'11年6月に“フィールドテスト”として開始されたGoogleのSNS『Google+』が、米国時間9月20日に“ベータ版”へと格上げ、それに伴い以前は招待状が必要だった登録が全ユーザーに開放された。
検索トップページにも、『Google+』へと誘う矢印が! 早速、Google+の基本機能から、ベータ版で実装した新機能をみていこう。
■なんでも気軽に投稿・シェアできるストリーム
Google+のメインとなる画面は、友人が投稿・シェアしたコンテンツが時系列に沿って表示される、“ストリーム”と呼ばれるスペースだ。ここに表示されるコンテンツにコメントを付けたり、“+1”と呼ばれるフェイスブックの“いいね!”に当たるボタンを押したりすることで、気軽に友人とコミュニケーションできる。
ストリームはツイッターにおけるタイムライン、フェイスブックにおけるニュースフィードに相当するもので、現在のSNSの主流となっている“ひとつの画面を眺めているだけですべてのアクティビティーが完結する”インターフェースだ。
他サイトへのリンクはアドレスを文字入力欄に“ドラッグ・アンド・ドロップ”するだけで作成でき、ストリームに見出しとリンクが表示される。
写真を投稿すると、かなり大きめに表示され、そうとうインパクトがある。GIFアニメの表示にも対応しているので、いきなり動き出してびっくりすることも。
また写真をクリックで、専用のインターフェースとなり、下部のサムネイルをクリックすると別の写真を次々と閲覧できるようになる。また画面右側のコメント欄でチャットのように会話を楽しめる。
YouTubeの動画やFlickrの写真といった、対応する他ウェブサービスのコンテンツをそのまま表示可能。
■友だちはサークルで分類
Google+の友だち登録は、サークルと呼ばれる“友だち”、“知人”などに分類した丸い枠に、他ユーザーを登録するかたち。この作業は相手の許可なく行なえるので、FacebookよりもTwitterでフォローするのに近い感覚だ。ひとりのユーザーを複数のサークルに入れられる。
ストリームをサークルごとに分けて表示できる。人数が多くなってきたときに便利な機能だ。
特定のサークルに向けて投稿を絞ることも可能なので、会社とプライベートで投稿内容を変えられる。
相手が自分のことをサークルに入れる際にきちんと認識できるよう、プロフィールにはしっかり情報を書いておこう。
■ソーシャルゲームやビデオチャットも
Google+にはブラウザーで遊べるゲームがたくさん。友だちとスコアーを競ったり、協力してゲームを進められる。
ビデオチャットルーム『Hangouts』では、最大10人が同時にビデオチャットを楽しめる新機能が追加された。全員で同じYouTubeの動画を見ながら会話するといったユニークな使い方も可能だ。
■Android端末との相性もバッチリ!
もちろんグーグルの製品なのでAndroid端末との相性もバッチリ。Android用アプリはiPhone用アプリよりも新機能の実装が早い印象だ。
現時点で、Google+には企業アカウントがまだ用意されていないこともあり、よく比較されるのはフェイスブックではなく、ツイッターだ。とはいえ、フェイスブック側はGoogle+をかなり意識しているようで、最近、矢継ぎ早に新機能やUIの変更を行なっている。
果たしてGoogleは検索同様ソーシャルメディアでも存在を示すことができるようになるのだろうか。引き続き注目していきたい。
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