週刊アスキー

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2012年新製品完全予想 スマホ、タブレット、AV機器、デジカメ、ゲーム、秋葉原編

2012年新製品大予想
2012年こそ、待望のiPhone5が出る!?

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iPhone5を予想
●NFCチップ搭載によるおサイフ化
●次世代高速通信LTEの採用
●4インチディスプレーを搭載
●クアッドコアのチップを装備

ドコモ版iPhoneは出る? 出ない?

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↑次期iPhoneがLTE対応するとしたら、ドコモから発売されることも十分にありうる(写真はイメージです)。

2012年新製品完全予想 タブレット編

Android4.0搭載と高速通信対応でiPadの牙城を崩す!

 LTEやWiMAXなど高速通信が標準に。Android4.0でOSがスマホと統合されることで、大画面向けアプリ開発が盛んになり、スマホ用アプリとの互換成も向上するだろう。

“テレビ系アプリ”が大ブレーク必至!!
勝手に大予想 タブレット業界

 実は、今テレビが“旬”なのです。'10年12月から'11年8月までに46インチ以上のテレビ所有率は30パーセントも増えている。一方、日本よりひと足先にタブレットが来ている海外では、テレビ映像系のアプリやサービスがすでにブレーク中。『miso』、『intoNOW』、『GetGlue』、『Zeebox』などソーシャル系もあれば、ディズニーの『Second Screen』のような鑑賞系もある。このとき7インチタブレットが、スクリーン付きスーパーリモコンになるわけです。

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↑スマートテレビとは違う“テレビ+タブレット”という視聴スタイルが未来のテレビの姿なのだ。

アスキー総合研究所所長 遠藤諭/デジタル関連のコンサルタント。デバイスの栄枯盛衰を見てきた視点で流行を評価。

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2012年新製品完全予想 スマートフォン編

LTEが本格始動! 新CPUと新OSも注目だ

 CPUはデュアルどころか、クアッドコアへ進化し、Android4.0搭載が標準に。キャリア各社がLTEを開始し、'12年末には全国の都市部をカバー。モバイル高速通信環境が整う。

初のクアッドコア搭載機に期待

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↑NVIDIAのスマホ向けCPU『Tegra3』。クアッドのほか、デュアルコアも用意。'12年の3月か4月に『HTC EDGE』(右写真は別機種)というスマホが、初のクアッドコア『Tegra3』を搭載機して発売か。

GALAXYも“SIII”でクアッドコアに!?

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↑サムスンの次期『GALAX SIII』(右写真はGALAX SII)はクアッドコア『Exynos』を採用予定。2月開催の“Mobile World Congress”でお披露目か。

既発売スマホはAndroid4.0に対応するか?

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↑ソニー・エリクソンやLGなど海外メーカーは“4.0”へのアップデート対応予定。国内メーカーは'11年末現在、未定だ。

高速回線の進化とコンテンツの成熟に期待
勝手に大予想 スマホ業界編

 OSの進化が一段落し、端末スペックや通信環境が改善。『NOTTV』のような課金コンテンツを楽しめる段階に入り、生活インフラとしてはもちろん、エンタメツールとしてスマホコンテンツは定着していくのでは。

ライター 島 徹/外出先での快適な通信環境を求め続け、ケータイの契約台数が10回線は超えたライター。

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2012年新製品完全予想 AV機器編

ニコニコ実況テレビが出る? 4K2Kはどこまで普及するか

 ネット連携機能が進化して“スマートテレビ”が本格化。また、スマホやタブレットがテレビの付加情報を提供する端末になる。さらに、4K2K対応機器の増加にも注目だ。

“テレビ系アプリ”が大ブレーク必至!!
勝手に大予想 AV機器

スマホやタブレットがテレビのサブ画面に

 AV製品の進化軸は、大きく2つにわかれてきている。ひとつは従来通りの、よりリッチなユーザー体験を追求する方向。こちらは比較的単純で、QFHDや4K2Kといった高解像度のテレビやプロジェクターが、より進んだ超解像技術とともに提供される。高解像度化の技術は、メーカーごとにまだ差があるので、ここではどの方式が良いかといった話題も盛り上がるだろう。

 3Dに関しては比較的安価な製品にまで入り込んできているが、日本はコンテンツが少ない。3D映画はたくさん公開されているので、それらがブルーレイで楽しめるのは当然だが、放送に関しては先行きの見通しはあまり良くない。実は多チャンネル化の進んでいる米国や、国自身が3Dへの取り組みを強化している中国・韓国は、自国のコンテンツ力を高めるため、国主導で3Dの放送チャンネル設立を勧めているが、日本ではむしろ総務省が3D放送を抑制する方向にあり、オリンピックイヤーにもかかわらず、世界で日本だけが3Dで放送されないという状況に陥る可能性がある。

 もうひとつの軸が、コンテンツの楽しみ方を変えたり、異なるメディアを組み合わせて多様な楽しみ方ができるような仕掛けだ。たとえば、映像機器では全チャンネル録画など、既存の放送から放送時間枠を取り払う機能が広がっていくだろうが、来年の注目はズバリ“セカンドスクリーン”。セカンドスクリーンとは、テレビとは別の画面、たとえばタブレットやスマートフォンのこと。2つ目の画面を活用し、放送やブルーレイの映像はメインのテレビに、プラスアルファの情報をセカンドスクリーンに表示したり、タッチパネルを通してインタラクティブな機能を提供するというもの。

