IFA2011で発表していたレノボのUltrabook『IdeaPad U300s』が11月下旬に日本でも発売決定! 予想実売価格は15万円前後と先日東芝が発表した『dynabook R631』(関連記事)とほぼ同じ価格。
dynabook R631がCPUにCore i5-2467M(1.6GHz)、ストレージに128GBのSSDを採用しているのに対し、IdeaPad U300sはCore i7-2677M(1.8GHz)、SSDは256GBと、コストパフォーマンスではややお得な印象。英語版OSを搭載したグローバルモデルの評価機をひと足早く入手したので、その実力を調べてみました。
まずは基本スペックをチェック。現在確定しているのは一部のスペックのみで、詳細なスペックの公開は11月上旬になるとのこと。
●CPU:Core i7-2677M(1.8GHz)
●メモリー:最大4GB
●ストレージ:256GB SSD
●ディスプレー:13.3インチ(1,366×768ドット)
●インターフェース:USB3.0、USB2.0、HDMIほか
●通信機能:11n無線LAN、Bluetoothほか
●OS:Windows7 Home Premium SP1(64ビット)
●サイズ/重量:最薄部14.9mm、重さ1.32kg
最薄部の薄さは14.9ミリと、『dynabook R631』(8.3ミリ)や13インチの『MacBook Air』(3ミリ)にくらべるとやや厚めですが、横から見るとハードカバーの本のように天板と底面のフチがわずかに大きくなっているデザインでディスプレーの開け閉めがしやすいのが特徴。
天板と底面はMacBook Airと同じくアルミニウム合金の1枚板でできていて、重さは約1.32キロと1.35キロのAirよりもわずかに軽め。
インターフェースは側面のみに配置したシンプルな設計で、デザイン的にはかなりAirを意識している印象です。
左側面 |
右側面 |
左側面にUSB2.0、右側面には右側面にUSB3.0とHDMI出力、ヘッドホン出力を用意。SDカードスロットは搭載していないのがちょっと残念。
天板 |
裏面 |
天板と底面は継ぎ目のないフラットなデザインで、このあたりもAirへの対抗意識が現われているよう。排気口は左側面のほか、本体上部のディスプレーとの境目の部分に配置されています。
ちなみに吸気はというと、キーボードのすき間から空気を取り入れてエアフローを確保する“Breathable Keyboard”を採用して冷却する仕組み。
正確な数値は日本での製品版が届き次第検証しますが、Airやdynabook R631に比べて動作クロックの高いCPUを搭載した評価機で調べた限りでは、ネットのHD動画の視聴程度であれば、本体温度、動作音ともにほとんど気にならないレベル。
グローバルでの発表ではバッテリー駆動時間は8時間と言われていましたが、日本向けのモデルではまだ公開されていません。グローバル版の評価機でバッテリーベンチを回したところ、6時間34分の駆動が可能という結果に。ちなみに13インチのMacBook Airの場合、同条件のテストでは5時間5分でした。
※評価機のOSはWindows7 Ultimate SP1(64ビット)。
また、本体だけでなくACアダプターが非常にスリム化されているのもIdeaPad U300sの特徴のひとつ。重さは約200グラムで手軽に本体といっしょに持ち運べるのもうれしい。
モバイルノートの購入を検討しているウィンドウズユーザーにぜひオススメしたい製品です。
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