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「アンドロイドが標的にされている」シマンテックがセキュリティー説明会を開催

2011年07月20日 09時00分更新

 シマンテックは、スマートフォンなどのモバイル端末についてのセキュリティー事情とこれからの展望について説明会を実施した。
 

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↑モバイルのセキュリティーについて解説する、米シマンテック コンシューマビジネスユニット シニアプロダクトマネージャー マーク・カノック氏。『ノート360』の製品管理主任で、個人情報盗難防止サービスの調査、事業企画のリーダーも兼任している。


 アンドロイドやiPhone端末には何十億ものアプリが提供されていることから、“トロイの木馬”などPCでは古典的といわれるウィルスソフトがモバイルへと移行しているのが現状だという。特にアンドロイド端末が標的にされるケースが増加傾向で、原因はセキュリティー(安全なアプリかどうかの認証)をユーザー自身にまかせているためだ。そのため、アンドロイド端末でウィルスに感染すると、他の端末へ広がっていく恐れがある。一方のiPhoneの場合はセキュリティーがある程度しっかりしているため、ウィルスが拡散されるケースが少ない。

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↑アンドロイドマーケットに悪意のあるコードを入れたアプリが公開されていることもある。
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↑通常のアプリに悪意のあるコードを挿入、再度マーケットにアップしておくだけで広まっていく。これらの作業は通常の開発ツールでできてしまう。


 そこで、シマンテックではセキュリティー技術“モバイルインサイト”の研究、開発を進めている。アプリがどのような個人情報にアクセスしているのかなどを分析、それが必要なものなのかどうかを検証しているという。

 PCを始めスマホやタブレット、ゲーム機などインターネットに接続している端末すべてをクラウド上で管理し、セキュリティー保護する“ノートンエブリウェア”システムへと発展させていくのが最終的な目標だとした。

 

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↑Norton Everywhere構想として、スマホやPCのほかにテレビやゲーム機などインターネットに接続している端末すべてをセキュリティー保護していく。




 説明会の後半は今秋発売予定の『ノートン2012』を紹介。クラウド上で個人情報を管理する“ノートンIDセーフ2.0”やウェブ経由で複数PCにノートンをインストールする“ノートンマネージメント”機能などデモを交えて解説した。

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↑ウェブ経由で複数台PCにノートンをインストール、有効期限の管理が行なえる“ノートンマネージメント”。現在配布中のβ版には入っていないが、2012に搭載予定の新機能だ。
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↑ノートン2012のメイン画面デザインはシンプル。今すぐスキャン、ライブアップデート、拡張表示の3項目だけで分かりやすい。
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