 ブルーレイソフトの『パイレーツオブカリビアン 命の泉』で採用されていますが、同じような試みがテレビ番組などでも盛り込まれるでしょうし、またレコーダーと組み合わせてセカンドスクリーンを活用するなどのアイデアも出てくると思います。

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↑iPadアプリと映画を同期させ、シーンごとに関連コンテンツ表示したり、メイキング映像を見たりできる。

 放送と通信の融合なんて言葉は、耳にタコができている状態でしょうが、セカンドスクリーンがきっかけに、いろいろと発展していくのでは。ネットワークサービスとテレビとを組み合わせたコンテンツは、すでにニコ動でできてるんじゃ? というかもしれないけど、まだまだネットだけでは大きなメディアにはなっていない。さらにムーブメントを大きくするには、放送と通信サービスがもっと近付かなきゃだめ。その意味で、'12年は新しい動きがありますよ。

ジャーナリスト 本田雅一/オーディオ&ビジュアル評論家、コラムニスト。テクノロジーを基点にした執筆に定評がある。

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2012年新製品完全予想 デジカメ

コンデジとミラーレス、一眼レフすべてが高性能化

 各社から出そろった感のあるミラーレス機。'12年は高性能化が進みそうで、海外メーカーの参入も。一眼レフは高級志向が高まる。

オリンピックイヤー、フォトキナに向けて新製品が続々登場!

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↑タイの洪水の影響で発売を延期していたソニー『NEX-7』は、1月27日発売。

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↑ニコンも現行の『D3』(上写真)の後継となる『D4』を、1月中にリリースか。

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↑ライカは『M9』(上写真)の後継となる『M10』に加えて、ミラーレス投入の可能性もある。

従来型の一眼レフよりよりも玄人受けするミラーレスが主流に!?
勝手に大予想 デジカメ編

 '12年は2年に一度のドイツでの見本市『フォトキナ』の開催年。イベントに合わせて各社から新製品がお披露目されるはず。ミラーレスもデジイチもコンデジもユーザーの裾野が広がった今、次は高性能化が進むだろう。ミラーレスはデジイチのエントリー機という位置づけから、玄人がもちたい1台へと、デジイチを凌駕する可能性も。

'12年のココに注目!
●'12年はハイエンドなミラーレス機が登場。
●オリンピックイヤーなのでハイエンドなプロ向け一眼レフが出る。
●コンパクトデジカメは、高級志向のハイスペックレンズ搭載機の登場に期待。

カメラマン 岡田清孝/'12年早々に発売されるとウワサされるニコン『D4』のことを思うと、もう落ち着いていられないよ!

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2012年新製品完全予想 ゲーム機

テレビとゲーム機、それにスマホとの連携に注目

 家庭用ゲーム機はネットワーク機能やスマホ連携を強化。家庭内や屋外でのデータ共有や、SNS使った対戦なども可能になる。

任天堂『Wii U』発売

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↑コントローラーは6.2インチ液晶を搭載し、タッチ操作が可能。テレビと合わせて2画面を同時に使用してプレイできる。コントローラーの画面のみでも遊べる。

2012年秋葉原の流行を完全予想

変貌し続けるカルチャータウン

 電気街からアキバ系カルチャーの発信地、アイドルタウンへと変貌を続ける秋葉原。一方で、マンションや生活用品店が増えるなど、居住・生活環境も整いつつある。

アキバ系アイドルの聖地巡礼

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トップアイドル座は'12年もAKB48──秋葉原アイドル激戦の発端となったAKB劇場。'12年もまちがいなく秋葉原アイドルの中心的存在だ。

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新進アイドルを発掘するなら──中小のイベント会場では毎週、アイドルの卵たちがスター目指して活動中。次のヒロインが見つかるかも。

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'12年の台風の目!──つんく♂プロデュースのアイドル喫茶『AKIHABARAバックステ⇔ジpass』からも目が離せない。

マンション住人が増え、都市生活エリア拡大
勝手に大予想 秋葉原編

 歩行者天国再開で活気づくかと思われた矢先、東日本大震災の発生により、'11年秋口まではどの業種も苦労していたように感じられた。'11年後半に入ってやや復調の様子を見せてきたので、'12年は前年に比べると明るい話題が多くなるはず。

 秋葉原駅から徒歩5分圏内で建造中のマンションがいくつかあるので、それらが完成すると秋葉原を生活エリアとする人がさらに増えるため、生活用品を扱うお店が増えるんじゃないかと予想。個人的な要望も混ぜると多分、洋菓子屋と土日の夜でも営業している飲食店が増えるのではないでしょうか。

ライター 伊藤真広/アニメ、ゲーム、声優、アイドルなどを中心に文筆と写真で取材活動。拠点はもちろん秋葉原。

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週刊アスキー1月10日-1月17日合併号(12月26日発売).では、PCからスマホ、ゲーム、デジカメといった注目製品の2012年新製品を完全予想しています。

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