検索サービス“NAVER ”やハンゲームを運営し、またライブドアを傘下にもつ韓国ナンバーワンのウェブサービス会社“NHN”が日本のプレス向けに韓国本社ツアーを行なった。訪れたのは、韓国・盆唐(ブンダン)というソウルからクルマで約30分の土地。ここは政府が積極的にIT系の会社を誘致しているテクノバレーで、また高層住宅も非常に多いところだ。駅前には、洋風のカフェなども目立つ。
'10年3月に誕生したのが、NHNの本社“green factory”。総工費は約250億ウォン(約18億5200万円)。地下8階、28階建てで、現在2500人以上の社員が働いている。
空間を見れば、その会社がわかる。コミュニケーションを重視するという同社の基本コンセプトがこの社屋に凝縮されているという。
1~2階は一般の人にも開放していて、ホール、ストアー、図書館、展示スペース、そのほか記者向けのプレスルームもある。
1階入口の隣には“NHN STORE.”があり、NAVERやハンゲームなどのブランドロゴをあしらった同社のグッズを売っている。
2万冊のウェブ、デザイン関連の本を貯蔵する図書館。まさに図書館とひと目でわかる入口。貸し出しはしておらず、中で閲覧できるだけだ。定期的に広告やデザイナーに特化した展示を行なっている。ブックセレクターと呼ばれる、読書好き社員のオススメ本の展示もしている。
1~2階吹き抜けの開放感あるスペースで、世界中の最新のIT・デザイン誌が置かれている。週アスはむむっ? 無いようですが、『日常』が表紙の『Newtype』は見つけました!
2階の展示スペースでは、注目のMMOゲーム『TERA』の原画展を行なっていた。
アンケートで人気キャラを投票。やはり女性キャラが人気!?
執務スペースなど、家にいるよりも会社にいるほうが長いので、健康的で快適な空間をつくっている。空調は床から噴き上がる仕組み、プリンターなどは囲んで排気が直接触れないようにし、きれいな空気を保っている。ここは奇妙な照明のブレストルーム。雰囲気柄、ここで誕生会やパーティーを開催したりするとか。
16Fの会議室はメルヘンな外観。ただ、会議が長引かないよう、わざと座り心地の悪い椅子を使っているという。この日は会議室前のスペースで誕生会を行なっていた。
社内の案内や標識は直感的にわかりやすい。住所のように番号が付いていて、自分の席を人に伝えやすいようにしている。
日本でも注目のMMORPG『TERA』のポスターを社内で発見。
トイレで歯磨きしたくないという社員の要望でつくられた歯磨きルーム。わきに各社員の歯ブラシセットが置かれていた。
社員の要望で強かったコーヒーメーカー。本格的でこれはうらやましい。弊社にもほしいところ!
メール室もまるで銀行のようにスタイリッシュ。ちなみに本当の銀行もある。ほかに年ごろの社員が多いことからも、ウェディングプランナーまで常設している。
4Fは1400人が同時に使えるカフェがある。エレベーターを降りると良い香りが広がる。エレベータールームは檜(ひのき)で覆っており、接着剤なども使っていないという。
カフェにはレゴの遊び心あるテーブル。これは特注で、日本から取り寄せたモノ。社員は常に手を動かしていたい人が多く、人気の場所だとか。
サーバーが送られてきた木材を再利用したテーブル。とても梱包に使ったものとは思えないくらいマッチしてます。
外にもテーブルが。ここは気持ちよさそうだ。
コーヒーの“ガラ”を無料で持ち帰れるよう、ビニールを設置。自宅で消臭剤などに使うとのこと。
本物の植物がおかれて、池には魚も泳いでいる。癒やされる空間。
カフェでは最新のガジェットに触れられる。スマートフォンからタッチ液晶のPC、最新の入力デバイスを展示していた。
中でも驚いたのが、ソニー製のグーグルTV。まさか初体験できるとは! 触ってみましたがイマイチ使い方がわからず断念。リモコンはキーボード付きでコントローラーふうでした。
おなじみファミリーマートが社内に! スマホ関連のアイテムも売っていて、保護シートがはがれたといった事態にも即対応可能!
地下1階は社員食堂。入口でこの日のメニューが表示。数字に従って移動し、受け取る仕組み。おなじみですね。
もちろん、山盛りのキムチが! サラダのところにもカクテキから数種類のキムチがそろっていました。
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