CEATECで展示されていた(以前の記事)ドコモのLTE搭載スマートフォン。18日発表予定で発売間近のモデルと思われるが、CEATECではキッチリとケースに入れられ、眺めることしかできなかった……。ところが、そのなかのひとつ、LGエレクトロニクス製の機種のベースとみられる『Oputimus LTE』が韓国にて10日に販売スタート。それなら韓国で触ってくればいいじゃん! ということで、韓国にて触ってきました!
ディスプレーは大型の4.5インチ |
CEATECで展示されていた機種の特徴(画面下部中央にタッチキーがある)を見ても、やはりこれが日本でも発表されるに違いないと確信!
厚さは最厚部11.4ミリと薄型 |
『Optimus LTE』はQualcommのデュアルコアCPU、MDM9200+APQ8060(1.5GHz)を搭載したハイエンドモデル。デュアルコアのパワーで、画面の切り替えやスクロールといった操作はスムーズでサクサク。
ディスプレーは4.5インチ(720×1280ドット)と、スマートフォンとしては最大クラス。男性の手でもちょっと大きいですがジャイアンさんならベストサイズだと思います。
さらに、輝度が高く色再現率の高い“IPS True HDディスプレー”により、他社の有機ELディスプレーと見比べてると、青みも少なく色の明暗がキッチリと自然な感じの色合いでした。
ボタン類はタッチ式 |
端子はマイクロUSBのみ |
バッテリーは1830mAh |
裏面照射型CMOS搭載 |
ホームボタンほかはタッチセンサー式のため、本体前面がフラットでスッキリとした印象。接続端子はマイクロUSBのみ。ハイエンドモデルでは必須のHDMIは搭載しないが、マイクロUSBからHDMIに変換するアダプターが別売で用意されているので問題なし!
バッテリー容量はスマートフォンとしては最大クラスの1830mAh。カメラには、暗所での撮影でも高画質なソニー製の裏面照射型CMOSを搭載しています。これ、地味にすごくウレシイですよ。ちなみにシャッター音あり。韓国もシャッター音を搭載しないとダメなんだそうです。
LTE(4G)で通信もサックサク |
週アスPLUSのページも高速描画! |
試用した端末は韓国キャリアLGユープラスのモデルで、3G回線はCDMA2000。LTE圏外では3Gへと自動で切り替わるため、使い勝手としてはauのWiMAX搭載モデルに近かったです。ユーザーは回線の種類を意識せずに使えるというわけ。
USBテザリング機能を使い、PCで通信速度を計測したところ、平均で下り約21Mbps、上り19Mbpsという結果に。特に上りのスピード速く、計測場所によっては下りを上回ることも。USTREAMやツイキャスでのライブ放送などに威力を発揮しそうです。
これだけのスピードが出るので、端末での通信は快適そのもの。YouTubeのHQ画質の動画も、いったん再生がスタートすればバッファーが途切れることなく視聴できました。「コンテンツが多くて(重いから)表示テストにはピッタリ!」と言われている、本サイトも読み込みが始まればスムーズに表示。とにかく、“待つ”ということが極端に減り、イライラせずに使えました。
韓国版ワンセグ“DMB”搭載 |
NFCにも対応 |
そのほか韓国オリジナル機能として、モバイルテレビの“DMB”と近距離無線通信の“NFC”を搭載。LGエレクトロニクス広報によると「それぞれワンセグとおサイフに載せ替えるのは難しいことではない」とのこと。……とすると、『Optimus LTE』の日本モデルは、もしかしたらおサイフやワンセグ搭載の“ガラスマ”として登場するのかも!? これは超期待です。
クアドラントは2506をマーク! |
しかも、高速のCPUと通信機能を備えてすべての動作がサクサク! しかも日本オリジナルサービスにも対応する可能性が高い。日本モデルが出たら当然買いですよねジャイアンさん!? 私は買いますよ!
※韓国語がわからないためセリフは自動翻訳機能を使用したものです。 |
『Optimus LTE(韓国版)』の主要スペック
メーカー | LGエレクトロニクス |
ディスプレー | 4.5インチ液晶(720×1280ドット) |
サイズ | 68(W)×10.7(D)×133(H)mm |
重量 | 約135g |
CPU | Qualcomm MDM9200+APQ8060 1.5GHz(デュアルコア) |
OS | Android 2.3 |
カメラ | メイン:約800万画素 サブ:約127万画素 |
バッテリー | 1830mAh |
LTE対応 ○、NFC ○、DMB(韓国版ワンセグ) ○
赤外線通信 ×、防水 ×
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