューム回路を通らないぶん音質がいいのですよ! 知ってました?
↑音源と電源はDockコネクタから。 |
なんつったって、大きさに制限のあるiPodやiPhone内部ですから、そんなにゴージャスなオーディオアンプは内蔵できません。で、Dockコネクタから得たオーディオ信号は外付けのアンプで増幅してノーマルよりも音質と音量をアップしてくれるってわけです。
なのでハイエンドオーディオマニアが使う高価なヘッドホンアンプの多くはDockコネクタ接続です。Deep Bassも同じ方式なので、否が応でも期待してしまうってモンです。
本体の大きさは約33×33×12.9ミリで17グラムと小さくて軽く、持ち歩くのにまったく苦になりません。表面には操作用のスイッチが並び、リモコンとしても使えるのは便利。
使い方はとても簡単。DockコネクタにDeep Bassのコネクターを差し込み、これまで使っていた純正イヤホンをDeep Bassのヘッドホン端子に差し込むだけ。
小難しい設定や電源は一切不要。あとは普段どおり音楽を再生すればいいだけ。
↑本体は手のひらに収まってしまうくらい小さい。丸いリブのおかげで誤操作を防止できる。 |
聞いてみて驚くのが中低音の増強ッぷり! ズンズン来ます!!
でも、それだけじゃなくて、よーく聞くと高音やボーカルがとってもクリア。音が磨かれたようにスッキリと通るのに感激。
いやはや同じイヤホンとは思えない音質に驚き! それに外部アンプなので音量も十分。大型のヘッドホンも余裕でドライブできます。
さてさて、ここまでいいとなると欲が出て、もっといいイヤホンで聞けばもっと凄いだろうと思ってしまうもの。
早速高級イヤホンに交換して聞いてみると逆に中低音が強すぎてツラい。音楽がボワボワと低音に巻き込まれてしまいます……。
色々と実験してみた結論はキャラクターが強くないナチュラルな音質のイヤホンやヘッドホンで聞くのがベストかと。高級機種よりも安価なモデルのほうが効果がありました。
もしもいま使っているイヤホンとDeep Bassとの組み合わせにどうしても馴染めないときは、iPhoneならイコライザーアプリ『EQu』などで調整するといいでしょう。
↑個人的には純正はもちろん、ソニーのMDR-EX90SLとの組み合わせがいい感じだった。 |
そうそう、音楽はもちろんですが映画やライブ映像でも効果は絶大。Deep BassはiPadでも使えるので、ぜひ試してもらいたいです! 臨場感が数段アップして入り込めますよ!
↑背面にはクリップが付いているので、服や鞄に固定できる。 |
ポータブルヘッドフォンアンプDeep Bass(DDA-i10RCBK)
販売元:ディーフ株式会社
価格:6980円(直販価格)
対応機種:iPod touch(1~4世代)、iPod classic(80GB/160GB)、iPod nano(1~5 世代)、iPod mini(4GB/6GB)、iPod(4~5世代)、iPhone 4S、iPhone 4、iPhone 3GS、iPhone 3G、iPad 2、iPad
製品公式サイト
製品販売サイト(アスキーストア)
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