発売間近のASUSTeKの15.6インチノート『N55SF』が編集部に届きました! こちらの製品は同社がオーディオメーカーのBang & Olufsen ICEPowerと共同開発した独自のサウンドシステム“ASUS SonicMaster”を搭載しています。11ワットのパワーアンプと直径32ミリのステレオスピーカーなどを装備、エンタテインメントに特化したPC。しかも付属のサブウーハーでさらに重低音が楽しめるという、音に敏感なユーザーは、かなり気になるアイテム。音楽にゲーム、映画、音が重要なコンテンツを使い、実際に試してみました。
まずはベンチマークで性能をチェック。『バイオハザード5』テストBで検証した結果、37.1fpsとプレーに快適な数値がでました。グラフィックはミドルローの『GeForce GT555M』を搭載。映像の動きはなめらかで、しかもサウンドはハイクオリティー。ゲームの世界に没頭できますね。というか戦闘モノをやってみましたが、臨場感ありすぎて怖いくらい……ということは逆に恋愛シュミレーションなどでも臨場感あふれるってこと!? いやはや音って大事ですね。
また総合PC性能を『PCMark7』で計測したところ、2188というスコアー。まずまずの数値でした。ふだん使いでも十分に活躍できますね。
そして、肝心の音に関してはどうでしょうか。キーボードの上部すべてがスピーカーとなっています。
さっそくサブウーハーも一緒に使って音を確認。うわっ! 音の太さ、そして低音の鳴りがまったく違います。しかも音の広がりも感じられますね。またウーハーで音がぼやけるか心配だったのですが、思った以上にクリアー。ガチなテクノを聴きましたがすごい合ってます。個人的にはダンスミュージック向きの印象も。続いてロックも聴いてみました。音に張りがあって、ライブ感が増幅します。かなり心地いいですね。もちろんボーカルの声の伸びもよく、聴いてて気持ちがいい音が出ています。音の世界に放り込まれた感覚。
そして映画も試聴。爆発シーンなど、派手なシーンはとくにグッと音が迫ってきます。また、ドキュメンタリー映像も観ましたが、より、その場に自分がいるかのような感覚になれました。
ちなみにキーボードの左一列が音用の専用キーとなっています(ここの配列が専用という感じでうれしい)。この場所だとキーを打ちながら直観的にストップや音量調整などが操作できるので、慣れると相当重宝しそう。また、専用ボタンで電源オフ状態から8秒ほどで高速起動する『Music Now!』機能も装備。音楽だけ聴きたい! というときも立ち上げのイライラから解放されます。
PC全体の質感はマットで落ち着いた印象で、天板のサラサラ感が個人的には気に入りました。キータッチの感触が軽めで深く押し込まなくても打てるので、長時間の作業にも向いています。
発売は10月8日。音に特化したエンタテイメントPC要チェックです!
『N55SF N55SF-S2630B』
ASUSTeK
●直販価格 12万円
●関連サイト ASUSTek 公式サイト
【スペック】
●CPU Core i7 2630QM(2GHz)
●メモリー 8GB(最大8GB)
●ストレージ HDD 750GB
●光学ドライブ BD-ROMドライブ
●グラフィック GeForce GT555M
●液晶ディスプレー 15.6インチ(1920×1080ドット)
●インターフェース USB3.0×2、USB2.0×2、HDMI、D-sub15ピンほか
●通信機能 802.11 b/g/n、Bluetoothほか
●サイズ/重量 379(W)×260(D)×37.5(H)mm/約2.7kg
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