約4.7インチの大画面、720×1280ドットの高解像度ディスプレーを備えた『GALAXY NEXUS SC-04D』は、ジャマなメニューがあるものの、ちょっと前のネットブックと同等の解像度を備えています。
これだけの解像度のスマートフォンを、そのままスマートフォンとしてだけ使うのは個人的にはちょっともったいない気がします。
スマホとしてだけじゃモッタイナイ! |
というわけで、NEXUSをどこまでパソコンに近づけられるか、各種周辺機器を活用して試してみました。
Bluetoothキーボード『TK-FBP017BK』 |
Bluetoothマウス『BSMLB03Nシリーズ』 |
まず用意したのはエレコム製Bluetoothキーボード『TK-FBP017BK』と、バッファローコクヨサプライ製Bluetoothマウス『BSMLB03Nシリーズ』です。
『TK-FBP017BK』はHIDに設定 |
NEXUSのBluetoothは“3.0+EDR”で、HID(Human Interface Device)対応です。というわけで『TK-FBP017BK』は“SPP”ではなく“HID”に設定しました。
あっさりペアリング |
NEXUSのBluetoothを有効にしてから、ペアリングを実行したら、パスキー入力後あっさり接続されました。拍子抜けです。
『TK-FBP017BK』はスタンドが便利 |
ペアリング終了後、NEXUSを『TK-FBP017BK』のスタンドに置きました。うん、いー感じです。『TK-FBP017BK』のスタンドはホント便利ですねえ。
『ポメラ DM100』も使えた! |
『TK-FBP017BK』はもう販売終了しているので、ほかのBluetoothキーボードでも使えるかを検証するため、『ポメラ DM100』とペアリングさせてみたら、こちらもあっさり接続されました。保証はできませんが、おそらくHIDプロファイルをサポートしているBluetoothキーボードであればまず使えると思います。
ただし、機能キーが使えなかったり、記号キーで異なる記号が入力されることがあります。ちなみに『TK-FBP017BK』は記号が異なるものの、多くの記号が入力できました。『ポメラ DM100』は記号がほとんど入力できなかったので、ユーザー辞書に記号を登録しておくなどの工夫が必要です。
マウスは非常に快適! |
カーソルも表示されます! |
一方Bluetoothマウスは快適そのもので、『BSMLB03Nシリーズ』では上下のダイヤルまで使用できました。
なお、NEXUSがスリープに入っても、Bluetoothキーボードとマウスのどちらかで操作を行なえば、すぐに画面が復帰します。
さて、今度はディスプレーをつなげてみましょう。使用するのはpocketgamesが販売するマイクロUSB→HDMI変換アダプターの『microUSB - HDMI 変換アダプタ Samsung/ HTC などMHL対応デバイス』です。製品名長いですねー。
『microUSB - HDMI 変換アダプタ Samsung/ HTC などMHL対応デバイス』 |
側面から給電が必要 |
『microUSB - HDMI 変換アダプタ Samsung/ HTC などMHL対応デバイス』を使用するためには、側面のマイクロUSB端子に給電する必要があります。変換アダプターに給電することでアダプターとして機能し、またスマートフォン本体にも充電可能となります。
『microUSB - HDMI 変換アダプタ Samsung/ HTC などMHL対応デバイス』はpocketgamesで対応機種としてNEXUSが記載されていないので少々心配でしたが……。
無事ディスプレーに表示! |
こちらもあっさりと表示されました。なんの設定も必要ありません。
ホーム画面は強制的に横表示に |
端末を縦にしても横表示のまま |
給電されている変換アダプターをNEXUSに接続すると、画面が自動的に横表示になりました。端末を縦にしても横表示のままです。
アイコンが大きい! |
アプリケーション画面を表示してみましたが、アイコンが大きいですねー。まあ、これは本来4.7インチを想定していたアイコンの大きさなのですから、いたしかたありません。
ブラウザーは大画面に限ります! |
つぎにブラウザーを起動してみました。無線LANで接続していることもあり、ほとんどパソコンを使っているのと変わらない感覚です。
さらに仕事柄気になるテキスト入力環境を試してみました。使用するアプリは定番エディター『Jota Text Editor(イオタテキストエディター)』です。
テキスト入力環境は? |
コピー&ペーストもオッケー |
こちらもほとんど問題なし。英字や記号は入力しづらいですが、よく使用する記号さえ辞書登録しておけば、コピー&ペーストもできるのでパソコン同様に快適に文字入力できます。むしろ多少の不便は楽しいです(本末転倒ですが、手段のために目的を選ばないのがアスキーの伝統です)。
やはりゲームも楽しい! |
せっかく23インチディスプレーに接続したのでゲームも試してみました。遊んだのはもちろんおなじみの『Riptide GP』です。
もーこれが楽しいのなんの。撮影中に無駄に周回してしまったぐらいです。
動画はやはり大画面が一番 |
ゲームに続きYouTube動画も試しましたが、こちらも快適かつ美麗。23インチディスプレーで1280×720ドットであれば、少なくとも動画では解像度が粗いという印象を受けません。
快適につぶやけますよ! |
というわけでNEXUSのパソコン化計画は、想定していたより実に快適でした。ブラウジング、SNS、メール程度ならラクラクこなします。NASやクラウドなどでストレージの問題さえ解決すれば、パソコンがいらなくなるかもしれませんね!
TK-FBP017BK
メーカー:エレコム
定価:1万7955円
発売日:販売終了
製品公式サイト
BSMLB03Nシリーズ
メーカー:バッファローコクヨサプライ
定価:5080円
発売日:発売中
製品公式サイト
microUSB - HDMI 変換アダプタ Samsung/ HTC などMHL対応デバイス
販売元:pocketgames
価格:1680円
発売日:発売中
製品販売サイト
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