週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

装着して320インチの大画面! エプソン『MOVERIO BT-100』レビュー

2011年12月08日 09時00分更新

文● 週アス編集部 撮影●高橋智

moverio002

 エプソン『MOBERIO BT-100』は世界初のシースルータイプのヘッドマウントディスプレー(HMD)とモバイルプレーヤーのセットです。通常の2D映像のほか、サイドバイサイド方式の3Dコンテンツの再生にも対応してます。視野の中心部分に0.52インチのディスプレーが投影されていて、着用者が目のピント位置を変更することで最大320インチ相当の画面が見えるようになるというもの。従来のHMDとは異なり、視界をさえぎらずにディスプレーを見ることが可能なんです。

moverio003
↑ヘッドセットのフィット感は良好。頭の大きさに合わせて、装着部の開き具合を3段階で調整できる。
moverio004
↑本体側面からイヤホンが伸びて耳に装着。クリアーな音質のドルビーモバイルに対応。
moverio005
↑メガネフックが付属するので、メガネの上からも装着可能。


 HMDに接続するコントローラー本体は、OSにアンドロイド2.2を採用したモバイルプレーヤーです。ざっくりいうと、ディスプレー部がちょっと変わった(かなり変わった?)アンドロイド端末ということ。メニュー操作や設定はスマホなどのアンドロイド端末と同じなのでわかりやすいのがいいですね。内蔵バッテリーで駆動しているので、外にいても使えるのがポイント。H.264の動画を連続再生したところ5時間19分動作しました。

moverio006
↑コントローラー本体の半分がタッチパッド。シングルタッチなのは残念だが、片手で持ちながらの操作はしやすい。また、アンドロイド端末と同じホーム、メニュー、戻るボタンもある。


 コントローラーは、3G回線に対応していませんが、WiFi機能は搭載してます。フラッシュコンテンツは再生できましたが、解像度の高いサイトではちょっと表示がもたつくこともありました。YouTubeやニコニコ動画のコンテンツも見ることができて、ニコニコ動画のコメント表示はスムーズでした。

moverio007
↑リング状に並んだ1列12個のアイコンをタッチパッドで操作。列は5段ぶんある。
moverio008
↑文字入力はアンドロイド端末と同じスクリーンキーボードで行う。タッチパッドで青いポンターを操作して文字を入力していく。


 ヘッドセット本体は、大柄で幅があり装着すると人目が気になるのがやや難点。外部映像入力はありませんが、ちょっと意味深な端子が用意されています。ひょっとしてアップデートで使えるようになるとか?(妄想ですが) 飛行機や新幹線など比較的まわりの目がない場所でプライベートな動画を見たり、ごろ寝しながらYouTubeのコンテンツを見てすごすなどの使い方をすると楽しそうなガジェットです。

●関連サイト
エプソン『MOBERIO』

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう