アップルはWWDCで、iOSの最新版『iOS5』やクラウドサービス『iCloud』、Mac OS Xの次期バージョン『Mac OS X Lion』を発表した。
↑WWDC基調講演で『iOS5』や『iCloud』、『Lion』の発表をするジョブズ氏。 |
iPhone、iPad、iPod touch向けの最新版『iOS5』は今秋にリリース予定。200以上の新機能を採用する予定で、ひとつの場所で途切れることなく通知を閲覧、管理する“Notification Center”、テキストや画像、動画をiOSデバイス間でやりとりできる“iMessage”、新聞や雑誌コンテンツの購入・購読管理ができる“Newsstand”、そして同時に提供される『iCloud』との連携機能などが搭載される。
『iOS5』のNewsstand |
↑新聞や雑誌コンテンツを購入・購読できるiOS5の新機能。 |
新しい無料クラウドサービス『iCloud』は、最大5GBの容量のオンラインストレージが利用でき、iPhoneやiPad、iPod touch、Mac、Windows PC上でシームレスにデータの共有・保存が可能になる。iOS5と共に今秋提供予定。
無料で5GB容量を提供する『iCloud』 |
↑Apple IDさえあれば無料でクラウドサービスを利用できる。 |
また、『Mac OS X Lion』を7月にApp Storeで提供することも発表。新しいマルチタッチジェスチャー機能やアプリケーション管理が手軽になる“Launchpad”の搭載、Mailアプリも設計から見直され、検索機能の強化など新しくなった。そのほか、作業中の書類を自動保存するオートセーブ機能、近くのMacを見つけてワイヤレス接続経由でファイルのやりとりができる“AirDrop”などの機能を新たに搭載する。アップグレード版の価格は2600円。
『Mac OS X Lion』のMailアプリ |
↑より強力な検索機能を搭載するなど、使い勝手が向上している。 |
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