一般公開初日の9月2日は金曜日だったが、2日目、3日目は週末ということで、来場者も増え、人気製品には行列もできるほどである。
展示場“Messe Berlin”の歴史を感じさせる北側の正面玄関。土日は日中の気温が25度を超えて、暑くなった。 |
ソニー
発表製品が多いソニーのブースは一番人気でいつも混雑しています。こちらは先にレポートした参考出品のAndroidウォークマンの赤モデル。 |
米国で発表した電子双眼鏡は、想像していたより大きいのですが、一度覗くと絶対欲しくなると思いますよ、ジャイアン鈴木ならば。 |
3Dのヘッドマウントディスプレーも体験すると、これまでの他社製品とは一歩先をいく美しさ。これ系で、はじめて欲しくなりました。 |
こちらはグラスレスの3D液晶を搭載したVAIOを参考出品です。東芝の製品と同様に、カメラでユーザーの顔の位置を認識して、表示をズラスという手法を使っています。ただ、東芝のノートとはちがって、2Dと3Dの切り替えは液晶面の前のパネルを手動で取り外さなければいけません。 |
サムスンに異変?
パッカードベル
パッカードベルのブースでは、老いも若きもカーレースに夢中。と思ったら、10.1インチのハニカムタブレット『G100』を発見。『ドルビーモバイル』に5Mのカメラ、マイクロSDスロットにGPSと機能は満タン。背面は光沢仕上げで高級感もある。
明るいハンディープロジェクター
台湾のQUMIが発表した、手のひらサイズのハンディープロジェクターは、TIのDLP素子を使い、光量も高い。豊富なインターフェースも自慢だ。
レノボ Tablet
レノボはUltrabookとともに、日本ではすでに発売している10.1インチの『ThinkPad Tablet』と『IdeaPad Tablet K1』、そして、中国向けに発表している7インチの『IdeaPad Tablet A1』を欧州向けに発表した。写真は7インチの『A1』で、なんと価格は199ドル(約1万5500円)というお求め易さ!! |
裏面は光沢の白で、カバーやホルダーも一緒に展示しているのだが、液晶保護シートのパッケージには日本語表記が……、期待。
Intenso
Intensoも8インチのタブレットを発表です。なんか画面が四角いですね。はい。800×600ドットだから、なつかしの4対3比となっています。CPUはCortex A8の1GHz版で無線LAN、ミニUSB、マイクロSD、HDMIとおなじみの入出力がそろっていますが、HDMI出力の場合、縦横比はぼうなるんでしょうか? 知りたい人は199ユーロ(約2万2000円)で買いましょう。
右の写真のUSBメモリーは女性向けということですが、どういうふうに刺さるのでしょう。
あの『Boogie Board』が保存できるようになった!
『Boogie Board』という世界的にスマッシュヒットを飛ばした電子ペーパー。手前にある現行モデルは、日本でもキングジムが販売しています。今回発表したのは、そのうしろにある10.5インチの『BoogieBoard eWriters』。SAVEボタンを押すと、画面を保存できるというもので109ユーロ(約12000円)です。 |
AMDはやっぱり“赤”
AMDのブースでは同社のCPUやGPUを搭載した製品を並べていました。大画面でゲームを表示して、速度をアピールです。 |
ちょっと静かなモバイルペンブース
こちらはモバイルペンを発売している中国YIFANGのブースです。どんなサイズのタブレットでもOEMできますよということです。 |
PocketBook
電子書籍リーダーで有名なPocketBookブースは、やや熟年のお客様が多いですね。ソニーのブースでも、TabletとReaderが並んで展示してあるんですが、明らかに年齢がちがいます。 |
でもって、こちらがPocketBookの新製品『A10』。10インチのカラー液晶搭載で670グラム、24ヵ国語でテキストの読み上げもできます。
っていうか、ホームボタンを押したら、アンドロイドでした。でもこういう独自ボタンをつけて、独自アプリを搭載して売るのもいいですよね。10月に欧州で300ユーロ(約3万3000円)で発売だそうです。
白物家電もあります
はい、IFAでは3年前から白物家電も参加できるようになりました。左は省エネの掃除機ですが、かなりでかいです。右の写真は、業務用ではなく家庭用の省エネアイロン。ドイツは電力輸入国ですから、すべて新製品は省エネがテーマです。
エスプレッソメーカー
