アイドルの祭典『TOKYO IDOL FESTIVAL 2011 Eco & Smile』(TIF2011)が8月27日と28日に東京・お台場で開催。今回の目玉のひとつが、アイドリング!!!の各期別ユニットによるライブだ。
本稿ではデビュー5年の思いをステージにぶつけた1期生による“1st アイドリング!!!”のライブを詳報する。また、同じく1期生の外岡・横山によるライブの模様もお届けしたい。
これが初めてのステージとなる“1st アイドリング!!!”。5年にわたりグループをけん引してきた1期生5人が、懐かしの水色衣装で登場だ。 |
●1stアイドリング!!! @ DOLL FACTRY(28日 11:50)
2006年10月30日に、CS放送のフジテレビ721(現・フジテレビTWO)で放送開始した『アイドリング!!!』。同番組の出演者であり、成長中のアイドルであるアイドリング!!!も今年で、デビュー5年目となった。
参考画像@ 2007年8月24日のシークレットライブ。今回の衣装がこれと同じであることがわかる。左から横山、フォンチー、谷澤、外岡。 |
3号・遠藤舞(まいぷる)。 |
6号・外岡えりか(とんちゃん)。 |
7号・谷澤恵里香(やざぱい)。 |
8号・フォンチー(チーちゃん) |
9号・横山ルリカ(ルーリー) |
曲間のトークでは観客を完全に自分たちの世界に引きずり込んでいた。このトーク力の高さが1期生の強さ、かつ魅力なのだ。 |
その成り立ちゆえ「テレビ局に守られている」と揶揄されることもあったが、実際には球体展望室でのライブにお客さんが3人しかいなかったこともあるなど、メンバーたちは苦渋の日々を送っていたのが事実だ。
その後、2期生の加入に合わせて“1期生”と呼ばれるようになった彼女たち。この1期生の努力があってこそ、いまのアイドリング!!!が、ひいては今回の TIF2011 があるといっても過言ではない。その歴史を知る古参ファンも、1期生時代を知らない新規ファンも、1期生5人だけによる初のステージを、心待ちにしていた。
スタッフさんが用意したサングラスと手袋を身に着ける1期生たち、ということは……。 |
5人が歌ったのは氣志團の『One Night Carnival』。まさにこのライブは、今夜限りのワンナイト・カーニバルだ。 |
『One Night Carnival』 |
『One Night Carnival』 |
ビシッと最後を決めた。中央の横山はリハーサル時に、上げた腕が反り返りすぎて振り付けの先生に注意されたとか。 |
そんな1stアイドリング!!!のステージは、おニャン子クラブの『セーラー服を脱がさないで』で幕開け。番組初期のオープニング曲であり、なにより彼女たちが初めてテレビ番組のなかで披露した曲でもある。その瞬間、ステージ上は2006年に戻っていた。
「最初のころはライブに3人しかお客さんいなかったよね」といったトークが続くなか、満員の観客を見て感極まり、涙を浮かべる谷澤。 |
その涙が外岡にも伝染。5年間走り続けてきた彼女たちにはいま、この場で涙を流す権利がある。 |
リーダーの遠藤が2人を慰める。こんなときに頼りになるのが、常に動じないまいぷるなのだ。 |
百花繚乱アイドリング!!!
ここで「いちばん最初にもらった曲」である『百花繚乱アイドリング!!!』を披露。もちろんAメロ直前には「フォンチー!!!」の大合唱だ。 |
いま誰よりもキラッキラッとしている彼女たちが、歩きたかった花道をグイグイと練り歩く! |
奇跡のこのステージで、ハナマル100点のパフォーマンスを展開! ボクらもいつでもそばにいるよ! |
ガンバレ乙女(笑)
そしてラストはもちろん、奇跡の名曲にしてデビュー曲の『ガンバレ乙女(笑)』。 |
デビュー5年の思いを込めて、このステージにココロ弾ませ歩き出そぅ。GO! GO! |
360度グルリ取り囲んだファン様に向けて、ハッピーの予感を背中に感じながら万感のステージングを展開。 |
満員のファンといっしょに記念撮影!
すべての曲が終わり、感極まったフォンチーがファンとの記念写真を提案。カメラマンも戸惑いつつ、ステージに上がって撮影に臨んだ。 |
満員のファンとの記念撮影。本当に素敵な光景だった。この日の笑顔が未来を照らすであろうことは間違いなし! |
ファンの声援に両手を挙げて応える1st アイドリング!!!。まさに夏フェスのステージにふさわしい光景だった。 |
■セットリスト■
セーラー服を脱がさないで(おニャン子クラブ)
ONE NIGHT CARNIVAL(氣志團)
White Love(SPEED)
EQUALロマンス(CoCo)
百花繚乱アイドリング!!!
ガンバレ乙女(笑)
●ERICA & RURIKA @ DOLL FACTRY(27日 21:45)
1期生の同期コンビで、女子大生コンビでもある6号・外岡と9号・横山のデュオが、2人だけによるライブを開催。お互いに厚いファン層を抱える人気者とあり、夜のステージは熱狂した観客で満員となった。
準メイン会場の“DOLL FACTORY”で開催された、『ERICA & RURIKA』のステージ。1期生の大学生同期コンビが魅せた! |
花道を利用して立体的なステージを展開した外岡と横山。2人だけでこの広い会場を支配する存在感はさすがだ。 |
満員の観客に拍手を要求するERICA & RURIKA。貫録のステージングにファンもノリノリだ。 |
デビュー当時は中3だった2人も、いまや大学2年生。学生とアイドルを両立し、ドラマや映画に活躍の場を広げる2人の可能性は果てしない。すでに大物の風格を備えながら、まだまだ発展途上でもある彼女たちに、ファンは熱い声援を送っていた。
衣装はブラックとホワイトの対比で決めてみせた。異なる魅力をもつ2人のケミストリーがおもしろい。 |
笑顔でファンに応える2人。本人たちもファンも、充実したステージを満喫することができた。 |
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