現WiMAXユーザーのジャイアン鈴木です。対応モバイルWiFiルーターを便利に使っていたのですが、今年のはじめに『秒速5センチメートル』とオーバーラップする僻地に引っ越しまして、通信エリア的な不満が出てきました。
それと、埼京線ならともかく、湘南新宿ラインとか宇都宮線に乗ると、結構なスピードが出ているので通信が途中で切れるんですね。というわけで買い替えの検討を始めた次第です。
そんな話をつらつらと週アス編集部の山口に話したら、敏腕ぶりと豪腕ぶりと辣腕ぶりを発揮して、Xi(LTE)対応のドコモ端末『L-09C』、シリーズ最速のイー・モバイル端末『Pocket WiFi(GP02)』を用意してくれたので、私物のWiMAX端末『AtermWM3500R』と『GALAXY SII SC-02C』(友情出演)を加えて通信速度を計測することにしました。
ドコモ『L-09C』 |
下り最大37.5Mbps、上り最大12.5Mbps、連続通信時間Xi時約6時間、FOMA時約8時間 |
イー・モバイル『Pocket WiFi(GP02)』 |
下り最大42Mbps、上り最大5.8Mbps、連続通信時間約4.5時間 |
WiMAX『Aterm WM3500R』 |
下り最大40Mbps、上り最大10Mbps、連続通信時間約8時間 |
ドコモ『GALAXY SII SC-02C』 |
下り最大14Mbps、上り最大5.7Mbps、連続通信時間約7.16時間 |
GALAXY SIIはべつとして、ほかの3機種は周波数帯、電波状態、ハンドオーバー性能は異なるものの、下りの最大通信速度は40Mbps前後です。ただ、これはあくまでも規格上の最大速度(ベストエフォート)。実効速度は計測してみなければわかりません。
今回計測した場所は、自宅(東大宮)、東大宮駅、浦和駅~赤羽駅間、上野駅、秋葉原駅、飯田橋駅、編集部(飯田橋)で、浦和駅~赤羽駅間では車両が最高速度に達した走行中に計測しました。
東大宮駅 |
浦和駅〜赤羽駅間 |
上野駅 |
秋葉原駅 |
飯田橋駅 |
編集部(飯田橋) |
計測に使用したのはGALAXY SIIにインストールした回線速度計測アプリ『Speedtest.net Mobile』。L-09C、GP02、WM3500Rについても、WiFi接続したGALAXY SIIで計測を行ないました。
なお、計測はそれぞれ1回のみしか実施しませんでしたが、テスト環境として過酷である浦和駅~赤羽駅間走行中については2回計測を行ない、どちらの結果も掲載しています。
Ookia『Speedtest.net Mobile』 |
↑回線の実効速度を計測するアプリ。計測後、結果をCSV形式でメール送信できるので非常に便利です。 |
結果は以下のとおりです。
言うまでもなく今回計測した場所、状況は、私個人に特化しているもので、皆さんそれぞれの生活圏に合致した部分のみ参考にしてください。
それを前提に私個人としての結論は、現時点では圧倒的にGP02がベストの選択と言えそうです。上野駅と会社(飯田橋)を除けば、ダントツの実効速度を叩き出しています。
GP02買います! |
ただ、上野駅でL-09Cが記録した下り10088kbpsは見逃せない実効速度です。Xiエリアがさらに広くなれば、有力な選択肢となるでしょう。まずはGP02を購入して、2年後のXiエリアに期待します!
L-09C
キャリア:ドコモ
製品公式サイト
Pocket WiFi(GP02)
キャリア:イー・モバイル
製品公式サイト
Aterm WM3500R
キャリア:WiMAXサービス各事業者
製品公式サイト
GALAXY S II SC-02C
キャリア:ドコモ
製品公式サイト
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