新製品のエスプレッソメーカーは2杯同時抽出です。ヨーロッパではコーヒー豆の粉を封じ込めたパッドを使う製品が一時期はやったのですが、今は自分のお気に入りの豆を投入できるこのタイプが主流だそうです。ちょっとでかいですが。 |
シーメンスの洗濯機
シーメンスの目玉商品で、北入り口にある巨大洗濯機の実物がこれです。i-Dosという知能をもったのが特徴で、洗濯物の重さ、繊維の種類、汚れの種類を自動感知して、年間の水使用量を7062リットル節約してくれるそうです。 |
SIGMAブース
われらがSIGMAは屋外トレーラーで出展です。巨大望遠ズームは屋外のほうが試しやすいですね。 |
フィリップス
フィリップスのテレビは、背面にカラーLEDが仕込んであるのが伝統。表示する画像を認識して、それに合った色を壁面に投影するのです。これはシネマスコープなどの映画にあわせた21:9という横長テレビで、3D対応版が登場しました。 |
フィリップスが発表したAndoroidスマートフォン用のスピーカ3種。いずれもミニUSB端子を備えていますが、各社のスマホに対応しているのがミソ。っていうか、接続しているのに音楽データはブルートゥースで送るしくみだそうです。アイデアですね。
ビクター 4Kカメラ
ビクターは4K対応の3Dカメラを参考出品していました。東芝のブースではこのカメラを使って、自社の4Kテレビにモデルさんをライブ出力しています。 |
フォード&マイクロソフト
こちらはフォードのブースで、マイクロソフトと共同開発したカーナビが売りです。
音声認識が売りで、「ママに電話」、「コーヒーショップを探せ」と喋ると実行してくれるそうです。「カメラを買って」や「彼女を紹介して」はありませんでした。
AV系いろいろ
初日は電源の入っていなかった、プレステブランドの24インチ3Dテレビが試遊可能になっていました。1台のテレビで2人が異なる画像を見てゲームをするデモです。 |
こちらは先日アンドロイドタブレットも発表したと紹介したHANNspreeのテレビですが、なんとタッチセンサーとAngreeBirdを内蔵しているそうです。内蔵OSの種類は教えてくれませんでしたが。 |
エルビス・プレスリーのサイン入りアメ車が会場を走っているのですが、カーオーディオメーカーの体感車でした。オープンカーで音質とかわかるんでしょうか? |
AV系も強い東芝ブース
東芝は世界初の4K2K(3840×2160ドット)のグラスレス3DTVを発表して、欧州では2011年内に発売します。そのデモはシアター型で、この行列が注目度をあらわしています。 |
東芝は海外では小型ビデオカメラを販売していますが、これは最新のポケット型HDカメラ『CamerioClip』。43×80×16ミリというサイズと、黄色や赤がかわいくていいです。ドイツでは100ユーロ(約1万1000円)で11月に発売。
キヤノンとエプソン
キヤノンとエプソンは日本でも発表した新型プリンターの冬モデルの欧州版を展示していました。ドイツ人は多色モデルを気にしているようで、日本に近いですね。
ポラロイド型プリンター付きカメラ
ポラロイドの新型カメラ発見です。液晶がついていることからわかるように、デジカメとプリンターを合体させたものですね。でも、このポラロイドらしい形に仕上げているのがうれしいです。10月に269ユーロ(約3万円)で発売。 |
欧州のメジャーメーカー MEDION
ノートPCから電子ブックリーダー、ネットブックまでなんでも売っているのが、レノボと提携を発表したドイツのMEDIONです。
タワー型のデスクトップも売っていて、ドイツのプレスの人に聞いたら、こちらでは超有名だそう。
めずらしいメーカーも
こちらはARCHOSの8インチタブレットで1024×768ドットというなつかしのアスペクト比。デュアルコアCPU搭載で250ユーロ(約2万8000円)から。 |
Rolleiのブースでは21倍光学ズームのデジカメをデモしていました。 |
こ、これは!?
むむ、このシンボルはひょっとしてアレでしょうか? |
レッツ ビアー!
はい、そうです。ドイツの秋といえばオクトーバーフェストというわけで、会場内にテントを設営して、海外のみなさまにもビールを飲ませようという作戦。 |
ぐるぐるブタくん
自動回転するブタくんが俺を誘い込むのだった。 |
ブタくんと戯れていたら、すっかり仕事のことは忘れてしまい……。
だらだらレポート(3)に続きます~
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