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個人レベルで超本格配信! 超小型、軽量、格安のAVミキサー『VR-3』誕生

2011年11月16日 19時00分更新

 ローランドは、より手軽に、いい音で、本格的なネットライヴ配信を可能にする、7系統10チャンネルのAVミキサー『VR-3』を12月15日に発売。価格は16万8000円(予想実売15万円前後)。セミプロ向けAVミキサーの価格が40~50万円クラスといわれているなかで、ニコニコ生放送やUstreamなどを個人で手軽に楽しむユーザーに向けられた(でも機能てんこ盛りな)製品となる。

VR-3

 『VR-3』は従来の『VR-5』(価格41万円前後)の本格機能を受け継いだモバイル向けモデル。303(W)×20.2(D)×80.3(H)ミリのA4サイズ(週アス本誌と同程度)で重さは2キログラム。持ち運びがラクなだけでなく、バッテリーの使用で本体ケーブルに縛られず、約2時間使用できるのが魅力的だ。

サイドパネル(左)
VR-3
↑オーディオ入力(XLR/TRS)×4、PHANTOM+48Vスイッチ。
サイドパネル(右)
VR-3
↑MIDI入力×1、MIDI出力/スルー×1。

 4画面のタッチモニターでは、配信映像を直感的に操れる。ピクチャー・イン・ピクチャー(2画面表示)の画面位置もタッチで移動可能。画面切り替え用のトランジッション(ミックス、ワイプ)、スプリット(左右、上下)、効果を決めて映像を選ぶだけと誰でも簡単にでき、クロマキー(背景に人物を合成)やミルキー(映像に文字を合成)もつまみひとつで操作できる。VR-3があれば、手軽にプロっぽい(飽きさせない)放送が、可能になるのだ。

リアパネル(背面)
VR-3
↑USB×1、オーディオ入力・出力(RCA)×各1、プレビュー出力×1、ビデオ入力×4、ビデオ出力×2(コンポジット)、PC入力/PCスルー×1、PCオーディオ入力(ステレオミニ)×1。

 入力端子は映像4系統、RGBが1系統、音声7系統を装備。USB単体の音量調整つまみと、リバーブつまみがあるのが特徴。また、本体手前にマイクが内蔵されているため、突然人が増えたり、ミキサー側の人が出演者にツッコミや助言をするといった際に、わざわざマイクを用意せずとも音が拾える。

フロントパネル(前面)
VR-3
↑標準ヘッドホン×1、ステレオミニヘッドホン×1。

 18日まで開催中のInter BEEで初展示されるほか、11月20日(日)秋葉原ベルサールで行われる週アスLIVE!では、『VR-3』を実際に利用してのUst中継を予定しているので、実際の動作風景をひと足お先にチェックしてみよう!

VR-3

●ローランド『VR-3』(関連サイト)
http://www.roland.co.jp/products/jp/VR-3/

●冬のASCIIフェス with 電ホビ “つぶやき”と“いいね”で選ぶベスト・オブ・ベストバイ2011
http://ascii.jp/asciifes/

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