モトローラ・モビリティが、auスマホの春モデル『MOTOROLA RAZR IS12M』の説明会を実施しました。最薄部7.1ミリのボディーに1.2GHzデュアルコアのCPU、16GBストレージ、1GB RAM、1780mAhバッテリーを搭載したハイスペック端末です。
『MOTOROLA RAZR IS12M』3月上旬以降発売予定 |
モトローラのファンならご存じと思いますが、『MOTORAZR』は2004年に発売された薄型ケータイのシリーズで、世界中でヒット、なんと合計1億5000万台も販売したのだそうです。
↑2004年に発売された初代『MOTORAZR』。日本では2006年にドコモが販売。 |
そのRAZRがAndroidスマホになって甦ったのが昨年11月。スペックとサイズのバランスが秀逸で、海外ではすでに人気モデルとなっています。
こんなにスリムですが、中の基盤やバッテリーなどをステンレスのフレームとゴリラガラス、そして背面の“ケブラーファイバー”で保護しています。化学繊維をもとにしたファイバーで、同じ重さの鋼鉄の約5倍の強度をもちます。MOTOROLA RAZRでは、コピー用紙3枚ぶんほどしかない、非常に薄いケブラーファイバーを使用しているそうです。
なお、防水対応ではありませんが、フレームなどで水の浸入を防ぐ撥水(はっすい)構造となっています。
↑スリムなボディーのいちばん外側、背面に使われているのが“ケブラー・ファイバー”。鋼鉄の約5倍の強度をもつ。 |
生粋のモトヲタならもしかしたらご存じかもしれませんが、現在、デュポン社がこのケブラーファイバーを白くする研究を重ねているとか。今回のRAZRの白モデルはフレームだけ白いのですが、ファイバーの部分も白くできると全体を純白にできる! ステキ……。そんなリーク画像も海外で出回っています。
ちなみに背面カバーはなく、SIMカードとマイクロSDカードのスロットはいずれも側面にあります。バッテリーも内蔵式で取り外せませんが、容量は1780mAhと十分あるで、スグ切れて困る! という心配はないかと思います。
↑マイクロSIMとマイクロSDのスロットは側面に用意。 |
さらにバッテリー駆動時間を延ばす工夫もあります。『Smart Actions』という機能では、ユーザーの行動にあわせて各種設定を自動で変更。たとえばGPSで帰宅を検知、BluetoothやGPSをオフにしてバッテリー消費を抑えるといった具合に。
↑『Smart Actions』機能ではあらかじめプリセットを用意しているが、自分で設定を変更することも可能。通勤時、駅に着いたら着信音をオフにする、といった使い方もできる。 |
PHOTONなどでおなじみの『Webtop』機能も利用できます。テレビやPCディスプレーにRAZRを接続し、キーボードやマウスでPCライクに操作できます。
↑専用ドック経由でRAZRとディスプレーを接続。左側でスマホの画面そのもの、右側でブラウザーを表示している。専用ドックは発売を検討中。 |
ATRIXでヲタ達が興奮したキーボードとディスプレー一体型のドック『Lapdock』も日本発売を検討中だそうです!
↑海外で販売されている、10.1インチの『Lapdock 100』(左)と14インチの『Lapdock 500 Pro』。正面からはただのノートPCに見えるが……。 |
↑ディスプレーの裏側にドックが。ただし、びよーんと伸びたケーブルで接続するちょっと残念な機構。 |
カメラは裏面照射ではないものの暗めの場所でも撮れ、シャッターも高速、パノラマ撮影に対応するなどの特徴がありますが、現時点ではソフトウェアが完成していないとのことで体験できませんでした。発売も少し先なので、追ってまた実機レポをお届けしたいと思います!
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